
簡単に手に入れたものはすぐになくなる。
おはよう。昨日は半休を取ってサウナに行ってきた。まぁ、だいぶ回復した感じはある。ただ最近の気分を言葉にすると、やっぱり虚無感が一番しっくりくる。別にイライラしてるわけでもないし、悲しいわけでもない。ただ、妙に空っぽなんだよね。ネガティブなエネルギーは溜まってるのに、怒りとか不安とか、そういう分かりやすい色がついてない感じ。
サウナのあと家に帰って、適当に飯を食って、それから少し絵を描いてた。最近はとにかくラフを描こうと思ってて、昨日も軽く手を動かしてみたんだけど、やっぱり一番の課題は人体構造だなって思った。体がどうにも間延びしてるというか、人の体としてちゃんと組み上がってない感じがする。これは誤魔化せない。
そこで毎回悩むのが、3Dデッサン人形を使うかどうかって話なんだよね。3Dを使えば、破綻してない人体はすぐ手に入る。でも、これに頼りきりになると、自分の手で描く力が育たない気もする。その一方で、ラフだけで全部やろうとすると、基礎の弱さがそのまま出る。このあたり、本当に悩ましい。
最近はAIを「画材の一部」として使う、みたいな考え方も試してる。描きかけの絵を読ませて、どこを直したらいいか聞くと、ちゃんと答えてくれるんだよね。指摘されたところを一個ずつ直していけば、絵も少しずつ良くなる気はしてる。ただ、こういう便利なものほど、実際に手を動かしてみないと、本当に自分の力になるかどうかは分からない。そこはまだ半信半疑。
イラストに限らず、小説でもそうだけど、簡単にできる方法を選んで、すぐ成果を求める態度って、やっぱりあんまり良くないなと思う。B’zの歌詞にもあったけど、「Easy come, easy go」ってやつ。簡単に手に入ったものは、簡単に出ていく。技術ってまさにそれで、ちゃんと身につけようと思ったら、時間をかけて手に馴染ませるしかない。
技術そのものは、ちゃんと身につけばなかなか失われない。でも金とか道具みたいなものは、驚くほど簡単に消える。これはイラストに限らず、人生全般でそうだと思う。ラッキーで手に入れたものって、だいたい長続きしない。身の丈に合った能力や技術は、結局コツコツ積み上げる以外に方法がない。
こういう話は、人格にも関係してる気がする。自分の手を動かして、一つ一つ積み重ねた経験は、そのまま自分の中に残る。努力した分だけ、それを使いこなすための人格が形作られていく。努力教っぽくてあまり好きな言い方じゃないけど、これは実際にやってみないと分からない感覚なんだよね。
YouTubeとかAI系の話を見てると、「お手軽成功」とか「一瞬で結果」みたいなのが山ほどある。でも情報を見ただけで分かった気になっても、結局何も身につかない。スキーだって動画を見ただけじゃ滑れないし、筋トレだって実際に筋肉を動かさないと意味がない。
イラストも同じで、理解したつもりと、描けることの間には深い溝がある。その溝を埋めるのは、結局、自分の手を動かした時間だけなんだよね。そうやって身につけた技術が、最終的に自分の絵柄になって、自分の色になっていく。
簡単に手に入れたものは、簡単に出ていく。だから今日も、虚無感を抱えたままだけど、とりあえず手を動かす。それしかないな、と思ってる。