僕はScrapboxから改名した「Cosense」はこのように使ってる。
僕は普段はScrapboxにこもって色々と思索を膨らませたりとか、ネットで見かけた情報の思いつきを記録しながら生活している。Scrapboxは最近「Cosense」という名前に改名したらしいが、「Scrapbox」に比べると覚えやすいサービス名ではないので「やめたほうがいいのになー」とは思う。
僕は何度となくこのブログでも言及しているが、「病的なメモ魔」であり、思いついたことは全てメモとして言語化しないと気が済まない病に囚われている。自分のメモを取りやすくするために自作でライフログを取るためだけ用のスマホアプリを自作しており、それをスマホにインストールしてポチポチ毎日メモを取りまくっている。ちなみにちょっとだけチラ見せすると、プライベートのプロジェクトはこんな感じになっている。
なんでここまでメモを取りまくるのだろう? と自分の行動を思い返してみたのだが、僕は持病の統合失調症で認知機能が落ちており、こんな感じで今やってることをメモを取るようにしないと今、何をしてるのか見失って分からなくなるのである。ワーキングメモリーが少なくて、PCで作業をやっていてもすぐに移り変わる思考で現在何をしてるのか忘れてしまうので、こんな感じでリアルタイムでやってることのdoingリストを作りながらじゃないとサボり癖がひどいことになってしまう。
でも、ちゃんとメモを取りながらであればある程度の思索をしたりとか、創作などの作業もやることができるのである。僕の趣味としては小説執筆などがあるけど、ちゃんと毎日コツコツと積み上げながらであれば作品を完成させることもできる。
僕のScrapboxに関しては、創作のメモからプログラミングのtips、哲学的な思索までいろんなメモを雑多に詰め込んでおり、僕自身がこのScrapboxを振り返った時にすごく面白い知的空間が広がっている。日々のライフログもこちらで記録してるので、外食をした時は自作アプリで写真を撮ってScrapboxに記録を送るし、読書中に気になった時の抜書きもScrapboxに記録する。ブログの下書きもScrapboxに書く。
こういうの、僕は昔からずっと続けてきており、過去はEvernoteを使ってたけど、倉下忠憲さんの「Scrapbox情報整理術」という本を読んでみて、ページをリンクで繋げば情報を整理するのに時間を使わなくてもいいという記述を読んで「良いなー」と思ったから乗り換えた。最近は観測範囲では、Obsidianの方が流行ってるような雰囲気も感じるけど、Scrapboxには3300記事ほど記録が溜まってしまってるので、サンクコスト効果で試すのも億劫になっている。
僕がこんな感じでやってることのライフログを取り始めたのは、別に病気をやったあとからではなかったんだよね。プログラマとして新卒で働いていた時から、結城浩先生が「Changelog形式のメモ」というやり方で日々の生活を記録してたのだけど、それをみて僕も「良いなー」と思ったから真似をして続けてきた習慣なのである。ちなみにChangelog形式のメモとはこのような方法だ。
ややこしく思えるかもしれないけど、やることは単純で、一日ごとに一つのテキストファイルを開き、そこにショートカットキーで現在日時を打刻できるエディターのマクロを組んでおき、何か思いついたり作業をしてる時に作業ログを記録するというライフハックである。
ちなみに、僕はScrapboxでChangelog形式のメモを作成できるように、Tampermonkeyのユーザスクリプトを組んでおり、ショートカットキー一つでその日のページを作れるようにしてある。それはこちらからインストールすることができるので、Scrapboxを使ってる人は試してみても良いだろう。
Tampermonkeyにて、Scrapboxで日記ページを作るためのUserScript · GitHub
インストール方法などはこちらに記載してある。
ちなみに僕は他にもScrapbox用のプログラムを色々と組んでおり、日記などを書いたりするプライベートプロジェクトから、特定のpublicタグをつけた記事だけを公開用のプロジェクトに送るようにして、見せる用のwikiページも作成するようにしてる。
こちらについては、以前、Herokuでプライベートとパブリックの転送をできるようにするプログラムが公開されてたんで利用してたけど、Herokuが有料でしか使えなくなったので自分でAWSのlambda関数で使えるようにカスタマイズして、そちらを利用してる。
ここまで日々の生活をScrapboxに依存し切った生活をしてるけど、考えてみるとScrapboxがサービス終了したりすると詰むな。。是非ともScrapbox改めCosenseを開発しているHelpfeelの皆様には頑張って欲しいところである。