ブログをただ書くだけではなく、その質も高めたいな。
今日はいつもの作業用のカフェに行き、午前中はずっとニュースレターを書いたりブログを書いたりしている。ニュースレターについてはさっき更新したので、登録してる方はご確認ください。
ニュースレターで「コメント頂戴!」とから騒ぎしたら予想以上にコメントが来てしまい、焦ってしまった。や、どうも僕は気をつけないとほんと独りよがりな文章を書いてしまうので、ちょっと客観的な意見が欲しいなーぐらいの気軽な感覚だったのである。
まー、でも、多分、ブログにせよニュースレターにせよこれからも自分の好き勝手な文章を書いてると思う。基本的に僕は何かに対して合わせ書きをする書き方というのは向いてない。これはSEO向けのライティングとかもそうであるけど、僕の文体というのはブログで書いてるような自分語り特化の文章で固まってしまっており、何かしらのテーマを持たせた文章というのが本当に苦手だ。
まぁ、最初の段階で、「今回は〇〇について書こう!」とちゃんと決めていたらその方向には行くのであるが、完成した文章についてはそこから明後日の方向の結論になってるということもよくあることである。一応、小説も書いたりするからプロットを緻密に整理してちゃんと結論まで導く文章は書くことができるのだが、その中でも展開というのは二転三転するので、作者本人も書き終わるまで物語がどんな展開をするのか分からない。
僕の書いてる文章というのは、人に読ませるよりは自分の感情の発露の方向性に向かってる事柄なので、それは仕方ないのかもしれない。普段の生活の中でも暇をしたらメモ帳を立ち上げて、適当な思いつきの文章をダラダラと書き連ねるのが趣味なものであり、こうやって自分の思考を文章に変換するのが好きなのである。
しかし、僕はブログでも他のメモでも色々と文章を書きまくる習慣はあるけど、時間をかけてる割にはそのバリューというのはそんなにないなと思う。僕は文章については「書きたいから書いている」だけであり、そこに意識的に意味を持たせるようなことをしていない。
僕はネットをフラフラと彷徨っていろんな人のブログやSNSを見たりするけど、たまに僕とおんなじように長文を書く習慣に取り憑かれている人を見かけることがある。世の中には放っておいても文章を書きまくってしまう人というのがおり、そういう人たちはブログやらnoteやらでひたすら毎日長文の日記を書きまくったりしてるのである。
人間という動物の習慣というのは面白いなと思うのであるが、長文を書くというのも依存症になるのだ。これは他のSNS依存症などと同様のものであり、毎日メモを書きまくることが癖になってしまう人がおり、そういう人たちは他人に止められても文章を書きまくる。
僕はライターとか作家の才能というのはその要素があると思っており、他人から必要とされてなくても文章を書きまくり、それを自分で読み返して面白いと思ってる人しかあの手の書く仕事は続かないと思うのである。これは心理学的には内発的動機づけなどと呼ばれる現象であるけど、行動それ自体に目的を見出さないとプロにはなれない。
無論、プロになれるような人たちというのは、そういう量も書けた上で尚且つ作品の品質も高い人たちだろう。自分の書いた文章に対して、他人が必要としてるバリューをうまく組み合わせるバランス感覚がある人がプロになるのであり、僕のようなただ書いて満足という人ではそれは難しい。
しかしまぁ、僕も文章をひたすら書きまくってわかってきたことであるけど、習慣的に文章を書く人というのは、内心で感じてるニュアンスを言語化する能力が高い。例えば、風景を見てその中で起きてる出来事を文章で情景描写することに関しても、どのような言葉を当てはめるべきなのか文章を書き慣れてる人の方がこなれている。
これは文章に限らずイラストなどでもそうだと思うのであるが、ある程度の質を担保しようと思うのであれば、徹底的に量をこなす必要があると思うのである。小説においてもイラストにおいても、基盤となるのはひたすら量をこなすことであり、稚拙でもいいから他人の批評を恐れずにひたすら作品を作り続ける人というのは、いつかは自分の満足行く領域に辿り着けると思う。
僕はどうにもブログにおいてもそうなのだが、文章を書く量の部分はもう十分できてるのではないかと思うのだ。そこから他人のフィードバックを受けて、もうちょっと他人が面白いと思う文章を書けるようになる必要があるのじゃないかと考え込んでしまうのである。
そこんところのフィードバックってどうやって貰えばいいのかさっぱり分からんのだ。なので、今回はニュースレターで「コメント頂戴!」などと騒いでしまったけど、僕はどうにもそれは自分の承認欲求に駆られた行動に思えてしまい辟易した。多分、自分の書いた文章を客観視することに慣れてないんだと思う。その辺りも徐々に改善して、もうちょっと人が読んでも面白い文章を書けるようになりたい。