超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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メンタルの強さは自分で作ることができる。

メンタルの強さは自分で作ることができる。


んー、なんだろ、調子悪いよね。ここんところ調子が良い感じだったからまだ余裕は持てているけど、ここで適切にコーピングもせずに悩み事を転がしておくと、また悩みが大きくなってきて潰されるかもしれない。


ブログで色々となんやかんや書き散らすのも、自分にとってのコーピングである。あった出来事について考えたことをこんな感じでブログにフリーライティングで書いていると、次第に思考がまとまってきて気持ちが落ち着くことがある。


何か嫌なことがあった時は、紙にそのことを書き連ねてぐしゃぐしゃにして捨てたり、燃やしたりするのがコーピングに役立つという話も聞いたことがある。僕は、書くことについては完全にデジタル派であり、こんな感じでエディターに向かってタイピングするのが一番楽な文章の書き方なのだけど、ストレスコーピングの方法の一つに「紙に嫌なことを書いて破く」というリストを追加してもいいかもしれない。


僕も大概、メンヘラ歴が長いであるから、自分のメンタルを快適に保つ方法については色々と研究をしている。色々とやり方はあるけど、何か嫌なことがあった時にこれをやったら気分が楽になるという「コーピングリスト」を準備しておくというのは効果的のようである。


ちょっとネットをフラフラしてると、「WRAP」というような、精神障がい者の当事者がセルフケアをするためのフレームワークがあるらしきことを聞いている。


papageno.co.jp


読んでみて、「こりゃわかるなー」ということもあるのであるが、精神障がい者はバイオリズムの波というか、調子の浮き沈みがかなり大きく、波が下がってる時は数ヶ月にわたって不調な状態が続くことがある。そういう時に、誰に助けを求めるかということもリストにしておくと役立つのである。


こういうのに関しては、僕は伊藤絵美さんが書いている「セルフケアの道具箱」で学んだのだけど、困った時とか落ち込んだ時に助けてくれる人や機関をリストアップしておくことも、いざという時に助けになってくれる。



ちょっと悩みがある時に相談に乗ってくれる友達であるとか、カウンセラーや病院のような医療機関でもいい。僕がよく陥りがちな罠であるんだけど、なまじプライドが高い人の場合、人に助けを求めるのを恥だと思って悩み事を隠してしまうことがある。困った時はお互い様なのである。緊急時に誰かに助けてもらった恩は、また自分が他の人が困ってる時に助けてあげるなどしたらいい。


僕もありがちであるけど、何もかも一人で抱え込み、デッドロック状態に陥り、にっちもさっちも行かなくなる。これはひとまず人に話を聞いてもらうだけでも解決することがある。嫌な考えを頭の中でもやんもやんと考えてるだけではちゃんと整理されてないので、その考えに圧倒されてしまう。これをちゃんと他人に伝わる言葉に言語化することで、問題は取り扱い可能なものになり思考が整理できるようになるのである。


悩み事の解決方法は二種類ある。その悩みを生じさせてる問題を解決してしまうことと、ひとまずモヤモヤして落ち着かない自分の気分を鎮めてしまうことだ。どうも、何か悩み事がある時はどうにかしてその問題を解決しないと道が開けないと思い込みがちである。実のところ、不安な自分の気持ちを静めて、冷静になるだけで解決してしまう問題も多い。


よく、不安な気分に陥ってる時には深呼吸をしたらいいとか、瞑想をしたら落ち着くというような本やWeb記事などがあったりするけど、それらの方法も普段から練習してないと付け焼き刃では使えないのである。マインドフルネス瞑想のような方法は、普段から毎日練習したりなどして、自分が落ち着いている感覚を知ってないとあまり効果がなく、緊急時だけやろうとしてもあまり効果はない。


だからこそ、セルフケアの方法というのは、普段の生活の中で適切にメンテナンスして常に使える状態にしておくことが必要だ。コーピングリストにしても、一度作れば終わりというものではなく、新しいものがあれば追記したり効果がないものは削除したりして整理をしてないといけない。


こういう普段から不調の時に備えて、色々と準備もするような感じで、セルフケアって「技術」なんだよね。よく、メンタルが強い人というような人もいたりするけど、あれは才能だけで成り立ってるものではなく、自分の機嫌の取り方を普段からちゃんと学習してる人だったりするんだよね。


難しそうなことを言ってるけど、セルフケアが技術であるのなら学ぶことができるということである。僕が今回紹介した伊藤絵美さんの「セルフケアの道具箱」でも良いし、「WRAP」でも良い。そういうセルフケアのフレームワークは用意されてるから、その知識を知ったのなら自分に合わせて使えるように練習をしておくのである。そうすることでいざという時に使える選択肢が増える。メンタルの強さって自分で作ることができるんだよね。

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