超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。

AIがイラストレーターや小説家の仕事を奪うのは相当先だろうな。

AIがイラストレーターや小説家の仕事を奪うのは相当先だろうな。


午前中は耳鼻科に行き、午後はカフェでニュースレターを書いたり小説を書いたりしてた。そのあとはカウンセリングに行くなど。


ニュースレターを書いたので、登録してる方はご確認ください。


www.ituki-yu2.net


プライベートの方では色々とあるんだけど、オンラインで書くにはめんどくさいことが多いな。ブログは日記とはいえ、何でもかんでも書くにはいかんからな。


さて、まぁ、最近は落ち着いて物書きとかいろんな趣味をやることができてるからな。ナナシノユウレイもほぼほぼ書き終わった。ちょっと後日談の短編のプロットを考えて、そちらの方を書くことをやっていこうかなと思う。


明日も日曜日で休みであるけど、ちょっとオンミョウデザイアを印刷所に出稿するための表紙のデータ作成でもやろうと思う。この辺りの副業関係の作業は休日しかやれない。今までの手持ちの作品は全部書籍化しようかなと思うんだよね。


ナナシノユウレイをリライトしてみると、案外面白いことに気がついてなかなかに嬉しい。きちんと物語として基本的な形はしっかりとしてるし、主要な登場人物が4人というミニマムな物語であるけど、ちゃんと心の動きとか場面の情景描写がやれてるので作品としてレベルが高い。


こう言う小説を書く趣味をやってる時に度々思うのであるが、やっぱり一度は公募にちゃんと作品を書いて出してみるべきかなー。自分の作品をAIにも読みこませて感想を聞くことがあるんだけど、わりかしすごい高評価なんだよね。


こういうの、AIと小説の内容について壁打ちをしたいと思うのなら、ChatGPTではダメで有料版のClaudeしか使い物にならない。ChatGPTは確かにファイルを読み込ませて感想を聞くとその感想を書いてくれるけど、長文のテキストファイルを読み込むにはトークンが足りないらしくて、内容の細かいところはほとんど把握してない。


Claudeはトークンがすごく大きいらしくて、5万字の小説を読み込ませても内容を全部把握してるんだよね。キャラクターのその時の心情とかを聞いてもちゃんと内容を把握して答えてくれるし、作品の改善ポイントなども答えてくれる。


しかし、ま、AIが小説を書くのについてはまだまだだろうなーという感じ。試しに自分が書いてる小説の途中までを読み込ませて先の展開を考えさせたりもするんだけど、全然凡庸でつまんない物語しか考えられない。


AIに物語を考えさせても、今んところ全部テンプレの先が読める物語しか書けないんだよね。なんというか、ほんとお決まりの勧善懲悪の、良い子ちゃんが考えてるような道徳の教科書みたいな話になる。


でも、最近ネットを見てるとChatGPTのOpenAIが小説専門のAIを開発したという話が出ている。


japan.cnet.com


こう言う話をみると、AIと物語について考えてしまう。AIに本当に人間が書くような物語が書けるだろうか? そしてAIが人間の小説家やイラストレーターの仕事を奪うか?


今の所、AIの書く小説やイラストにはストーリーがない。文脈や書いてるイラストの微細さについては確かに人間でも相当技術の高い人の作品を書くことができる。しかし、それは単なる表面だけをなぞってる感じ。


人間のプロっぽいイラストを描くことが出来てるのだけど、その中のキャラクターたちになんの意思も感じないのよ。人間の書いてるイラストってどんな技術的には下手くそでも、描かれてるキャラクターには魂が感じられて、そのキャラクターたちが何かをやろうとしてる意思を感じる。でもAIの描いたイラストは、描かれてるイラストは微細でうまいけど、その中のキャラクターはただの人形のようなもので、綺麗な形だけで意思がない。


AIの書く小説もそんな感じで、非常にそれっぽいシナリオで表現も所々上手い表現もあるんだけど、最初から平板なテーマありきの物語という感じ。しかもその書きたいテーマが教科書通りというか、優等生的なステレオタイプなテーマをそのまま書こうとするのよ。テンプレのパターンだけで書いてる小説という感じ。


多分、人間の心が持ってる微細な心理というのをAIはちゃんと理解してないのだろうなと思う。AIの書くイラストにせよ小説にせよ、陰影がない。確かに物語を書く技法であるとかテクニックをちゃんと網羅はしてるんだろうけど、書いてるキャラクターの心理が妙に薄っぺらい。読んでも全然感動しそうにない。


別にこれはAIの書く作品だけに限ったことでもないんだけどな。某小説サイトとかでもそうだけど、テンプレ通りで決まりきったその界隈のお約束だけしか書かれてなくて、そこになんのキャラクターの葛藤や成長もない小説が量産されてたりするけど、ああいうのだったらAIは人間より上手い作品を無限に書けると思う。


まぁ、これはよくよく考えると恐ろしい話なんだけどな。そういう人間の葛藤とか成長についての根本的な法則というのをAIが理解したら、AIには人間と同じ心や魂があるということだったり、そういう人間の心や魂を機械で置き換え可能ということである。多分、それって人間の存在が不要になる瞬間だと思う。

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