【podcast更新】ブログを書く理由なんぞを考えてみた。
さて、今日はラジオ収録の日曜日。ラジオを収録しておいたので早速貼り付けておこう。
まぁ今週は特にマシュマロも来なかったから気楽なブログ論ですね。昔っから僕は朝寝朝酒ブログ論が好きで、それで身上つぶしたぐらいだからね。
個人的には、他の人のブログでブログ論を書き始めると、あ、こいつネタに詰まり始めたなーみたいな余計な想像を逞しくしてしまうのですね。ブログ論は、ブログ書いている人だったら誰でも一つは持ってるものなのですよ。なんで自分がブログを書くのかー?を問うてみるとそれで一つのブログ論エントリーが完成する訳ですね。別にブログ論に巧拙はなく、その人がどういう事を思いながらブログを書いているのかが如実に分かるものなのですよ。
ブログ論は別にブログを書いている人なら誰でも書けるんです。僕の場合はよっぽどネタが無いときに毎日更新の埋草にブログ論を使うのである。なんか、あんまりドラマツルギーばっかこだわる創作者というのは大したこと無いという固定観念があって、ブログ論ばっかり書いているブロガーというのもそこまで優れたブロガーではないのであろうな、と結論づけてしまうのである。
無論、これは自虐的な部分も含まれており、僕ほどのブログ論大好きメンも世の中にそんなに居ないと思うのである。新規で読者登録をしようと思う時はまずは過去のエントリーをさかのぼってブログ論を読んでみて決めるのである。ブログ論というのはその書き手が何を考えているのか直で出てしまうテーマなのだ。「何のためにブログを書くのか?」これが僕にとって最大の興味ですね。
まぁ、ブログを書くことというのはそれほど一般的な趣味と言うわけでもないんですよ。書いてみりゃ分かるかとも思うんですけど、世間一般に文章にして問うてみたいことなど、個人の生活の中にそんなに大量に存在しないんですよ。ブログを毎日100日程度でも更新してみりゃ分かることかと思いますけど、そこまで毎日更新できるほど個人のアイディア発想力というのは膨大なものでもないのですね。ブログを書いてりゃネタが枯渇するのは当然で、ネタが枯渇し始めてからがその書き手の本当の腕の見せどころなんですよ。
書きたいことが思いついたときに書くというのも一つの手段でもありましょう。長く続けてるブロガーさんであっても月に1本とかその程度の頻度でブログを続けている人も居る。だけども、あれは自分の中の「書きたいという気持ち」をちゃんと確立できてるからこそ出来ることであって、そこいらのひよっこが月一程度でいいやーみたいな考えでいると肝心の月イチの更新ですら覚束なく速攻でエターナるのは火を見るより明らかなのである。
だからまぁ、僕はブログを書くんであれば自分の中の書きたい気持ちをきちんと確立しろとそういう様な事を喋っているのである。大して書きたいことも無いのにブログで金稼ぎだのインフルエンサーだの、そういう上っ面ばっかしか見えない連中が入ってきた為に訳わからんガキみたいな奴ばっかになってるので大層迷惑しているのである。書きたいことも無いのにブログが続かないのは当然の道理であって、別にそんなもんは小手先のテクニックで誤魔化せるようなものでもないのだ。
最近読んでる本は倉下忠憲氏の「ブログを10年続けて、僕が考えたこと」なんです。
ブロガーというものに問われているのは、自分が何を考えて何を書きたいか?であって、PVを増やすために受けるネタとかSEOテクニックみたいなもんでもないんですよ。稼ぐために世間一般の趣味嗜好に合わせて自分の姿をふにゃふにゃと変えて行ったブロガーは、結局最後は訳わからんカオナシみたいな存在に成り果てて「いかがでしたか?」エントリーを量産するのである。しかも最近は肝心のGoogle神にすら見捨てられて「ブログオワコン」と捨て台詞を吐いた上で舞台を去ってゆくのである。
だからまぁ、倉下さんも「ブログ何のために書くのか?」と問うておるのである。金を稼ぐためーと言ったところで結局、それを支配しているGoogleの経営方針一つで、利益なんぞはあっという間に吹き飛んであえてブログを書く理由はなくなる。その理由は「弱い」のである。
ネットで文章を書き続ける理由は何だ? ブログ論を書くことはそういう自分の立場をはっきりさせる行為だ。自分の中に軸が無ければ書いてる事もブレまくりだ。そこんところはっきりさせとかないとね、的な事が今回のラジオの内容である。