超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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今日読んだ本と、糖質制限本で思うことなど。

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今日は病院受診日だったんだけど、本当にやること無いんだ、あそこ。みんなタバコばっかバカスカ吸ってるんで臭くて最悪。僕は禁煙してからタバコの臭いが本当に駄目。あそこにいるのは全員ニコチン中毒なんで一日中安タバコを吹かしている。安タバコって特徴的な臭いがするよな。沖縄の低所得者層が吸うタバコは「うるま」か「バイオレット」。これは「わかば」とか「ゴールデンバット」みたいなもんだよ。安くてニコチンがキツイ煙草。沖縄県産だから免税されてて300円ぐらいで買えるんだ。精神病棟にいる患者は大抵ニコチンの感受性がおかしくなってるから、こういうキツイ煙草をチェーン・スモーキングしないと落ち着かないらしい。


あそこでうろついている人は妄想がキツくて入院レベルの患者しか居ないから話が面白くない。大体、話の内容が今日食べたご飯とか見た今流れているTVの会話ぐらいしか出来ないんだ。自分の半径5mの事にしか興味がない。一方的に喋るだけで会話のキャッチボールが成り立たない。我慢して話に付き合うと、自分まで気分が病んでくるから関わり合いになりたくない。


だから、本を持ち込んで読むぐらいしか出来ない。今日はTarzanの「ボリュメトリクス特集」とHanako FOR MEN 「vol.9 男の珈琲」、「炭水化物が人類を滅ぼす」を読んだ。


とりあえず、kindle unlimtedだと全部無料。



Hanako FOR MEN vol.9 男の珈琲。

Hanako FOR MEN vol.9 男の珈琲。



kindle unlimitedを契約しているから比較的雑誌をよく読むんだ。kindle unlimitedの有効な使い方ってこれぐらいしか無い気がする。オレンジページとかサイゾー文藝春秋Specialが無料で読めるんだ。僕は比較的Tarzanはちゃんと定期購読しているな。Tarzanはランニングとか筋トレやっている健康オタクが読む本。糖質制限とか筋トレにアンテナを張っている層なら読んでいると思う。僕は全然、不健康なんだけどTarzanは読む。これを読むとランニングしたくなるんだ。


ボリュメトリクスってのはグラム数あたりのカロリーを減らした食事をしようってダイエット法。和食はボリュメトリクスでみると理想的な食生活らしい。こういう痩せるレシピみたいのに興味がある。コンビニで買える食材でつくる時短メニューみたいのが沢山あったので目を通しておいた。んー、どうなんだろ。ボリュメトリクスでのレシピってのはカロリー計算に基づいた調理法なんだよね。僕が今やってるのは糖質制限なので、いまいち役に立たないところがある。まぁ、雑学的な情報として仕入れる分には問題ないか。


Hanako FOR MEN 「vol.9 男の珈琲」は東京のカフェ特集。フグレンとかあの辺りの店が紹介されてた。地方在住にはいまいち役に立たない。ドリップの仕方とかそういうのが紹介されているかなーと期待して購入したんだ。一応、コーヒーの淹れ方もあることにはあるんだけど2ページ程度。東京近郊の珈琲専門店などの情報が集まっているんで、東京住みには役立つと思われる。昔、渋谷に住んでたので、その時にこういう情報があったら役に立ってたかもしれないな。


「炭水化物が人類を滅ぼす」夏井睦著。読んでいて困ってしまった。糖質制限を話題のきっかけにして人類誕生から滅亡までを語っている本。読んでいて科学的根拠が間違っていないとは思うんだけど、論理の飛躍じゃなかろうか?って所が多々ある。トンデモ本と呼ぶほどエビデンスが無茶苦茶って訳じゃないんだけど、できればこの生命誕生の考察は、糖質制限とは離れた所で書いてほしかった。


生命誕生の考察は本当に壮大で緻密なSFでも読んでいるような感じで説得力があるのよ。例えば、現状の穀物生産の現状をかんがえ見るに化学肥料の大量使用で地質が汚染されてたり、地下水を組み上げたせいで塩害が発生しているため、人類のための安定した食料生産が近未来で途絶えるってのはなかなか目からウロコの知見だった。


なんで人間が穀物を食料に選んだのかを、生物学とか文化人類学にまで及ぶ多彩な学問を駆使して明らかにしていく。草食動物は体内にセルロースを分解する細菌を住まわせることで植物を栄養に変換できるのね。ホモ・サピエンスは体内に住んでいる細菌を調べると元々肉食動物。サル科は放浪型のコミュニティーを形成していて、一箇所に定住して農耕するような本能を持っていなかった。その本能を捻じ曲げたのがコムギの「甘さ」だったっていのが結論なんだけど、糖質制限ありきの牽強付会な感じがして結論でずっこけちゃったよ。


なんかね、糖質制限は確かに効果があるんだけど、眉唾の本がやたら多い。日本での糖質制限の開祖、高雄病院の江部康二先生の本を読んでみたけど、もにょった。僕の今までの人生では、特定の治療法が万病に効くと主張する医者をみたらトンデモと疑えという経験則がある。江部先生の糖質制限はまさしくそれなんでどうもイマイチ受け入れがたい。


しかし、糖質制限は効く。1ヶ月で5kg近く痩せて体調が絶好調だ。今日、病院の先生と糖質制限を話したら、今の献立ではカロリーが足りないから卵2つを追加したほうがいいと勧められた。この先生は割と標準医療寄りなんだけど、糖質制限を否定しないのである。現職の医者が認めているなら別に素人の僕がごちゃごちゃ言う理由もない。願わくば糖質制限でちゃんとしたエビデンスがある本が見つからないかなと思う限りである。

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