超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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流行りのAI技術がどんな未来を生み出すか興味がある。

流行りのAI技術がどんな未来を生み出すか興味がある。


ネットをフラフラと彷徨ってると、Bingに組み込まれたChatGPTはすごいらしき噂が流れてきた。


note.com


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やっべーなこれって感じ。ほんと今までの人間の認知能力というのを圧倒的に拡張してくれるシステムが現れてきた。シンギュラリティという概念があるけども、これはほんと近々実現されることもありうる気がする。

技術的特異点(ぎじゅつてきとくいてん、英語: technological singularity〔テクノロジカル・シンギュラリティ〕)またはシンギュラリティ (singularity) とは、科学技術が急速に「進化」・変化することで人間の生活も決定的に変化する「未来」を指す言葉。発明家にして思想家のレイ・カーツワイルによれば特異点とは、技術的「成長」が指数関数的に続く中で人工知能が「人間の知能を大幅に凌駕する」時点であり、これを推進することは「本質的にスピリチュアルな事業」だと言う。特異点では「われわれが超越性(トランセンデンス)──人々がスピリチュアリティと呼ぶものの主要な意味──に遭遇する」のであり、「特異点に到達すれば、われわれの生物的な身体と脳が抱える限界を超えることが可能になり、運命を超えた力を手にすることになる」ともカーツワイルは述べている。

技術的特異点 - Wikipedia


なんか、提唱者のレイ・カーツワイルはやばいことも言ってる感じであるけど、要するにAIがものすごく発展しちゃって人間の知能も超えていっちゃうようなAI技術が生み出される瞬間みたいな意味である。


こういうAIが人間を超えちゃうかもしれないという話については、人によっては忌避感を覚えたりとか恐怖感を感じたりするかもしれないけど、僕自身は技術の進歩はすごくポジティブに捉えている。世の中にいるすごい頭のいい人たちが、力を合わせて人間の限界を超えるような発明をたくさん考えており、そのテクノロジーをうまく使いこなすことができたのならば、人間の文明というのはものすごく幸福な時代が訪れるのではないかと思っている。


以前、「ファクトフルネス」という本を読んだ時にも、文化の発展によって人類全体の幸福度というのは底上げされていて、世界の中にて貧困で苦しんでる人たちというのは統計的に見れば間違いなく減ってきているという話を聞いた。



無論、今の時代にも世界のいろんな場所で紛争や災害などが発生して苦しんでる人たちがいるけども、昔の時代と比べるとどうしようもない困難な問題で苦しんでる人たちの数は減っている。人類全体が力を合わせて取りこぼされたような問題に対して取り組んでいけば、世界というのはもっと幸せな場所になっていくのではないかと思うのである。


AIのような情報技術というのも、このテクノロジーがもっと進歩していきそれを受け入れる人間側の倫理や教育が成長していったのならば、人間の知的レベルをさらに高みへ引き上げてくれるだろう。


ま、ここまで良いことを書いてきたのだけどそこに至るまでは問題点も多々あるだろうなと思う。テクノロジーの発展にはつきものではあるけども、そのテクノロジーの副作用というのも影のように付きまとう。


たとえば原子力発電というテクノロジーは、わずかな物質から膨大なエネルギーを生み出すことができる技術であり、これが副作用もなしに使いこなすことができたのならば人類のエネルギー問題というのは完璧に解決できてしまう。しかし、今現在では処分するのに膨大な時間やコストがかかる核廃棄物の問題であったりとか、原子力事故が発生した時に大規模なダメージを負ってしまうなどのデメリットを抱えている。


AI技術に関してもこのようなテクノロジーの副作用というのは存在するだろう。ChatGPTのときからも論じてる人がいるけども、ChatGPTはありもしない話をもっともらしく作り話しちゃうような問題点が残されている。また、ChatGPTのAPIを利用して粗製濫造の広告記事を作ろうという動きはすでに見られる。この副作用が解決されないのならば、近いうちにサイバー空間はAIが作り出したもっともらしいデマに埋め尽くされて麻痺状態に陥る。それは数年後かもしれないけど、下手したら数ヶ月後にはGoogle検索が完璧に使い物にならなくなってる未来もありうる。


強い力を持った技術を人類が使いこなすためには、それに見合った倫理や教育の成熟というのが必要であろう。そういう文化の基盤となる人文学などの学問のアップデートも必要であると僕は思うよ。技術ばっかりが進歩しても人類全体の幸福というのは高まらないであろうな。

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