
夢は見ているだけでは叶わない。
八月突入である。2024年もあっという間に半年が過ぎ、すぐに大晦日・正月と来てしまう。早すぎる。「光陰矢の如し」とはいうものの、この調子ではあっという間に老け込んでしまい、寿命が来て死んでしまう。
どうも、僕はいつも短期目標ばかりで、中長期的なビジョンというのが全くないなと思った。生活リズムを整えることとか、良い生活習慣を作ったりするというのはすぐできるけど、長期的にどのような自分になりたいと考えて行動をコントロールすることが全然ないと思った。
これでも一応、英語とかできたらいいなーということでDuolingoで毎日ちょっとずつ英語を勉強していたりとか、体力が衰えることが嫌でジムに通って筋トレなどの生活を改善する習慣は持っている。だけど、それをやったことの結果にはあまり興味がなく、それを続けることで将来的にどうなりたいというビジョンが見えてないのである。
コツコツと習慣を積み上げることは好きであるが、その割にはビジョンが刹那的。「この時間には〇〇をするべきだからやる」とか、行動それ自体が目的になってることが多くて、それを継続して続けていった結果にどうなるということを考えてないのである。この「べきねば」思考をなんとかせねばというのも以前からの課題なのであるが、今回はそれとは別の話をしよう。
僕はどうも、理想や夢を大きく描いてその夢に向かって頑張るというのがあまり好きではない。それが「目標」であれば良いのだけど、「夢」という場合には叶わないものという発想がすぐ浮かぶ。
何かしらの実現したいビジョンがあるというのなら、それをちゃんと具体的なタスクにまで落とし込んでスケジュール設定した上で行動を実行しなければならないというのが骨身に染みている。「夢」という言葉は、ふわふわして耳触りは良いけど行動に落とし込むのが不可能な大きすぎる夢というのは、絶対に叶わない。
何か、望外のラッキーが起きて成功するという事は自分の人生には絶対起きない。宝くじが当たったらいいなーとか、待っていたら向こうから好条件のスカウトが来ていい会社に転職できたりみたいな、そういうことは今まで僕の人生にはなかったし、これからも起きないものであると思う。
また、チャンスというのも、ちゃんと準備をしてる人しかものにできないというのも知っている。「幸運の女神には前髪しかない」という言葉がある。これは、新しいチャンスが現れた時には、そのチャンスを掴む心構えができてる人しか成功できないという言葉だ。漫然と棚から牡丹餅が落ちてこないかなと待ってる人には、チャンスが訪れてもそれをチャンスとみなすことができない。
これは日々のニュースをみていて感じた。僕は、趣味でいろんなニュース系のポッドキャストを聞いたりする習慣もあるんだけど、その中で日本経済新聞の一面のニュースを紹介してくれる「ながら日経」という番組も毎日聞いている。株式投資でもそれが顕著だと思うのだけど、ある時いきなり「儲かりたい!」という欲望が湧いてきて、そこからいきなり株式市場のチャートを見てもどの市場が好況でどの会社が有望なのかというのはわからない。
経済市況が現在どういう状況なのかというのは、毎日継続的に新聞をちゃんと定期購読して、そして自分なりに仮説を立てながら現在の市況の状況がどう移り変わるかという定点観測をしてないと理解できない。
なので、毎日ちゃんとニュースを追って、予測を立てながら実際がどうだったのかという誤差を観測してアジャストして、それでこれから伸びていく市場であるとか企業というのは割り出せるものなのである。こういうのは僕はウォーレン・バフェットの自伝の「スノーボール」という本を読んでみて感じた。バフェット爺さんのやってる「バリュー株投資」というのも、丁寧に幅広く経済市場を定点観測したり、企業から出てる財務報告というのをちゃんと時間をかけて長年定期観察をして、それから隠れた価値のある会社を見つけて投資をするものなのである。
何かもし夢があって実現したいと思うのであれば、それを具体的な行動が伴う「目標」に変えなければならない。まず、自分が持ってるその「夢」を実現したいと思う本当の目的は何か? それを叶えることで自分はどんな風に変化する? それをまずちゃんと紙に書いたりして言語化する。
そしてその言語化された夢を実際に実現するためには、どのようなアクションを起こすのかをはっきりさせるのである。これにはマインドマップやマンダラートなどのフレームワークも有効であろう。その夢から発想する具体的な行動プランをできるだけ多く書き出すのだ。
そして、そのような感じでアイディアを発散させたのならば次は集約する。それらの大量にリストアップさせた行動プランの中から、一つ一つ検証をして実際に効果がありそうなものを選定していくのである。実際に行動プランが決まったのであれば、それをGoogleカレンダーやTodoリストに実際にスケジュールとして書き込む。そして実行して得られた手応えをフィードバックしながら行動を改善させていく。
こういうのはビジネス・フレームワークとしては、デザイン思考の「ダブルダイアモンドモデル」として知られてるので、興味のある人は調べてみるといいだろう。
「夢」というのはこのようにして「目標」にまで落とし込むのである。何もしないでも成功できるというような白昼夢を妄想してるだけではあっという間に人生が終わる。最近はセネカの「生の短さについて」を読んだりなどもしてるけど、これも似たような話だったな。だから僕もちゃんと頑張ろうと思う。