超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「統合失調症セキララ とーしつ娘は問題児?」(藤木美和著)を読んだ。

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昨日の糖質制限ダイエットに関する記事は意外と反響が大きかったな。色々と調べてみたんだけど、糖質をいきなり全部カットすると倒れたりする可能性があるらしい。僕は食べないと低血糖をたまに発生させたりするからな。ご飯の量を制限する辺りから始めようと思う。

 

今は腹を満たすためにご飯をドカ食いしているからね。これを減らすだけで結構痩せる気がする。こういう事を書きつつ朝飯は吉野家の牛丼で夕食は大盛りパスタだ。少なくとも家で食べたり、外食したりする時に糖質を意識せにゃダイエットどころじゃないだろう。

 

うーん、まぁ良いのさ。僕は意外な所で神経質だから、本気を出し始めると生活全てをダイエットに費やしてしまう可能性が高い。糖質制限食のために一日中料理してたりするかも知んない。なるだけ炭水化物を減らす方針で生活を進める。これぐらいの適当さで始めないと絶対に続かない。

 

さて、今日の本題はどうしますかな。本を読んだので感想を書こうかな。

 

今日読んだ本は統合失調症関連の本ばっかなんだけど、積ん読になってたあけみさん(id:akemi_0615)の「統合失調症セキララ とーしつ娘は問題児?」をようやく読んだんだよね。

 

 

 

統合失調症セキララ とーしつ娘は問題児?

統合失調症セキララ とーしつ娘は問題児?

 

 

うーーーん、どうしよう。僕は変にひねくれているから、書評は基本的に全肯定の絶賛はしないのだ。っつっても知り合いの書いた本をボロクソに酷評する様なアスペでもないしな。この距離感の書評は始めてだ。いや、小説とかの校正とかは頼まれたりすることがあるから、知り合いのフィクションを文章の直しとかで読むことはあるんだけど、半生記みたいなノンフィクションでそういうツッコミを入れるわけにもいかんしな。

 

困った。別に内容に問題があるって訳じゃないんだけど、女性の視点の文章なので、男の僕は共感し難い部分が多いんだ。割り切りゃ良いところをなんでここまで感情で複雑にして悩んでいるんだろう?みたいな感触を受ける箇所が多い。これは生き方の部分で考え方が違うってことなんだけど、そんなことを指摘するのは余計なお世話だしな。文章自体で感情移入はできるのよ。だけど、その感情を受け入れる気になれない、っていうか、その描写している感情が致死性の猛毒なんだよ。僕が恐れて一体化しない、分離している感情にどっぷりと浸かってる。

 

今まで読んできた統合失調症経験談では「ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記」小林 和彦 (著)がある。

 

ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記 (新潮文庫)

ボクには世界がこう見えていた―統合失調症闘病記 (新潮文庫)

 

 

あれの小林氏の話はまぁ理解は出来ないけど共感は出来た。小林氏は何でもかんでも自分の理論に押し込めようとする哲学的な視点のせいで、統合失調症を発症しているのね。だから、全部を統一する理論を自分が生み出すみたいな妄想が小林氏の文章だったのよ。

 

僕の妄想も基本的には小林氏と似たようなもので、霊的な能力のために輪廻転生のループの輪から抜け出したから世界のタイミングが見える。みたいな感触だったのね。そっから妄想の症状で苦しめられた。

 

美和さんの症状はタイプが違う。統合失調症の妄想に振り回されるまでは一緒なんだけど、それを受け入れて一体化しちゃって一緒に暴れている。症状を拒絶してなくて、最終的には病を受け入れて安定する所まで行ってる。

 

美和さんは情緒的な部分で達観しちゃてるのよ。これは僕には絶対ムリだ。僕は負の感情は切り分けた上で封印して、その上で普遍的だと思われる常識を真似ることで僕は理性を保ってる。美和さんは感情と一体化して、限界まで突っ走った上で感触を掴んで生きている。こういう考え方があるのだって勉強になった。

 

それにしてもよくここまで幼少期の事を細く覚えているものだ。僕も本を書きたいと思っているワナビではあるが、多分、ここまで緻密に幼い頃からの思いでを含めて体系化された文章は書けない。

 

どうしようかな。この本、タイトル通りでセキララすぎて細かい内容の部分をツッコむのは、多分、僕じゃ無理。文章と自我の距離が近すぎるよ。トランス型の執筆の仕方をしてるんだと思うんだけど、これは頭文字Dの溝落としみたいにアクセル全開でカーブに突っ込むようなものだ。作家と書く文章ってのは違うものってのが持論だけど、これを論評するのはあけみさんの生き方を論評するようなもので、多少なりとも交流がある僕じゃ責任が持てない。

 

僕がもしこういう本を書くんであれば、かなりフィクションが入った内容で自分の内心とは距離を置くと思う。傷つくのが怖いからだ。そういう所を捨て身に近い覚悟で曝け出して書いているのは勇気がある。僕には真似出来ない。

 

統合失調症の入門書とは違うが、実際、当事者がどんな事を考えてどういう風に人生を行きているかを知りたい人はお手にとって見ては?

 

統合失調症セキララ とーしつ娘は問題児?

統合失調症セキララ とーしつ娘は問題児?

 

 

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