ブラック企業に勤めていたときの話をする。
さて、華金なので会社からの帰り道でコンビニに寄って肉まんを食べた。最近はすっかり涼しくなってきて、沖縄でも２５度ぐらいの過ごしやすい気温になってきている。
沖縄は年間を通じて気温的には３０度～２５度前後の時期が長い。真冬の一番寒い時期でも、１０度を下回ると新聞の一面に載るぐらいだ。僕はこの気温に慣れているので、内地の方で暮らすのは無理だろうな。昔、岡山と東京に住んでいたことがあるんだけど、冬はエアコンで暖房をガンガンに効かせた上で布団にくるまっても眠れないぐらい寒かったですね。
岡山に住んでいた頃は、色々と自転車を使って観光地を走り回ったりしてましたね。まぁ、岡山は控えめに言っても田舎ですね。岡山駅から１～２駅離れた程度ですでに工業地帯とか田園風景になってしまってあんまり栄えていない。僕が居たころの話なので１０年程度は前の話ですけど、遊びに行く所は県庁所在地以外はあんまり栄えて無かったですね。
僕が岡山に居たころって、チボリ公園がちょうど閉園するぐらいの時ですかね。休日は岡山城に行って一人できびだんごと茶を飲んでたりとか、倉敷の美観地区に自転車で行ったりとか、吉備あたりでふらふらしてたりとかそんな感じです。仕事がブラックで深夜にしか終わらないので、そこらへんのガストで深夜に飯食ったりとかしてましたね。同僚と一緒にドライブで瀬戸大橋超えて、香川でうどん食ったりとかもしてましたけどな。あの辺りはほんと１５０ｍごとに一軒ぐらいうどん屋あります。
そういや、こんだけブログ長く続けてるのに岡山に居た頃の話ってほとんど書いてないですよね。まぁ、僕にとってはマジで黒歴史なんで思い出したくもないんですよね。沖縄から岡山に転職で移って、そこでレオパレスで一人暮らししてたんだけど、連日午前までの残業のせいでほとんど家に帰れず、晩飯は毎日コンビニ弁当を食べてシャワーを浴びて寝るだけ。ワイシャツも洗濯することが出来ないから、休日に平日分のシャツをクリーニング屋に放り込んで常連になってたりとかそんな感じ。
サーバ保守みたいな仕事をしてたから、会社から携帯電話を支給されていて、サーバが落ちると夜中でも最大音量の携帯で叩き起こされて、自転車で会社に向かってそこから車に乗ってデータセンターに行って復旧作業を行う。夜中のデータセンターに入れるようにカードキーとか預かってたな。
その頃はタバコを吸ってたので、サーバ復旧が終わった後に、家に帰って寝る前に真っ暗闇でだれもいないデータセンターの喫煙室で一人で喫煙をしていた。深夜の暗闇を見つめながらマジで自分は何やってんだろうか？って思ってた。給料は良かったんだけど、今みたいにブラック企業が排除され始めるまえのことなんで残業代もろくに出なかったんですよ。
このころは、毎日iPod Classicでアジカンの「ファンクラブ」ばっかり聞いてた。この頃のテーマソングは「暗号のワルツ」ですね。
こういう生活をしてたせいで鬱をやらかして、ある日ベッドから起き上がれなくなって、それで仕事を辞めた。その後、沖縄の自宅に戻ってきて傷病手当をもらいながら療養してたんだけど、その頃のことは思い出したくもない。世界の時間が止まってそのなかで自分だけが動いてるとかそんな妄想をしてた。
うんざりするのは、ちゃんと引き継ぎをやって仕事を辞めたはずなのに、その後も何度もその会社からシステムのことについて質問の電話が掛かってきたことである。キレ気味で答えていたけど半年ぐらいは度々電話が掛かってきていた。
発症したのは後からだけど、統失やらかしたのも間違いなくこの時にメンタルやられていたせいであり、マジで訴えてやろうかと思ったこともあったんだけど、思い出すのもうんざりするのでいつしか忘却の彼方に押し流してしまった。このときの会社と比べると今勤めてる会社は天国みたいなもんですよ。マジでこの会社はブラックすぎて語れないようなヤバいエピソードが多くて、ある日突然役職者が横領で首飛んだりとか警察絡みの事件があったりとか、それ以外にも書くとヤバいことがある。
ほんと、このころ自殺とかしてなくてよかったと思う。この経験をして言えることは、勤めてる会社がブラック企業と分かった時点で速攻で逃げろということである。あの手の企業は従業員を生かさず殺さずで搾り取ることで利益をだしてるので、従業員が過労で死のうがなんとも思わないです。
なんでこんな話をしているのだろう？ まぁ、人生生きてりゃいろんなことがあるってことですよ。
