「ダウンシフト」という生き方も悪くないと思った。
最近は「凪の時期」という感じ。仕事でもそこまで派手な動きがなくて、プライベートでも小康状態な感じ。焦って何かをする時期でもなくて、次に備えて色々と準備をやる時期かな。
まぁ、将来に向けて色々とやるべきことというのはある感じである。差し当たっては、自分の今後のキャリアをどうしようとかそういうことは思いつく。現在、僕は障がい者雇用のプログラマとして働いてはいるけど、給料が安すぎだったり人間関係にそれほど満足していなかったりしてて、どうにかもうちょっと良い環境に移ることはできないかな? などと考えたりする。
しかし、これに関しては色々と情報収集も行なってる感じであり、他の障がい者雇用の人がどうしてるのか、障がい者雇用の人が集まるLINEのグループチャットに参加してみたりしてる。それで他の人がどんな風にしてるのか確認してみた。どうも、僕はかなり恵まれてる環境にいるっぽいらしくて、賃金とか待遇も今の職場ってそこそこ良いのだなと分かってしまった。
今より良い待遇に行こうと思うのなら、障がい者手帳を返納してクローズで一般就労するぐらいしかないようである。まぁ、僕はひとまずはフルタイムの週5で働くことはできてるので、睡眠時間や休息の取り方にさえ気をつけたなら健常者と混じって一般就労でも働くことはできそうだけど、ちょっとそれも考えてしまうのである。
僕が何よりも怖いのが統合失調症の再発なんだよね。この病気に関しては、回復したように見えてもまたライフイベントでストレスが掛かる状態になると再発する場合がある。転職・引越し・結婚みたいな大きなライフイベントで環境が変わってしまった場合、それまで調子が良くても一気にバランスを崩して入院してしまうことがある。
まぁ、僕も何もしないように見えるかもしれないけど、この病気を再発させないように生活の中で最大限気を配るようには気をつけてるんだよね。なるべく睡眠する時間というのは安定して取るようにして、仕事の方でもあまり無理をしてストレスを溜めないように気をつけている。
また、認知機能障害についてはまだ残ってる感じで、思考にはいつもモヤがかかってる感じがして思考がクリアにならない。記憶力や思考力も病気をやる前の全盛期の頃と比べると全く比較にならない。なので、思いついたこととかこれからやるべきことなどについては常にスマホでメモを取ったりしながら整理してやるようにしていて、それでひとまず普通の生活や仕事ができるようになっている。これは発症して10年ぐらい経っても回復しそうにない後遺症なので、色々と生活のやり方を工夫しながら共存していくものなのだろう。
僕はどうも、仕事の方でもこれからバリバリやろうと考えてしまってるところがあるけど、それは違うんじゃないか? という思いも思考の片隅にある。わりかし、僕は今より若かった頃というのは仕事でバリバリやれてた方なので、これからも仕事も趣味も全力全開で行けるところまで突っ走ろう! みたいな思惑が未だにある。
僕も41なんだけど、この歳まで来てしまうと人生も半分である。自分の人生の残り半分を使って何ができるのか? というのは大体想像がついてくるような時期なんだよね。今までの半生であれば「将来は今よりもっと良くなる!」とあまり深く考えずに信じることができたかもしれないけど、この世代からは自分の今持ってる能力や資源をどのようにうまく分配して持続可能な人生を送るのかというのを考えていく必要がある。
そういうことを考えて僕の人生の目標というのは「晴耕雨読で働きつつ、趣味を楽しむこと」とテーマを決めてるのだけど、その目標を実践での自分の意思決定にちゃんと使ってないよなというのは気になる。
これからの人生を考えるのであれば、趣味や友人などの人間関係をより深めていくことにリソースを使い、仕事に関しては体調を崩したりしない程度にストレスフリーな感じで働ける工夫に力を入れた方がいいんじゃないかなと思うんである。「ダウンシフト」という考え方があるけど、自分が目指すべき方向性というのはそっちの方だろう。
今よりより良い生活を求めたりとかで転職だと慌てるよりも、今の職場の中で持続可能な感じで長く働くことを目標として、そして余暇の時間で小説を書いたりとか、休日にいろんな人に会ってみたりして深い人間関係を作ることにリソースを費やした方がいいような気がする。
どうも、今の年齢から無理して転職というのもなかなかの落とし穴であるようだし、そんな感じで働くこととか賃金にはこだわらずに生活の質をゆっくりと深めることに気をつけた方が良いような気がしてきたのである。ダウンシフトな人生については、もうちょっといろんなWeb記事や書籍などを調べてみて深掘りしてみたい。