タイトルは連想したものを並べただけ、意味はない。こうゆうことはよくある。
●静的から動的へ。
Web2.0の1.0からの変化は、コミュニケーションを利用した動的な変化を利用する形にサービスを変化させた事にある。
Web1.0が製作者の意図するところを設計し、完成された静的なシステムを形作ることをだとしたら、Web2.0は利用するユーザの意図を、あえて未完成なシステムにフィードバックする事で動的にシステムを変化させる。
Web1.0ではユーザの行動パターンを制約する事でシステムの枠組みを作り出し、その枠組みの中でユーザがシステム利用する事を予想してサービスを作っている。
Web2.0では枠組みだけ用意して、枠組みの中でユーザが自由に行動する事で流れが生まれて、そこに付加価値をつけることでサービスにする。
●自由と自己責任。
しかしそれで生じたリスクもあると思う。
Web2.0的サービスの自由度の高さは、製作者の予測できないユーザの行動を生む。そこではしばしば悪意のある者がシステムを利用して社会に不利益を講じさせる。
2chなんかは流行る前から十分Web2.0的だったが、昔っからモラルハザードがしばしば発生する。これだけ人間がいれば争いが起きるのは当たり前だが、一人で祭りを作るような天才的に扇動がうまい人間がたまにいる。
価値観の違いから生じるリスクを考慮して最初にポリシーを作るのが必要ではないかと思う。
●自分の思うこと。
ブームは一時的であり普遍的ではない。逆にブームによってそのものが持つ良い点だけスポイルされて、形骸化されたものは過去に無数にある。
Web2.0も単なる概念であって思考の道具。目的によっては1.0のほうが有利な事もある。道具は使うものであって使われるものではない。製作者が適時判断して使うようにすればよろしいのでは。