超メモ帳(Web式)@復活

統合失調症を患い、はてなからも逃亡。現在、復活のため準備中。


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みんなそんなに異世界行きたいか?

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アベマTVで『Re:ゼロから始める異世界生活』見ているの。放送していた時は見れなかったから。感想としてはわりと普通の異世界ファンタジーじゃないの?って感じ。なんか、ニコ動で絶賛しているコメが多かったから期待はしていたんだけど、何が面白いのかよくわからない。まぁあそこのコメントを真に受けていると色々と勘違いすることが多いからなんとも言えん。それにしても異世界ファンタジーって佃煮にできるぐらいに小説家になろうで出てきているけど、何がそんなに良いんだろう。僕自身、ラノベ作家ワナビの物書きもどきだから多少、考察してみよう。


ファンタジー小説自体は嫌いではない。指輪物語とかナルニア国物語とかは好きだった。だけど、現状のなろう界隈のファンタジー小説って中世でエルフやドワーフなどがいる、典型的なJRPGのゲーム世界の様な世界観ばかりだ。ハイファンタジーが好きな僕としては食い足りない。そもそも、読み手に労力を掛けない展開が推奨されていて、主人公に努力をさせない物語が主流である。これをKADOKAWAの社長がこんな風に言っていた。

 ライトノベルの主人公は努力しちゃダメなんです。読む側が自分を投影できなくなるからです。ヒロインは都合よく向こうからやってくる。超能力などの能力は、いつのまにか勝手に身についている。今のライトノベルの多くが、そういう設定で書かれていますよ。
――恋人や能力を努力して勝ち取るのではなく、何もしなくても、いつの間にか恋人と能力を手に入れているという設定でないと売れないということですか。その努力の過程こそが、今までは物語の根幹だったはずなのに。
 そうです。今は努力できる立派な人物が主人公だと、読む側が気後れして感情移入できないんですよ。主人公は読者と同じ等身大の人間。そして、主人公に都合のいい物語を求める傾向が進んできた。文学の世界でもそうなってきていると思います。


人間関係を壊す人工知能…ドワンゴ(前編) : YOL-ON : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/2


僕的にはラノベ界隈の一ジャンルだけで文学の世界全てを総括してしまうこの言葉にはイラッとくるのだが、最近のオタク文化を牽引しているKADOKAWAの社長がこんな考え方をしているということは考えておかないといけないだろう。最近の若者(なろう界隈のみ)を見ていると、テンプレ通りの物語を好んでいるのはわかる。


だけど、作者の方が読者に迎合して、読むのにカロリーが要らない物語ばかりを書いていては駄目だと思うんですよね。それにテンプレ通りの物語が文学の主流になっていくのは文化の衰退を招くだけではないかと思うのです。物書くものたちは読み手を牽引するためにそれなりに思考の強靭さを持っていないといけないと思うのです。読み手と共に成長していく主人公というのはジュブナイル小説には必要だと考えている。


anond.hatelabo.jp


ここの増田は良いことをいっていた。異世界召喚は流行りの流れの一つなんだろうね。これからのオタク文化全体に新たな流れが出てくるだろう。流行りに流されない強靭な物語を創作者は心掛けるべきだろうね。異世界召喚のテンプレ物語であろうとも、根本を流れる主軸に本気の思想がない物語は多くの人に読まれないと思う。良い書き手というのは読み手の想像以上のサムシングを与えてくれるものだ。どうせ書くんだったら、読む人に多くのものを与える物語を書きたいなと思うものだ。

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