さて、新入社員向けの啓蒙記事が結構なはてブを稼いだりしてるのを横目で眺めながら、自分も最近転職したばかりなので参考になるな〜とかこれはキツすぎるだろと思って読んでいるのです。
ただまぁ、周囲のリアクションが結構過激だなと思う。まぁ、自分も会社で一回潰されて精神やられたので分からなくはない。その会社がブラックだと分かったら即座に逃げろとお勧めする。
しかしながら、そこまで脊髄反射的に反発する必要もないよなとも考える。ブラック企業に過剰反応するあまり、普通の企業の普通の風習までブラックと決めつける人が生まれてきているのではないかなと考える。
僕も社会人経験は10年近くになる。ふらふらと転職しながらきてるので、いろんな会社の社長さんのエントリなんかを読んでいると、軸を持って生きているからこの人達は成功しているのだろうなと思う。僕ごときがなんやかんや云うのは不遜な事だ。
例えば、30分前に会社に来て新聞を読むことを推奨しているけどさ、これは上司の評価を高めるためと言うよりは、自分自身の能力を高める事を率先してやっていることが分かる社員は有難いってことなんじゃないかな?
一日30分ぐらいを勉強に当てる事は後々で役に立つことだと思う。別に上司に見られていなくてもそれぐらいは隠れてでもやっていたほうがいい。逆に一日30分も何かしらの勉強する事が我慢できないのは忍耐力がなさ過ぎると思うんだけどね。
また、朝は余裕を持ったほうがいいよ。夜は早く寝て、朝早く起きたほうが精神衛生にも良い。少し早く会社に着いて、メールチェックしたりその日一日の予定を立てたりすることは、リソースを多くとって仕事に望むことができる。普通に仕事の段取りとして良い習慣です。
新卒の若い人に一言いうのならば、一度企業の文化にどっぷりと使って、会社の考え方に薫陶されることは必要なことだと言いたい。ビジネスの世界は自分だけの考え方というのは通用しない世界なんです。その会社の文化ってのは社会の中で企業が立ちまわる上で必要に応じて作られたものです。ベーシックなフレームワークは身につけておく必要がある。起業やら、自己啓発やら、lifehackってのは基本的な事ができた後で考えましょう。
視野は広く取りましょう。泥臭く生きる事も必要です。
まー、自分も社会人二年生ぐらいの時は自己啓発本やらを読んで、社長に提案するなど今となってはかなり恥ずかしい事もしていた。別の会社ではかなーりきつくって毎日終電時間後に帰るって生活をしていたら体がやられた。一周回ったいまとなってはいい勉強(対価がデカくてうんざりするが)になったなと考えもする。
いずれにせよ、嫌なこともちょっとぐらいは我慢してがんばりまっしょい。
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