人生で転ぶにしても良い転び方がある。
今日はいつもの精神科受診のために仕事はお休みだった。
その後は那覇市にある「りっかりっか湯」でサウナに入ってきた。
僕の好むストレスコーピングって、瞑想とか読書とか自分の内面だけで完結するものが多いんですけど、サウナとかマッサージみたいな身体からのアプローチも非常に有効であることは分かっている。今回、サウナに入って冷水浴と空気浴を繰り返していると、身体がポカポカしてきて気持ちよかったです。
さて、今日は何を書こうか。書けるようなことが何も思いつかないのだよな。適当にScrapboxのメモの中を漁ってみるか。
今日の午前中は読書をしつつ、マーカーを引いたページをScrapboxに書き写していた。僕が「集中的な読書」と読んでいる方法なのだけど、本を読みながら読むのに飽きてきたらマーカーを引いた部分を書き写す。その本が飽きてきたら違う種類の本へ取り替えて同じプロセスを繰り返す。1冊の本だけで読書をしようと思うと、30分ぐらいで飽きてきたら読むのが辛くなってくるんだけど、「集中的な読書」では2~3時間ぐらい読書をすることができる。これもストレスコーピングの方法として好きで、休日の午前中なんかにコーヒーを飲みながらやってることがある。
Scrapboxには色んな本の抜書が入ってるのだけど、暇な時とかに読み返してみて思いついたことがあれば引用してメモを書いたりする。この思考を練ったりするプロセスが割と好きなんだよね。知的生産というものは、新しい知識を追い求めて収集するプロセスと情報を整理するプロセスがある。「集中的な読書」はその両方を行うことができる。
今日は過去の抜書などを整理したりして、いろいろと文章を読んでいた。次の「発達障害サバイバルガイド」の文章が良かったな。
成功が続くと、今度は人生の上昇角度が鋭角になり続けないことが不安になってきます。もっと成功している誰かを見て、自分は駄目だと考えるようになります。「成功」は確かに不安を薄めてくれますが、あらゆる依存性薬物と同じ問題を持ちます。すぐに耐性ができるということです。
手に入れるべきは「受け身を取る技術」
つまり、何より重要なのは人生の谷に差しかかったとき、人生を転げ落ちたとき、そういうときに死なないように上手な受け身を取り、そしてその谷の底からもう一度歩き出すことなのではないかと僕は思うのです。
借金玉 発達障害サバイバルガイド ダイアモンド社
確かにそうだと思った。人はその身の栄達を求めて努力とかするけど、成功って金銭的な成功に限ってもきりがないんだよね。稼げば稼ぐほどもっとお金が欲しくなるし、人の欲望には際限がない。でも収入に対する幸福度って一定金額から頭打ちになるらしいね。
収入1000万から1200万未満ていどで幸福度の上昇は頭打ちになっていく。金銭的成功は必ずしも人を絶対に幸福にするファクターにはなりえないのである。
人生で幸福度を高めるための方法というのは必ずしも成功を目指すことではないのだ。人生の道程には山あり谷ありで、いつブラック企業に嵌められてうつ病になって薬漬けの生活を送る羽目になったりするとも限らないのである。成功していたとしても、いつ会社が倒産とかして無一文どころか借金まみれの生活に転がり落ちることもある。
人間、死ぬと思えば石にけっつまずいても死ぬ。だけど生きようとおもえば存外生きられるもんである。失敗にも良い転び方と悪い転び方があって、失敗している過程でストレスでアルコールやらギャンブルやらにはまり込んで再起不能に陥ってしまったりする場合もある。概して、人生が再起不能になる場合というのは失敗の途中で焦って余計なことをして傷を広げてしまいどうしようもなくなるケースである。
上手な受け身のスキルというのは本当に大事だ。人生万事塞翁が馬。うまくいく確率も失敗する確率も50:50ぐらいだ。本当に人生を良くしようとおもうのならば、失敗をうまくリカバリーする方法を知ってたほうがよい。失敗している最中ほどクレバーに物事を把握して、やるべきことをしっかりと区別するべきである。