超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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僕が見た『本物』の話。

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バレンタインである。こんな流行り事なんざ滅びてしまえといいつつも義理チョコは有難く頂くのである。女性諸君は知っておいて貰いたいのだが、義理チョコは人道的立場からしても有り難い事なのである。高校時代に男どもがモテ無さ過ぎて集団的に自分でバレンタインのチョコを買うという悲しい流行に出会ったことがある。オトコは基本的にバカなのである。板チョコ程度でも神様の救済と同程度の尊敬を受けることが出来る。


さて、今日の本題もテーマはオトコはバカだということかな? 僕が出くわした本物の恐怖を綴らせていただきたい。


僕は百合男子ということを公言している。だが勘違いしないで欲しいのは女の子同士の絡みならば何でも良いという訳ではないのだ。


例えば、僕の趣味を知っている後輩が「先輩、こんなの好きっすよね?」とレズビアン物のエロDVDを持ってきたとする。そうすると僕は机にあったクリスタル灰皿で脳天をかち割って「バカヤロー、お前は本当にその年まで頭空っぽの方が夢詰め込めると信じて生きてきたのか!!」と訳の分からない恫喝をして、小一時間ほど普段の勤務態度を瑣末な小言で執拗にイビりぬいた上で、DVDを懐に収めた後、後輩を開放してやる。僕はそれほどの厳しさをもって百合に対して接しているのである。


いやまぁ、なんちゅーかですね百合とレズビアンは全然別物ですよ。百合ってのはたおやかでしっとりとして性の匂いがあんまりしないあくまでもファンタジーですよ。多分だけど、百合男子は実物でカップリング妄想はしないですよ。いや、まぁ僕が他の人の実体はあんまり知らないからする奴も居るかもしれないですけど、僕はしないです。なんというかね、腐女子の方でも淫夢本編で萌えたりしますかね? あれで萌えるとか言う奴がいたら特殊性癖でしょ? そういうことです。


そういうわけで僕はレズビアンは全然範疇外で理解できないのだが、過去に大学でアルバイトをしていた頃『本物』に出くわしたことが有る。僕のトラウマの一つなのであんまり掘り起こすのも嫌なのだが、面白いエントリーのために書いてしまおう。


コンピュータ運用関係でアルバイトをしていたことがあるのだが、そのときに勤めていた二人の先輩がレズビアンカップルだった。この頃の僕はまだウブでそういう関係があるという事もあんまり知らなかったのだけど、後々になって考えるとアレは相当に面倒くさいタイプの女どもだったということを思い出したのだ。


なんかね、僕の大学生の頃は腐女子もあんまり社会的立場が高くなかったのだけど、この二人は腐女子の上でレズビアンカップルだった。一人はガチガチのオタク系の女って感じで、もうひとりはヘビメタ系のコスプレをしているそれなりに美人な人だった。普通に見る限りには友人関係に見えるんだけど時々、オタク系の女が依存する態度で「蛇が絡み合うような態度で」イチャイチャしていた。二人でキスしているプリクラなんかを見せびらかしてきたりして僕は反応に困っていた。あれはどういう態度が正解なの? どういう心境でああ言うことをしているのか未だに理解できない。


なんというかね、この二人は腐女子でもあったわけですよ。僕がアルバイト先で上司の男性と話していたりすると、背後で視線を感じて振り返ってみるとこの二人でコソコソと笑いながら話し合いをしてたりするわけですよ。明らかにアレはカップリング妄想のネタにされていた。今になって思い出してみると、泣き笑いみたいな微妙な表情でため息しかでない。この二人にイビられていたからその後しばらく、多少、女性恐怖症になった。


そういう本物の厄介さというのは分かるからレズビアンは怖い。それにしても、腐女子レズビアンというのはどういう心境なんだろう? 相当厄介な拗らせ方をしないとそんな事はできないと思うのだが、多分、説明されても理解不能な話なんだろう。


女性と話しているときにたまにエグい話で盛り上がったりして、そういうときにどういう表情をしたらいいのか分からないのだ。僕も妹がいたり、それなりに彼女と付き合ったりしてきているわけだから女性がどんな考え方をするかというのは分かっているつもりなのだが、たまにどんな受け答えをしても怒り始める話題ってのがあったりして困るのである。事務所の代表からも「君は女性の心理が分かってないね」と指摘される。お兄さんは困ってしまう。


百合を愛する者というのは、女性に対してかなり強度の信仰みたいなものを持っている。女の子というのは優しくて健気で男が守らなければいけないという騎士道精神みたいなものを持ってたりする。童貞拗らせたタイプなんかも似たような考え方をするが、百合好きはファンタジーということを知った上で行動するから現実的な女性に対して幻想を押し付けることはしない。 兎も角、男は阿呆なんである。あんまイジメてやらないでください。

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