
夏ボーナス出たし、次に旅行に行く場所とか考えている。
月曜日。仕事。嫌だけど、仕方ない。
生きていくためには稼がないといけないし、稼ぐためには働かないといけない。そんな当たり前の話なんだけど、実はこの「働く」という行為自体が、僕の生活リズムを保つための軸になってるような気もしている。たぶん、仕事がなければ僕は一日中だらだらと家にこもって、気がついたら夕方まで寝ている、みたいなことを繰り返してしまうと思う。
外に出る。無理やりでも。それがあるだけで、なんとか自分の生活が崩れずに回ってる実感がある。
最近は夏のボーナスもあったし、ちょっと気分転換に旅行でも行こうかなと考えている。群馬の伊香保温泉なんかも候補に挙がってるし、以前行ってよかったから、またあの辺りもいいなと思ってる。でも一方で、小説の舞台にもなってる岡山も捨てがたい。蒜山あたりとか、のんびりしてて好きなんだよね。
そういえば、岡山には以前住んでたことがある。沖縄に来たことがある人にはわかるかもしれないけど、沖縄って意外と都会で、特に那覇周辺なんかは多分想像以上に栄えてる。その印象のまま岡山に行ったら、「あれ、なんもないな……」って思ってしまった。まあ、もう10年以上前の話だから、今はどうなってるかわからないけど。
ちとまぁ、だから岡山の以前住んでたところでも観光で回ってみようかという気分なんだけど、ちと不穏なことに「自分の岡山で玲と真輝の小説を書いてた時代のこと小説にしたら面白くね?」というアイディアが生まれ始めている。少なくとも、今書き始めると完全燃焼燃え尽き鬱三ヶ月コースなので、プロットだけ書いて封印する。「昼間はブラック企業で徐々に精神を削られてるアニマックスで深夜にアニメを見ながら書いてる素人ラノベ書きが、徐々に自我をすり減らされて精神崩壊していく私小説。テーマソングはTUTAYAで借りてiPodで聴いてるアジカン」。2000年前半の空気がエモくておぞましい。
次はやっぱり温泉がいい。ノートパソコン持って行って、ガリガリと書き物しつつ、温泉にこもって骨休め。そんな過ごし方も悪くない。毎日同じことの繰り返しだと、気づかぬうちに心も体も擦り減ってくる。特に最近の小説みたいに、内面の深いところをガリガリ掘り下げていくような書き方をしていると、神経の奥の方がやられてくる。
今回の小説はまさにそういうやつだった。年を取ってからやるもんじゃないなって、つくづく思う。体の芯の方から疲れる感じがあるんだ。情緒に触れないような、例えば歴史小説とか、そういうのの方が、心身には優しいのかもしれない。
若い人ならまだしも、心情を繊細に描く小説を書くっていうのは、本当に体力が要る。筋力っていうか、全身の気力みたいなものを総動員して書いてる感じ。文体だって色々あるけど、技術でごまかすものもあれば、勢いで押し切るものもある。今回は、1週間くらいで2万字くらいを一気に書いたもんだから、まさに全力全開で突っ走った結果、今、体がガタガタになってる。
そろそろちゃんと休まないといけない。来週はサウナでも行って、次の旅行先についてじっくり考えようと思っている。
岡山ね。神道や仏教、その辺の神社仏閣を巡るのもいいかなと思うし、以前住んでいた岡山の都市部が今どうなっているか、見て回るのも悪くない。玲と真輝の物語の舞台を、現実の風景と重ねながら歩くっていうのも、きっと楽しいはず。
とりあえず、今は体を休めないと。神経がすり減って、少しぼんやりしてきてる。ちゃんと休まないと、次に進めない。そういう感じがしている。