超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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なんかゴルスタ運営のスプリックスが再炎上してる。

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特に恨みは無いが、あまりにも阿呆な行動をしているので面白半分に拡散させてもらおう。炎上していたゴルスタ運営のスプリックスが批判的な内容のブログに脅しを掛けてるんだってさ。「忘れられる権利」周りは僕の興味を持っている範囲でもあるので書いとく。

 

ゴルスタという中高生向けSNSが炎上したのは8月である。これはチラッとしか読んでなかったけど、今回の騒動で思い出した。

 

togetter.com

 

詳しくしりたいのなら上記Togetterでも読んでもらったほうが良いが、運営批判をすると即アカウント凍結されて反省文を書かないと復帰できないというトンデモな運営を実現していたSNSである。一説にはゴルスタは『ゴルバチョフスターリン』の略であるという。

 

ちなみにこのゴルスタ個人情報流出から9月5日に閉鎖されている。

 中高生限定のスマートフォン向けアプリ「ゴルスタ」で、アプリを以前使っていたユーザーの個人情報である氏名を、アプリ運営会社がSNS上に意図的に書き込んだことが物議をかもし、25日から炎上している。


 アプリの運営会社「スプリックス」(東京都豊島区)の常石博之副社長は26日、読売新聞社の取材に対し、同社の担当者がゴルスタの公式ツイッターアカウントで、ゴルスタを批判していた元ユーザーの氏名を書き込んだ上で、「警察に通報します」などと警告したことについて、「この事実に対しては、当社のミスでした。深夜でもあり、担当者がヒートアップしてしまったためです。深くお詫びいたします」と謝罪した。


 また、アプリの利用規約の「クレジットカード情報」を収集するという記載についても、「保護者のクレジットカード番号が必要なのか」などとSNS上で指摘されている。この点について、常石氏は、利用規約でクレジットカード情報を求めていたことは認めたものの、将来的に課金コンテンツを設置した時に備えたもので、「いままでクレジットカード番号を入力した人はゼロ」と回答。26日現在、その部分は利用規約から外されている。


中高生向けアプリ「ゴルスタ」 個人情報書き込みで謝罪 : まとめ読み「NEWS通」 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

同アプリは「全国の中高生と友達になれる」という触れ込みで2014年10月にサービスを開始。先月、アプリの運営方針を批判した元利用者の名前など個人情報を運営側が公式ツイッター上に書き込み、批判が殺到。先月31日には同社の公式サイト上で、一連の騒動についての「お詫び文」を掲載していた。


 スプリックスは「先般、ユーザー1名さまの情報を一部流出させてしまいましたことは既にご報告申し上げました。それ以降ゴルスタでは新規登録を停止し、運営方針が厳しすぎるのではというご意見に対する検証も含めて、運営管理体制を調査してまいりました」と今回の騒動についての経緯を説明。「その結果、一部運営担当者において、明らかにふさわしくない言動があったことを確認いたしました。この言動は、一部の運営担当者を再教育すれば解決するという問題ではなく、当然ながらゴルスタ運営、ひいては弊社全体の問題であると重く受け止めております」と運営側の不手際を認めた。


 続けて、「教育を生業とする弊社にとって、今回の調査結果は大変重く、直ちにサービス全体を終了する理由となりました」と同サービスの終了を発表。「停止・終了作業は一両日中には完了する予定でおります」としている。


中高生限定アプリ『ゴルスタ』サービス終了 運営が個人情報書き込みで騒動 (オリコン) - Yahoo!ニュース


散々に炎上した上で、アプリを閉鎖させてさらに今回、批判的な事を書いているブログに脅しをかけているらしい。

 

 

web.archive.org

 

www.jarna.jp

 

この様な感じである。

上記の内容は弊社が起こしてしまった不祥事に対する記事となっておりますが、
先日ご連絡させて頂いたとおり、
現在社内体制やコンプライアンスの規定を改定し、
不祥事が起こらないような体制を構築しております。


そのような状態にある現在、
御社が掲載している情報は弊社の終了したサービスを含め
弊社の企業名を掲載していることは公益を図る目的から明らかに逸脱し
明らかな名誉毀損にあたると判断できます。


名誉毀損の要件は、
公然と事実を適示し、名誉を棄損した場合に成立するとありますが、
1)インターネットという広く公開された場所であること
2)弊社が起こしてしまった不祥事についての記事
3)既に不祥事が発生してから相当数の時間が経過したこと
この3点の事実から名誉毀損が適用されると判断できます。


以上のことから記事の削除をご依頼します。


色々と言いたいことはあるが、精々2ヶ月程度で「既に不祥事が発生してから相当数の時間が経過したこと」としているのが噴飯モノである。情報を消したいのは分かるけどさー、この時期にこんな措置とは再炎上を図ったとしか思えない。言わなくても忘れられていたはずだよ。現に僕は上記のエントリーでゴルスタの事を思い出した。どう考えても、炎上への対策としては悪手である。

 

忘れられる権利というのがある。過去に犯罪などを犯した人がgoogleなどに働きかけて検索結果を消してもらう権利であるという。最近ではイカタコウイルス、原田ウィルスで2度捕まったウィルス製作者が弁護士を通じて、個人運営のブログなどに削除依頼メールを送りつけているらしい。ゴルスタ運営のスプリックスもそんな思惑で行動しているのだろう。

 

そんな情報は消せば増えるというのがネットの常識である。事実、メールを送りつけられた人たちが反駁のエントリーを上げている。却って悪印象を増しただけだ。しかしねぇ、はてなではあんまり告発記事はしない方が良いかもね。

 

hatena.g.hatena.ne.jp

 

はてなはそんなに庇ってくれはしないよ。運営はあっさりとアカウント凍結する。一応、一度は意見を聞いてくれるけど、企業としての立場があるのでそこまで個人ユーザへの肩入れはしてくれない。他のブログサービスではどうかはしらないけど、はてなでもそれほど簡単に犯罪者の実名などは書かない方が良いようだ。まぁ発信者の意見も聞いてくれるので、他のブログサービスよりは風通りは良いほうだけど。

 

ブログのような個人メディアでも、相手が実際に罪を犯した犯罪者であっても実名公開してしまうと訴えられるリスクがある。企業ならともかく個人メディアの苦しい所で、訴えられると訴訟の対策までは出来ずに泣き寝入りするほかない。出来る対策としては事実のみを淡々と述べて、危険そうな所からは逃げるのみかもね。逃げるのは別に恥じゃない。悪質な奴はどのみち長くは続かないものだ。報道の自由と忘れられる権利はケースバイケースでバランスよく行使されるべきだろう。現代はまだまだ倫理的にも成熟してはいない。

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