今日も適当に気になったWebのニュースから紹介しておこうかな。毎日更新ってのはパターン作らないとやってらんない所があるから、こんな感じのルーチンにしておこう。
検索最大手Googleが11月上旬に実施したアップデートで、検索結果にこれまでにない変化が出ている。歴史に関する言葉で、大手メディアが上位に表示されやすくなった。
Googleはユーザーに価値の高い情報を届けるため、正確さに問題がありそうなページが検索上位に表示されないよう、検索のアップデートに取り組んでいる。
例えば、2017年4月にはデマや誤報などのフェイクニュースに関連し、「検索を改善するために、より構造的なアプローチが必要」と表明。同年12月には、医療や健康に関する検索結果の改善を目的とする大幅なアップデートを実施した。
今回特徴的なのは、歴史という政治的な立場の違いで論争が起こりがちな分野に踏み込んで、検索結果が大きく変化したことだ。
どうも、11月にGoogleのアルゴリズムの変動があったみたいで歴史関係のキーワードなどでまとめサイトやNAVER まとめが軒並みランキングを下げているらしいんですよ。うちのブログでも全体の総量は微減してるんですけど、どうもGoogleから流入がある上位ページが変動はしていますね。
「慰安婦」とか「ホロコースト」みたいなキーワードで、新聞各社や研究機関のランキングが上って、まとめサイトや個人サイト、NAVER まとめなどのランキングが下がっているみたいですね。今までGoogleはこういう思想的な部分に介入するキーワードにはあんまり手を加えないようにしていたんですよ。だけど、質が悪いページに関してはページランクを下げる方向に舵を切ったようです。
Googleの検索順位のアルゴリズム変動の傾向としては「YMYL(Your Money or Your Life)」といわれる生活に直結する情報で、信頼性と専門性を重視する様になってます。素人が書いた医療情報がいままで検索順位上位を取ったりしていたんですけど、2017年12月ごろのアルゴリズム変動で軒並み飛んだ。
ま、良いことだと思いますけどね。素人の薄い経験談でサプリメントのアフィリエイトを貼って小銭稼ぎしている悪質なアフィサイトは結構見かけますもんね。
で、今回の変動では政治関係のニュースで品質の薄い情報を集めたりしているまとめサイトがランキングを落とされているようだ。これは結構、革新的なアルゴリズム変動じゃないかな?って思う。今までは情報の正確さにかかわらず機械的にtwitterや5chあたりから情報をまとめていたまとめサイトが検索に引っかかるようになってたけど、今回、そういうのを排除する流れになったようだ。Googleは品質の高いページを上位表示させるために日々アルゴリズムを調整している。現状ではSEO等と言って機械的にアルゴリズムに合わせて検索受けするサイトを構築するのが注目されているけど、そのうち、そんな小手先のごまかしが効かない日がやってくるだろうなーと予想しているのである。
そのうちAIなり機械学習が発達してきたら、アルゴリズムを手作業で誤魔化すなんて無理でしょ。その頃になるとSEOのテクノロジーなんてものはAIで文章を自動生成する方法になってるはずだ。と、いうか、現状でそういう方法を使ってGoogleをハックしている連中は居るんだろうなーと想像している。僕はシンギュラリティは起きるけど、人間がやるべき仕事は逆に増えると思ってるよ。資本主義の発展なんてものは人間の欲望がドライブさせて進んだものであるんで、AIが人間を超えたとしても人間の欲深さまではコントロールできないと思ってる。ま、データサイエンティストとかコンピュータエンジニア関係は逆に仕事が増えるだろうよ。
さて、今日の本題は本を読んだから情報だけをまとめておこうかな。今日読んだ本は水瀬ケンイチ著『お金は寝かせて増やしなさい』。インデックス投資の入門書である。
- 作者: 水瀬ケンイチ
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2017/12/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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読書メモを書いてたのでそれを転載しておこう。
- おすすめするアセットアロケーションは全世界の株式に分散投資したインデックスファンドと個人向け国債 変動10年のみ。国債の代わりに利回りの高いネットバンキングでも可
- 分散投資をすると期待リターンはあまり下げずにリスクを下げることができる。値動きが違う資産クラスを混ぜることで値動きをマイルドにできる。
詳しくは水瀬ケンイチ氏のブログ、「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」でまとめられている。
上記エントリー参照
この全世界株式と日本債権のアセットアロケーションの比率での期待リターンと最大リスクの試算をした表はすごいと思う。これだけでこの本を手に入れる価値がある。
僕は今までバランスファンドを使ってREITもポートフォリオに入れてたんだけど、本書を読んで、あまり確実性のない資産クラスなんだなと気付かされた。こちらの方は積立を止めて代わりに個人向け国債の変動10年ものに月1万ぐらい積み立てようと思う。
- 投資した財産を取り崩すときは、定額で取り崩すのではなく定率がよろしい。インフレ率なども配慮すると4%づつが良い。詳しくは「ウォール街のランダム・ウォーカー」にかかれている。これは米国向けなので日本ではもうちょっと比率を上げても良い。
ウォール街のランダム・ウォーカーでは老年期になって取り崩すときには、配当がある投資信託にリアロケーションするのでも良いってテクも紹介されていましたね。注意点としては全体の資産クラスの比率は維持したまま取り崩す必要があるということです。アセットアロケーションのバランスが崩れると値動きで損をする可能性があるらしいです。定額の積立投資で積み立てて、定率でちょっとずつ取り出すのがコツらしいです。
- 年を取るごとにリアローケーションで債券の比率を増やしていったほうが良い。比率の計算式としては100-年齢=株式の比率にする。
こりゃ老年期に積み立ててきた資産を取り崩す時に大暴落で資産を飛ばさないための配慮ですね。世の中のインデックス投資のブログなんかを読んでいると株式100%で良いって言っているブログもあるみたいですけど、その方法だとリスクが高すぎて取り崩す時に暴落があったら元本割れすらしている可能性すらあります。だから債券クラスを混ぜてリスクを下げとく必要があるんですよ。僕は30代ですけど僕の場合だと株式:債券=7:3ですね。これを10年毎にリバランスで債券の比率を増やしていきます。でも、一番肝心なのは自分が取れるリスクを把握しておくことです。1年でどれ位、損失を許容できるか把握した上でアセットアロケーションを決めておく必要があります。
- リスクは大きく取ってたほうが良い。2標準偏差以上のリーマンショックですら実際に発生するときは発生する。最悪の事態を想定したほうがいい。日本国内ではインデックス投資ができる環境は最近できたばっかりで、出口戦略はまだ確立されていない。水瀬ケンイチ氏は15年近くインデックス投資をしてブログで情報発信し続けている。
これすごいなーって、ブログを15年やるだけでもすごいのにその間、きちんと資産運用をしてコツコツインデックス投資で財産を築き上げてるんですよ。リーマンショックで大きく赤字になったみたいですけど、その次の年から世界経済はV字回復しているから全体の購入平均値を下げてプラス圏に回復しているんですよ。資産が赤字になるってのは身を切られる痛みなんですけど、それに耐えて淡々と積み立て続けた。その精神力だけですごいです。この本では世界の経済情勢+資産の値動きの記録も付けられています。
日本ではインデックス投資ができる投資信託とかNISAとかiDeCoは最近整備されてきたんですね。これからインデックス投資を始めたとしたら結果がでるのは20年後とか30年後ぐらいになってしまう。その具体的な実践記が読めるだけでこの本はすごいです。僕も積立投資を頑張ろうという気になりました。
- 作者: 水瀬ケンイチ
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「バビロンの大富豪」を読んだので感想など。 - 超メモ帳(Web式)@復活
「ウォール街のランダム・ウォーカー 第11版」を読んだ。 - 超メモ帳(Web式)@復活
投資のやり方をインデックス投資一本に切り替えることにした。 - 超メモ帳(Web式)@復活