twitterで#onwritingというタグがあるのですが『Java言語で学ぶデザインパターン入門』や『プログラマの数学』、『数学ガール』などの著書がある結城浩先生が文章を書くということについてつぶやいています。
http://pcod.no-ip.org/yats/search?query=%23onwriting
僕は、雑文から入って同人物書きをしてるような、物書きのヒエラルキーでは最下層な人間なのですが非常に参考になるというか、心に刺さりますね。何か文章を書いている人や、何か書きたいという人には非常におすすめです。
#onwritingを読んでいて、物語を書くということについて考えるところがあったので、とりあえずまとめてみようと思います。
物語を書くという事はキャラクターたちと、キャラクターたちによって作り出された場[シュチュエイション]で作り出した物語を通じて、筆者の中にあるクオリアを読者に伝える行為です。自分の中にある伝えたいことに真剣に向かい合う事は最低限必要な行為です。文章がいかにうまくても、表現したいsomethingがない物語は何にも残りません。
物語を書く者は、その物語に真剣に向き合って、そのなかで自分が何を表現しようとしているか捕らえられたら後は楽です。
例えば、萌えな自分の好みのキャラクタを書きたいって事でも立派なモチベーションです。それを突き詰めていければ十分に素敵なストーリーになります。
要はどんだけ妄想力を働かせられるか。なおかつそれを他人がおもしろく読める形にできるか否かということ。
文章技法については、最低限把握はしてたほうが良いとは思います。もし、思いついた物語がとんでもなく良くて出版できるレベルの物だとしてもぐたぐただと相手にされない可能性もありますからね。
とはいえ難しく捕らえる必要は無いです。たいがい学校で習った作文の方法ぐらいですから。一度は勉強しているはずです。しかしながら、下記ページで説明されていることぐらいは把握しておいた方がいいですけどね。
それと、物語を書く上で一番重要なことは、結末をつけるということ。終わらない物語は著者にとっても作者にとっても一番の悲劇です。
ぐたぐたでもいいから、そのキャラクターたちと世界観が導き出した回答をちゃんとつけるというのは、物語を書く者にとっては一番必要なことだと思います。*1
どんな名作でも作者がキーボードたたいて、一文字一文字刻んだ結果です。日本語読めて書ける人なら、世界を変える可能性がある物語を作れるかもしれない。
まぁとりあえず、書いてみようぜ。
*1:とはいえ、デウス エクス マキナ[ご都合主義エンド]は警戒すべきことですが…