
ある程度人生経験を積まないと書けない物語ってあるんだよね。
さあて、土曜日ですな。今日は夜にブログ書いてます。
ちょっと創作に力を入れすぎてて、生活のほとんどがぶっ飛んでる状態。そろそろ熱を冷まさないといけないかなと思ってます。創作って楽しいものだけど、こういう「のめり込みすぎる」ところが困りものです。
実際、小説を書いてる人ならわかると思うんですけど、創作モードがオンになってる時って、もう24時間ずっとそのこと考えてて、1日中白昼夢見てるような感じになる。物語の姿が見えてくる、あの感じ。今まさにそれなんですけど、これって後から結構しんどい。
今は熱があるから、自分の書いてる物語がものすごく面白く見える。でも冷めてくると、色々と粗が見えてくるんですよね。これが辛い。自分の創作能力の限界というか、「書きたいアイデアはあるけど、それをちゃんと形にする能力が自分にはない」と気づいてしまう。
最近はフーコーの権力論とか、美女が主体を権力に明け渡すことで快感を得るとか、あるいはデリダの脱構築をラノベにぶち込んでみようとか、そんな無茶なアイディアが出てくる。でもそれって、できたらマジですごい。直木賞とか芥川賞クラス。多分プロでも難しいんじゃないかと思う。
だからこそ、自分の能力をもっと高めたいなと思うんです。でも、今の僕にはまだ書けない。書けないって分かってるけど、それでもアイデアが面白すぎて、思いついたら転がしておきたい。
今はその熱があるうちに、思いついたシーンを全部書いておこうかなと。後で読み返して、その熱を再利用できるように。僕はこの辺、村上春樹の言ってる「長編小説はマラソンだ」って考え方を参考にしてます。
毎日少しずつ習慣的に書いていく。そうすることで、熱中してた時のアイデアも、自分が冷めた後でも継続して書けるようになる。熱量を保存していくことが大事なんですよね。
「ナナシノユウレイ」とかリライトしてると、昔のアイデアでもイメージがちゃんと保存されてれば、今の自分の文章能力で書き直せるなと実感するようになってきた。ブログを3000日書いてきたおかげで、文章力もそれなりに鍛えられてきた気がする。
昔は書けなかったアイデアが、今なら書ける。年齢を重ねないと書けないテーマもある。人生とか、生死観とか。そういうものは、ある程度経験積まないと書けないもんなんですよ。
僕が書いてるのは基本ラノベのキャラクター小説ばかりだけど、そろそろもっと人文学的な、自分の人生の経験を活かした物語に移行していく時期かもしれないなと感じています。
私小説として、自分の人生を書いたら、それなりにすごいものになるんじゃないかなと思う。自分が経験してきたことって、実は結構すごいことだったりする。だからこそ、それをちゃんと書けるだけの文章力を身につけたい。
文章力を上げるためには、やっぱり毎日書くこと。そして、いい文章を読むこと。自分の書いた文章を読み直して、直す。これを地道に繰り返していくしかないんですよね。
今日思いついたような、ポストモダンを無理やり異世界転生に混ぜ込むような狂気のアイデア。それが書けたら、きっとすごい。でも、今の自分には書けない。だからこそ、悔しいし、面白い。
小説家になるのは、やっぱり難しい。でも、今しか書けないアイデアっていうのもある。とりあえず今日はそんなことを思ってました。