ネット上に自分の居場所を作るにはどうしたらいいか?
ネットをフラフラしてるとこのような増田を見かけた。
そういやそうかもなーと思って僕はこのようなブコメを残しておいた。
今のネットでのゆるい友達の作り方が分からないb.hatena.ne.jp
- [インターネット]
- [communication]
- [増田]
こう言う人にこそ、今こそブログを書けと勧めてる。程よく人口やら金金したのが減って程よい距離感のコミュニティになっている。
2024/09/03 09:03
この問に対して思考がまだあんまり整理されてる感じではないけど、今日のブログを利用して色々と思考の壁打ちをしておこうかなと思う。特に、近年のSNS環境においてTwitterの場合が顕著だと思うのだが、ネットでの立場がインフルエンサー側と観客側に分断されてしまい、対等な立場であるネットの友達というのを作りにくい環境が続いてるなーと感じるのだ。
まぁ、僕自身もこうやってブログを書いてるのであるから、どちらかというと情報発信側の立場ではあるんだけど、僕が書いてるブログというのは日記の延長線上のようなものであり、このブログで書いてある記事で「世の中はかくあるべし!」のような強いメッセージは含まれてない。なんとなく、ネットをフラフラと彷徨っていて、気がついたことなどをダラダラと駄文で書き散らしてるだけであり、特定の思想や主義主張というのはあんまりない。
よく、webマーケティングの現場ではコンテンツマーケティングではペルソナを想定して展開しろと言われてるけど、僕のブログが想定してるペルソナとしては、「お昼の12時ごろの昼休みに暇つぶしでブログを読んでる人」ぐらいのふんわりしたものである。そもそも、僕のブログがモデルケースとしてる先行者としてはほぼ日の「今日のダーリン」であり、「すっごく面白いというわけではないけど、毎日ここに来ると何かしらの読ませる文章が更新されてる場所」的なものを目指してブログの毎日更新をしてるのである。
そもそもブログ文化については明確にオワコンであり、これから「ブログで稼ぐ!」と言ってるような人は、「どっかで悪い商材屋に引っかかったなー」と生暖かくみてる。商売のやり方を工夫したらオワコンのブログでも稼ぐための方法というのはあるかもしれない。そういう商売のキモとなる経営戦略すらたまたまネットで見かけた情報頼みで、どっかネットで適当に5分でググったらわかるような方法しか持ってない人は、ブログに限らずどんな商売でも無理だろう。
話が逸れたな。ネットで友達を探すにはどうしたらいいんだろう? というテーマであった。これは僕も現在模索中であり、「自分用のコミュニティをネット上に形成するにはどうしたらいいんだろう?」というような言語化で問いにしてみたい。
僕自身の実践としてある程度の規模で成功してる方法としては、増田への回答でも書いてあるけど自分のブログやニュースレターを運用するということである。かつてのインターネット黎明期のように、個人ホームページを運用してそちらにCGIでのBBSをおいておけば知り合いができるというほどではないけど、今現在でもブログを運用してたらある程度の個人コミュニティは形成される。
特にはてなブログやnoteなどのブログプラットフォームにおいては顕著であるが、ちゃんと毎日投稿を頑張っていればいつかは必ず読んでくれる人ができていいねやコメントが付くのである。これはバズらせようと努力しなくてもちゃんと真面目に書いてれば知り合いができるのであり、ネットで友達を作る一番確実で堅実な方法がブログの開設だと思うのである。
ブログなんかを開設せずに最初からTwitterなどのSNSで周りの人と絡めばいいと思うかもしれないけど、自分のホームベースがあるかないかの違いでインターネット上での立ち回りが変わってくるのである。どこにも自分の考えてることや傾向などを示す場所がない状態で周りの人とコミュニケーションしても、そういう人は匿名垢とあまり変わりがなく、素性がわからないのであんまり信用できない。
人間関係というのは信頼を積み重ねないと、ちゃんとした関係は築けないものであると考えている。オンラインでのネットワークでの信頼というのは、一番手っ取り早く積み上げようと思うのならブログをやるのが一番だと思う。全く後ろ盾がない僕ような有象無象の人間であっても、ひとまずちゃんと継続して続けてるブログがあるというだけで、特定の界隈である程度認知度はあるような存在になれるのである。
別に媒体はブログに限らずどこかのSNSで継続して発信し続けてるアカウントが一つあればいいかと思うけど、そうなるとそのサービスの継続性というのが気になってくる。以前までだとTwitterでもそのような役割を果たせたかと思うけど、イーロン・マスクに変わって以降、全く経営に安定性がなくなり今後の展開も危うくなってきた。
ネットワークでの居場所を示す名刺といえば、独自ドメインがその最たるところであろう。僕もブログで独自ドメインを使ってやってるけど、これははてなブログが継続できなかったとしてもWordPressなどを立ち上げてブログを転移してしまえば、ドメイン料を払い続ける限り永続的に使うことができる。独自ドメインというのはオンラインにおいて名刺がわりになるのである。
「自分用のコミュニティをネット上に形成するにはどうしたらいいんだろう?」という問いに僕なりに回答を出すとしたら、「独自ドメインをとって自分のブログを立ち上げましょう」という回答になる。無論、これは人それぞれ考え方があると思うけど、僕はこれが一番確実で間違いがないと思うのである。
追記:
ここまで書いて思ったけど、こういう今だからこそfediverseやBlueskyなのかなーという気もする。あれは自分でサーバにmastodonなりのサービスをインストールして独自ドメインも使えるし、中央集権型のSNSとちがいローカルで緩い感じのコミュニティ形成に使える。最後の最後でややこしい話になったが、まぁ、技術的なことを考えればそうか。