超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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統合失調症でも作家にはなれる。多分。

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今日はデイケアだった。今ん所一月一回なんだけど薬が切れると僕の病気にとってはかなり致命傷なんで嫌々行っている。薬切らしたこと無いから薬を飲まないと自分がどうなるか分からんけど、統合失調症は薬を飲まないと3年以内に80%の確率で再発と言われている。幸いなことに僕はほとんど副作用という反動がない。だから、僕は薬をのむことに抵抗がないんだけど、同病者のブログなんか読んでると勝手な想像で断薬する人はかなり多い。リアルでもデイケアとか就労移行支援なんかで同じ統合失調症の人が結構いるからこの病気で薬を飲まないとどうなるかは見てきた。薬を飲まない奴はほぼ確実に再発して再入院コースである。なおかつこの病気は再発するごとに難治性になっていくと言われている。入退院を繰り返してそのうち病院から出られなくなる慢性患者はその手のタイプだろうなと思われる。


逆に言うと薬さえ飲んでれば統合失調症はなんとかなる病気なんですよ。現在使われているロナセンとかエビリファイみたいな統合失調症の治療で使う非定型抗精神病薬ってのは副作用に関してはかなり改善されいる方なのよ。非定型抗精神病薬の体重増加とかはそりゃ問題なんだけど、第一世代のコントミンとかセレネースという定形抗精神病薬は直にドーパミンを押さえ込むのでアカシジアが副作用でもろに出てたみたいだね。薬の改善は統合失調症の社会復帰にはかなりの効果を発揮したのではないかと思われる。


今の抗精神病薬が効かない人も絶望する必要はない。クロザピンって薬があるんだけど、従来の薬が効かなくてもクロザピンは効くらしいのね。だけど、クロザピンには無顆粒球症っていう致命的な副作用があるのよ。だから集中的な医師の監督下でしか使えない薬だったんだけど、副作用を改善しようという研究がなされているらしい。だから、そのうち今までの抗精神病薬では治療できなかった統合失調症も回復するようになるはずなのよ。それだけじゃなくて、新薬も開発されているだろうからこれからもっと社会復帰できる人は増えていくだろう。統合失調症でも未来に希望を持って欲しい。


さて、今日は例のごとくネタがないでリライト企画でもやっとこう。これも長年のブログ運営で学んだネタ切れ回避のコツなのだが、自分のブログを読み返して書き直せそうな記事をリライトするというテクである。なんかプロブロガー人種がやってるようなアクセスがない記事を削除だとかnofollowにするとかはしなくてもいいけど、「このネタもったいないなー」とか「この話題だと新たな情報が見つかった」って記事はあるだろう。そういうエントリーはもっぺん書き直すのはネタ切れ回避でも使える。ネタ切れに困っている人は自分の過去のエントリーをよく読み返そう。書けそうな話題が見つかるはずである。


というわけで、今回、リライトする記事はこれだ!


yuki-2021.hatenablog.com

自分自身の小説を書く能力については、認知障害で言葉が浮かびにくい、恐ろしいほどの遅筆であるということを除けば、書けば書けると思っている。全盛期の能力を求めてはいけない。焦ると言葉が逃げていく。表現方法を学び、描写を覚え、プロットを組み立てて小説を書けばいい。後は積み重ねだろう。僕は東方のSSでもいいから作品を書こうと思ってる。


一年ぐらい前の記事なんだけどさ、この頃、まだ陰性症状認知障害あったのよ。だから小説が全く書けなくて割りと絶望してたんだけど、現状、結構書けるようになってますな。


何が統合失調症認知障害に有効なのかというと「毎日のブログ更新」。頭を毎日フル回転させてブログを書いているとものを書く回路が回復する。兎に角、気分に負けずに毎日更新し続けることだ。これはお絵かきにも有効かもしれない。


統合失調症のプロ作家、佐久本庸介さんだけど、「ドラッグカラーの空」という作品もあるみたいだね。


y-sakumoto.main.jp


ドラッグカラーの空

ドラッグカラーの空


kindle unlimitedでなら無料で読めるので興味がある人は是非。


いやはや、僕は統合失調症になると書籍みたいな長文は書けなくなるんじゃないかと思ってたんだよね。作家のように長文を書くためには認知障害が一番の問題でさ、健常者に比べるとどうしても集中力と思考力が低下するのよ。だからちょっとずつしか作品が書けない。だけど、佐久本庸介さんみたいに統合失調症でも小説で書籍を出版できる作家がいるってのは人間の可能性まで考えてしまう。


村上龍の「13歳のハローワーク」で作家という職業は、一番最後の選択肢だと言われていた。

13歳から「作家になりたいんですが」と相談を受けたら、「作家は人に残された最後の職業で、本当になろうと思えばいつでもなれるので、とりあえず今はほかのことに目を向けたほうがいいですよ」とアドバイスすべきだろう。

《中略》

服役囚でも、入院患者でも、死刑囚でも、亡命者でも、犯罪者でも、引きこもりでも、ホームレスでもできる仕事は作家しかない。作家の条件とはただ1つ、社会に対し、あるいは特定の誰かに対し、伝える必要と価値のある情報を持っているかどうかだ。伝える必要と価値のある情報を持っていて、もう残された生き方は作家しかない、そう思ったときに、作家になればいい。


「作家」の職業解説【13歳のハローワーク】


こう考えると、まさしく統合失調症当事者に一番最適な職業は作家なんじゃないかなと思う。僕も自分の経験を小説にしてみようかなと思うんだが、僕はあくまでもラノベ志向のワナビでしてな、純文学を書ける気がしない。それでもまぁ人生をかけるにふさわしい仕事ではあるだろう。ぼちぼちやってみるかね。

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