超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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【8月号】林先生の精神科Q&Aまとめを開催いたします。

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Dr林のこころと脳の相談室

 

yuki-2021.hatenablog.com

 

さて、今月もお待ちかねの林先生の精神科Q&Aまとめの日がやってきた。毎月5日は精神科Q&Aの更新日!この企画では今月の林先生の精神科Q&Aから興味深い内容をまとめようという趣旨のエントリーだ。

 

まぁ、この精神科Q&AまとめのGoogle先生からの検索流入も熱が冷めたかなぐらいの数しか入ってこなくなった。それでも未だ精神科Q&Aまとめは強い。というか、ブログネタの一つとして扱いやすいネタだから毎月続いている感じだ。ふつーに書いてる自分も勉強になるしな。

 

今月は結構、統合失調症系の質問が多かったな。というか、林先生といえば統合失調症というぐらい良く診断で使うからね。いや、双極性障害とかアスペルガーとか解離性障害も結構いるのよ。でも、質問として面白いのは統合失調症。まぁ僕が統合失調症当事者だから、カラーバス効果で一方的に注目しているためかもしれないけどな。

 

じゃ、毎月おなじみ警告文から。

 

yuki-2021.hatenablog.com

 

ご自身の精神状態のトラブル、お悩みなどありましたら精神科を受診しましょう。webだけで判断して治療を避けたりするのは病気を拗らせる原因となります。webには根拠の薄いデマが溢れています。林先生の精神科Q&Aにも同様の問題点があります。ご自身の問題はきちんと現実のお医者さんに相談しましょう。


ネットの情報はデマだらけだということだ。最近、観測範囲で熱いのはオーソモレキュラー(食餌療法)だ。素人がナイアシンフラッシュとか言い始めたらそれなので眉に唾をつけときましょう。医療論文を書くのには緻密な統計処理などが必要でそれなりに資格がいるが、医療本を書くのには特に資格はいらない。エビデンスのない医療本を根拠にして根治困難な病気を絶対治るといってる専門外の医師はたいてい詐欺師なので騙されないように。ホッファー博士のメガビタミン療法は最近、根拠のない適当な事を書き散らしている奴がいるのでちょっと調べて反論記事を書いておこうと思う。

 

さて、オーソモレキュラー関係のデマはどうでもいいや。最近、検索ノイズに加わっていて苛つくんだ。とりあえず林先生の今日のまとめを急ごうかな。

 

【3505】薬が効かないということは甘えだということでしょうか

 

うーん、これは難しいところだよね。真面目に薬飲んでいるのに改善が見られない人っていうのはすべての患者の中で数パーセントはいると思うんだ。この場合の対応は林先生も言っているけど、「薬が足りない、またはあっていないということです。主治医の先生にすべてをお伝えすれば、より適切な薬物療法を受けることができます。」ということだと思うんだよね。最終手段として電気けいれん療法(ECT)もあると思うけど、これにしても主治医とよく相談して決めないといけない。薬が効く効かないは個人差が大きいと思うんだ。効かないからといって甘えではない。最善の治療法は相談してたら見つかるはずだ。まずは自分の症状をすべて正直に主治医に話すことから治療は始まる。

 

次。

 

【3488】しゃべる黒猫について

 

イマジナリーコンパニオン(Imaginary Companion)についての話。虐待にあっている子供なんかがよく作るというけど、特に理由もない23歳ぐらいの成人が出くわすのは珍しいと思う。実を言うと、僕にもICらしきものが見えていた時期があるんだけど、おそらく統合失調症の陽性症状だったかと思われる。この質問者のICは親しげな感じなんだけど、僕が見たのはただ事じゃないぐらい暴力的な存在だったからね。ちょろっと僕が見えていたICについて書いてる記事は下記。

 

yuki-2021.hatenablog.com

 

まぁ、ICと親しくなりすぎてもろくなこと無いですよ。精神的に不安定な場合は目の前でICが首ねじ切られて死んだりするぞ。僕はこういうの見たから多少ICに関してはトラウマなのよ。

 

次でラスト。

 

【3494】音楽的恍惚感や宇宙とつながったような感覚

 

何らかの超自然的なことや、難解な哲学的なこと、宗教的なこと、あるいは実際はそれらでなくてもそれらに類することと本人が認識していること(このケースでは統合失調症の本質がそれにあたると言えるでしょう)を考え続けるうちに発症するのは、統合失調症などの精神病発症の一つのパターンです。


やたら哲学的なことに頭を悩ませている青年が統合失調症を発症してしまうってのは、たまにあるパターンらしい。昔のサナトリウム文学にありがちな青年が精神病発症して狂気に駆られるってのはこれの典型的パターンなのだろう。まぁ林先生によるとこういう事考えるやつが精神病になる可能性があるというよりは、精神病の可能性がある人がこういう事を考えているうちに病を拗らせてしまう可能性が高いとの話だった。個人的には「山月記」とかの文学的なテーマでよく用いられるモチーフだから結構頻度が高いパターンなんじゃないかなと思う。まぁ統計で有意差が出たとかいう話でもないけどさ。文化論的な与太話程度ぐらいの信憑性で面白い話。

 

終わり。また来月もやるのでお楽しみに。

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