超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。

最近は承認欲求で書いちゃってるっぽいよなー。

最近は承認欲求で書いちゃってるっぽいよなー。


ちまちまと仕事の隙間時間にnoteを書き、投稿してしまうのである。今回は承認欲求の取り扱い方について書いておいた。


note.com


まぁ、こういうことを書いているが、これは僕自身もできてないことである。思いっきり承認欲求マターでブログも投稿してるし、そこまで自意識が枯れきってない。


とはいえ、毎日こうやってダラダラと日記をつけてブログで投稿するようなことをやってるならば、人に認められたい以外のモチベーションで書く意識をドライブさせる方法もわからなくはないのである。僕はブログ以外でもプライベートで日誌を書いてたりするし、ものを書くプロというのは「書きたいから書く」という信念がなきゃ続かんだろうなーと思うからだ。


僕自身については、あんまりにもネットでバズを起こすことが無さすぎて、誰にも認められずとも、数少ないいいねでも書き続けるエコシステムができてしまった。


なんでまぁ、大して面白いことも書いてないことを書いてるのにバズってるやつについても昔の自分なら「なんでこんな奴が・・・」的なルサンチマンがあったように思うが、最近は「まぁ、そういうこともあるだろ」と思うようになった。そもそも、ネットでバズる仕組みって別にその人の技量とかのレベルを表してるのでなく、タイミングによる要素も相当に大きい。


むしろ、初心者の段階で下手にバズってしまったので燃え尽きて消えてしまった才能ある書き手もたくさんみてきた。これ、たまたまバズって調子乗る程度だったらまだいいけど、それでアフィリエイトで食っていく! と舞い上がって仕事を辞めたりとかしたら最悪である。


バズは一過性である。しかもそれはどうも作者の持っている何かしらのエネルギーを消耗するもののように思う。最初は勢いがあっていいものを書いてた人が、何度となく人から注目を集めたあとは凡庸でパッとしないものを書いてるケースを多々見る。


一度、多くの人に注目されて承認欲求を大きく満たしてしまうと、それに作者が味をしめてしまうんだと思う。それで「あのバズをもう一度!」と狙い書きなんかをするんだけど、それは作者本人の本当に書きたいことを歪めてしまう。


これはプロ作家にもよくあることで、新人賞で華々しく大きな賞を取った期待の新人が、2作目3作目では全く売れない凡作を書き、そのまま消えていくことは良くあることだ。これは、最初は自分が書きたい作品を書いてそれが評価されたのだけど、そして賞をとったあとは市場や編集者から褒められる作品を描こうとしてしまい迷走してしまうんである。


書きたいこととウケることのバランスって、それぞれの作家の実際の感覚次第。これは僕はいつも言ってるけど、エゴとお役立ちが7:3である。この感覚って多分、僕だけじゃなくて、オンラインなりで他人に見せる前提でものを書いてる人はみんなそれぞれのバランスがあるんだと思う。


今回、noteで書いたやつは、そういう創作者の心理で僕がみてきたコツのようなことを言語化してみたのだけど、わかるやつには分かるだろうし、わかんない人には死ぬまで分からんと思う。どうも、これは年齢とか人生経験のようなものが関係してるらしく、人生の中で派手に失敗したことがある人はなんとなくこの感覚はわかるはずだ。


しかしまー、これは僕自身の自戒も入ってるよなと思う。最近の僕の行動は承認欲求ドライブでな。最近は小説ばっかり書いてるせいか、そういう創作と承認欲求などと関係あることばかり書いてしまう。これが自覚できてるうちはいいけど、自分の考え方まで承認欲求に汚染されてしまうと、「ウケないことは書いても意味ない!」的なことを書いてしまうかもしれない。


自分の持ってる欲求にどこまで自覚的かというのが肝心なんだよね。承認欲求的なものも自覚的である間はいいけど、それが無意識の方に染みてしまうと、認知の歪みのような現象になってきてしまい、それ以外の考え方ができなくなる。今回書いた承認欲求ループというのは、そういう人に認められないと生きてる価値がない的な認知の歪みだね。


これは創作の話に限っただけのことではなく、人間のコミュニケーションの営み全体で言えることだよね。子供の頃に先生とか親とかから褒められることだけが正しいという価値観と学んでしまうと、自分が本当に好きなものが見えなくなる。これは人から褒められるからやろうとか、人に褒めてもらえない自分は価値がないと落ち込んでしまう。


そのような承認欲求の渇きを行動するための燃料にするにはどうすんのか? というのは、創作に限らず人生全般で運用可能な有益なテクニックだと思うよね。適度に人から褒められるようなこともやりつつ、その一方で自分のやりたいことをやる。これは健全なバランス感覚であり、それを体得してる人は安定感がある。


そこんところ、どうにも僕もいびつな人間でね。意志が強いといえば聞こえはいいかもしれないが、本当に自分の好きなこと以外はやりたくないというわがままな人間である。これはこれでバランスの悪い生き方であるし、僕もまだまだ学ぶべきことが多いのだろう。

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