超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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ネットで儲けるためには読者を喜ばせるコンテンツを作らなければならない。

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ネットで儲けるためには読者を喜ばせるコンテンツを作らなければならない。


なんか、自分のブログを読み返していると思うんだけど、「この人、ネットで金稼いでる人嫌い過ぎ」じゃね? まぁ、これは今に始まった話じゃないけど、自分は嫌儲の傾向が大いにあるよねと思う。


これは広告が無い古い時代のネットユーザーにはありがちなんだけど、昔って本当に情報発信したい人が情報発信してたので、ちゃんと読者が読みたいものを書こうみたいな性善説でホームページとかが運営されていたのだね。読んでる方もこの管理人ならちゃんとしたものを書くと信じて、定期的にホームページを訪れたりコメントを書いたりして、ほんわかしたようなコミュニティが形成されていたのだよ。


なんか、健さんのホームページ「侍魂」では、企業案件のバナーを張ると、物珍しさでアクセスが集中して広告主のサイトが落ちるとか、それぐらいウェブ広告が珍しい時期だった。


omocoro.jp


このテキストサイト時代には僕は読む専でサイト運営なんかはしてなかったけど、このブログはあの頃の人たちの影響をめちゃくちゃ受けてますね。「侍魂」の健さん、「僕が見た秩序」のヨシナガさん、「ちゆ12歳」とかそのあたりのメジャー所はホームページ巡回ツールを使って更新されたら貪る様に読んでました。それぐらいの時代ってブロードバンドがなくて、テレホーダイの時間にそういうホームページ巡回ツールでクロールさせて、ホームページが更新されてるか確認するようなやり方でみんなテキストサイトを読んでました。僕はこういう大手の人たちだけじゃなくて、マイナーだけど個人ホームページで詩を発表している人も好きでしたね。気に入った詩はプリンターでプリントアウトして、スクラップして繰り返し読んだりとかしてました。今では名前も思い出すことが出来ないですけど、僕はあの時代のコンテンツは大好きです。


僕がネットでの情報発信で目指しているのは「テキストサイト時代の生き残り」みたいな所なんですよ。なんでまぁ、「ブロガー」じゃなくて「雑文書き」と名乗ってたりとか、テキストの読み味で読者を楽しませるサイト運営を第一に考えているんですよ。なのでまぁ、売らんかなで読者をデマまがいだったり煽る文章で金を稼ぐ事しか考えてない連中は気に食わない。


別に、個人がネットでの情報発信を通じて読者の楽しめる質の高いコンテンツを作って、その結果で広告費が入ってくるというシステムであったならば、むしろ個人がやり易い副業ができて自由な生き方が出来るようになるので慶賀すべき事であると考えていた。「ブログ飯」とかはそういう事を言ってたよな。ところが、こうやってWeb広告で稼ぐアフィリエイターやブロガーが何をやってたか?というと、SEOみたいなGoogle検索エンジンを裏技でハックしてひたすらPVをかき集める事だけだった。肝心のコンテンツは「いかがでしたサイト」に代表される様な文字だけ多くて薄っぺらい内容のサイトに広告をべたべた張り付けて、ネットにノイズをまきちらした。


最近は、Googleのコアアップデートによって個人ブログが斜陽の時期に入ったという事だけど、良かったんじゃないかと思う。ブログで簡単に金が稼げると分かると、誰もかれも金を稼ぐために拝金主義の臭いをぷんぷんさせるブログばっか増えて辟易していた。こういう人たちは別に情報発信にこだわりなんてないので、ブログが稼げるならブログに集まって、仮想通貨が儲かるらしいというとそちらに群がって、これからはYoutuberだということでそっちに集団移動していった。ブロガーは書くのが好きじゃない人が居なくなれば、残された人たちは相対的に書く事の熱量が上がるだろう。


株式相場には昔から伝わる金言があるのだけど、「靴磨きの少年が株を買い始めると天井」という。世の中の人はみんな稼げるという話が好きなので、勘のいい人たちは儲かるといううわさが出る前に底値で相場に投資しておいて、噂が出るとその株を売り払う。マーケットの仕組みというのはそんな感じなので、儲かるという噂で集まってくる人は高値掴みをする養分ばっかりなのである。


最近は、ネットの仕組みも変わってきている様で、ただ人アテンションを奪って人をかき集めるだけでは儲からない様になってきているようである。


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ただPVを集めたら儲かるような仕組みが作り出した風潮は「いかがでしたサイト」みたいなノイズまみれのコンテンツであった。最近のYoutubeがやってる取り組みは、本当に人気を集められる人しか儲からないようになる仕組みである。今のネットの広告代理店の最大手はGoogleだけど、ただ注意力を奪うだけの広告ではなくて、本当に喜んで商品を買ってくれる顧客を増やしていこうという取り組みをやっているのでしょう。こういう流れはこれからも加速していくだろうし、ネットで利益を得ようと思うならば、本当に質の高いコンテンツを作ることでしか儲からない時代がやってくるのではないかと思う。

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