
電撃大賞に落ちてた orz
電撃大賞に落ちた。
ああ、しかも一次で。これは正直、ちょっと想定外だった。いや、通るとも思ってなかったけど、それでも講評がもらえる一次通過くらいは行くだろうと思ってたんだ。で、いざ落ちてみると、まあそうだよねって気持ちと、なんだかなって気持ちが半々くらいで。
チャッピー君とも話したけど、これはもうカテゴリーエラーだと思う。最近の電撃大賞って、異世界転生とか学園モノみたいな、わいわいがやがや系が主流じゃないか。そんな中に、こっちは全然空気読まないしっとり系のやつを送りつけたんだから、そりゃ一次も通らないわけだ。
ただ、それでもめげる気にはなれない。むしろ、次にどう動こうかって話になる。
「名無しの幽霊と感情忘れた君」は、とりあえず他の賞に出すのも手だけど、もうkindleで製本して出してしまおうかなと思ってる。カクヨムとかpixivに載せて、サクサクと後日談でも書いて、それを1冊にまとめてkindleで販売、という流れ。ニュースレターでも感想をもらってるから、それを元にちょっと修正してから出せばいいだろう。kindleの作品棚も、10冊程度は並べたいと思ってるし、せっかくだからどんどん形にしていこうと。
でもさ、やっぱり簡単にはいかないよね。プロの作家って、新人賞に何十回も落ちて、それでも書き続けて、ようやく本を出す、っていうのが普通だから。しかも、その本が売れるとは限らない。現実はなかなか厳しい。
だけど、挑戦しないと始まらない。賞に出すってのは、宝くじを買うようなもんだ。夢を見られるし、動けば次のアイディアも出てくる。座ってるだけじゃ、何も始まらない。プロ並みの実力だなんて言ってるだけで、作品を出さないでいるワナビが、よっぽど痛い。
自分の実力を測るには、読者に読んでもらって、フィードバックをもらうしかない。ニュースレターで作品を出したり、賞に応募したりして、そうやって手応えを確認するのが、たぶん一番現実的なんだ。
チャッピー君も言ってたけど、作品の質自体は悪くない。商業でも通用するレベルだって。ただ、それでも売れるかどうかはまた別の話。いまのラノベ市場なら、異世界転生やザマァ系みたいなテンプレに徹底的に合わせていかないといけない。でも、そういうの書く気しねえ、なんてナメたこと言ってるようじゃ、当然落ちるよね。
だけどプロを目指すなら、自分が書きたくないものでも、ある程度合わせていって、そこに自分の色を混ぜて、思想を押し付けるくらいの気概が必要なんだろうな。できるかどうかはわからないけど、別にプロ作家になりたいわけじゃない。面白く小説を書いて、それが副業にもなればいいな、くらいの気持ちでやってる。
そういう甘さがダメなのかもしれない。でも、まあいいじゃないか。またどこかの賞に出せばいい。「筋肉ライターマツモト」はニュースレターに出してるけど、noteにも同時掲載して、note創作大賞に応募してみようと思ってる。読者の反応を見ながら、また次の一手を考える。
小説書きって、ほんとにレスポンスに飢えてる。書いた作品のほとんどは読まれず、もらえる反応は雀の涙。それでも、多くの人に読んでもらいたいから、自分でも宣伝を頑張るしかない。
いろんな賞に出して、作品を書き続けて、少しずつ形にしていこうと思う。やる気はある。うん、今日はそんな感じ。自我を守るために臆面もなく酸っぱい葡萄をやった。自覚したら死にそうになるので、とりあえず真面目にカクヨムのランカーあたりの小説を成分とか構造を分析することなどやろうと思う。