今日はこんなツイートをした。
そうだなぁ、セルフパブリッシングでもいいから20万字ぐらいの長編を書いて本にしたい。
— ゆきにー@はてなブログ (@yuki_20211) 2018年5月14日
これは人生の目標の一つかも。
僕は小説ワナビを名乗らせてもらっているが、必ずしも出版社が主催する新人賞などを通って商業出版で本を出したいというわけではない。自分自身の納得できる形の物語をまとめ上げる事に興味があるんだ。
これは自費出版とかでも良いのかな？とも思うんだけど、最近は電子書籍なら自分でamazonにてepub形式のファイルで販売することが出来るんだ。これをセルフパブリッシングという。
セルフパブリッシングについてはこのブログでも過去に度々書いてきたな。
テキストファイルと表紙の画像さえあればepub形式ファイルを作るのは別にでんでんコンバーターみたいなwebサービスでも出来る。段組みとかで見栄えの良い電子書籍にするためにはできれば一太郎が必要になってくるけど、別に必須という訳でもない。
書籍出版なんてよっぽどレベルの高い文章を書けなきゃ駄目なんじゃないか？って思う人も居るかも知れないけど、amazonでセルフパブリッシングで出版された本を適当に購入して読んでもらえばわかるけど、ブログの一つのエントリーの引き伸ばしみたいなうっすい内容の本も存在している。別に編集が付いているわけじゃないから内容はどんなものでもいいのよ。ブロガーの人なら今までの書いてきたブログの内容の総集編みたいな内容でもセルフパブリッシングでは構わない。
まぁ、僕は小説を書きたいからこういう形式では出版しないけどね。ある程度、自分が納得できる形での物語を編んで本にしたいなーって思ったのよ。今まで最長でも４万字程度の中編の作品しか書いてこなかったから１０万字以上の長編にチャレンジしたい。それこそ銀河英雄伝説ばりのスペースオペラなんぞ面白そうだよな。いや、別に長く書くだけならそんなに難しくないんだけど、それを破綻なく一つの物語として成立させるのが難儀なんだよね。僕はプロットとかで綿密に設定を構築して書き始めるんだけど、大概の場合、シナリオ通りには物語は動かない。何度も何度も読み返しながら矛盾点を無くして、細く書いた内容を修正しながら伏線を回収するようにしてようやく作品が完成する。
極端なことをいうと僕が小説を書くのは自分が読みたい物語を書くためであって、誰かに向けて書いた文章ではないんだよね。前、自分の創作はヘンリー・ダーガーの創作とダブることがあるみたいな内容のエントリーを書いたけど、あれは割とマジだ。
表現者というのは、社会的に評価された人だけを指すのではないというのは僕の持論だ。表現したい内面の真理に忠実に生きて、あらゆる手段で表現し続けた人は全て表現者だ。手段はイラスト、小説、プログラミングでもブログでも構わない。何かを書き記して、傷跡を残すことに意味がある。無論、それが世間に認められる事は幸福ではあるが絶対必要かといわれたらそうではない。無名で死んでいった表現者達にも意味はある。
だからヘンリー・ダーガーにも共感するのだ。内面の物語だけを人生の拠り所として、それを表現することだけに尽くした人生だった。彼は幸福とは程遠い生活を送っていた様だが、多分、その人生は満たされたものだった想像できる。物語を表現するというのはそれだけで幸せな事なのだ。誰にも読まれない物語でも自分自身で読んでいて楽しい。書いた作品を一番熱心に読むのは自分自身なのだ。
ヘンリー・ダーガーって人はそれこそ生涯に渡って世界一長い小説を執筆した人なんだけど、その作品は本人以外には理解不能の作品だったんだよね。でもまぁ、ダーガーは凄い幸せな人生を送った人だったんじゃないかって想像しちゃうんだよね。小説執筆は創造主の仕事だから書いている時は白昼夢を見てるような夢見心地なんだ。登場人物の吐息を感じられるぐらい直ぐ側に感じるようなものなのよ。
だから、まぁ、上記のツイートでは僕は自身の娯楽として長編小説の執筆をやりたいなーみたいな事を言っとるわけですよ。プロットを組み立てて、キャラクターの内面を構築して、明確な意図を持った文章を構築する。こういう創作する時を過ごすことが大好きなのよねぇ。
何れにせよ、毎日ちゃんと執筆する時間を作って少しつづ書かないと作品は完成しない。仕事やったりブログやったりしているとそんな時間はない。一日の時間が２４時間だと全然足りない。もうちょっと計画的に一日を過ごさないといけないだろう。
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