
映画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を観てきた。
さて、今日は日曜日であるから休みの日である。自分のブログを読み返してみても思うのだが、毎度毎度休日のたびに「何もしてない」「疲れが取れてない」とぼやいてるね、この人。
今日はまぁ、映画館に「プロジェクト・ヘイル・メアリー」を観に行ってきた感じである。率直な感想としては、完璧な原作ファン向けの作品であり、多分、原作の小説を読んでない人には何がなんだかさっぱりなシーンが多かったように思う。
そもそも原作の小説の方も、ガチガチのハードSFの小説であり、上下2巻で分厚い本なので、読み通すのもなかなかハードルが高い作品である。内容の方も理系向けSFというような内容である。先生とロッキーの心温まる異星間交流なんかにフォーカスを当てられていたけど、細かな部分の科学要素の解説なんかはまるッと省かれているし、多分、映画だけ見てもなんでこういう状況になってるか分かんない人が多そうだなーと感じた。
や、そもそも僕がヘイルメアリーを見に行ったのは、原作小説が良かったからなんすけどね。古典映画であれば、「未知との遭遇」みたいな感じでエイリアンと人間がファーストコンタクトをして、それからどんな交流をするのか? というのはいろんな作品でも行われてきたけど、ヘイルメアリーのロッキーくんは見た目はほとんど単なる動く岩である。見た目も言語も異なる存在が、自分の星を救うために手を取り合って協力して、最終的に強い友情で命を救い合うという展開は、やっぱ「ありがちだなー」と思いつつも感動する。
宇宙を扱ったSF映画では「インター・ステラ」とか「プロメテウス」みたいな作品も見たことあるけど、あれらと比べると映像の派手さとか腹落ち感についてはそんなにかな? とも思うけど、どっちかというとヘイルメアリーはヒューマンドラマ系かなーと思った。
人類の命運を賭けた宇宙探索の旅で、外宇宙に一人でほっぽり出されるというのは相当な絶望感だろう。で、コールドスリープで記憶を失った先生が記憶を取り戻すまでの過程で、いろんな地球上の絶望なんかが描かれてるんだけど、まー、現実の今の世界の様子なんかを考えると世界が協力して宇宙船飛ばす前に戦争して滅びそうだなとふと思った。
ま、僕は良かったよ。映画館でも感動シーンで泣いてる人も多かったし、単純に宇宙規模のバディーものとして見るのも悪くないような気もした。でもまぁ、原作小説ではロッキーくんの種族がなんで音素を使ってコミュニケーションをしてるとか、異星人が使ってるキセノナイトとか異星人と地球人の科学の差の解説なんかでかなりの紙面が割かれており、むしろこの作品のキモはそっちである。ああいうハードSF小説を映像化するための宿命かなーという気もするが、この映画を120%楽しもうと思うのなら、原作小説を先に流し読みでも読了していくのをお勧めするね。
やっぱりたまに映画を見にいくのもいい。今回はヒューマン映画だったけど、どうも自分は頭を使わなくても見れるドンぱちのバカアクションも好きだけど、こういういろんな考えさせられる作品も好きであるらしい。
普段は自宅ではアニメばかりを見ているが、映画館でフカフカのソファーに座ってじっくりと映像作品に触れるのもいいな。最近は面白そうな映画が全くなかったからしばらく足が遠のいていたが、また面白そうなものがあれば観に行こうと思う。

