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「人生がときめく片付けの魔法」(近藤麻理恵著)を読んだ。

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「人生がときめく片付けの魔法」(近藤麻理恵著)を読んだ。


ちょっとですねー、来年から遠距離恋愛だった彼女さんが沖縄に来て一緒に暮らすことになってるんですけどうちの家が汚いんですよ。物が多すぎるってのもあるんですけど、母親が棚とかああいう家具が大好きで大物の家具ばっかがあるんですよ。部屋の一つは完全に物置になってしまってる。今はまだマシな方で昔は3つあるうちの2つの部屋が物置だった。仕方ないのである、母親はアメリカ家具の机とか棚とかああいうものが大好きでリサイクルショップでひたすら集めてきて家には使ってない家具ばっかがあふれているのである。


で、まぁ片付けせにゃならんと言うことで、泥縄ながら今流行のコンマリの「人生がときめく片付けの魔法」をオーディオブックで読んでみた。



感想としてはこんな感じ。



実は途中で読むのをやめようか悩んだ。なんというか、片付けのノウハウ自体は「部屋を一気に片付ける人生に一度の『片付け祭り』をしたらすべての片付けは終わる」「家にある物は捨てるか、置き場所を決めるだけ」「片付けをする順番は服、本、書類、小物」程度である。あとは全部、「物を捨てるのを決めるのは触った時にときめくかどうか」みたいなフィーリングでふわっと全編語られるのである。この本で語られているノウハウにエビデンスなんかは全くなく、大体すべての事がコンマリがそう思うからそうなのである。


もう、この近藤麻理恵さんという人が片付けに人生を捧げている人で、5歳の頃から主婦雑誌の片付けコーナーを読みあさって片付けをしまくり、小学校のクラスでの担当は片付け係で休み時間ごとに教室を片付けまくり、高校の時は断捨離が過ぎて家族の物まで全部捨てて怒られて、大人になってからは片付けコンサルタントで生徒の家を片付け過ぎて過労で入院する。みたいな人である。この本でも片付けで運気とか美容、家計まで良くなるとか、片付けで人生全般から世界まで天地万物すべてを敷衍しようとするすさまじい本なのである。


この近藤麻理恵さんはNetflixで番組を持ってたり、タイム紙の世界を変えた100人に選ばれたり、この本が翻訳されて40カ国以上で人気になったりなどの凄い人気の人なのである。なんとなく分からなくは無い。考え方のスケールがでかくて行動力がある。普通の人は片付けが好きだからアメリカに行って片付けコンサルタントで食っていこうとは思わないだろう。この本ではコンマリさんの私生活も語られているが、家に帰るとまずは片付いた家に挨拶して、それぞれの片付けた道具たちに順番に挨拶しながらリラックスしていくとのことだ。


なんだろ、多分、コンマリさんは本来の意味での物神崇拝をやってるんだと思う。道具を捨てる時もありがとうを言うとか、物を重ねたりすると下の物がかわいそうとかそういう、道具に対する共感で片付けをやっているのである。だからといって道具の持ち主の利便性を考えていない訳でもなくて、本は少なくした方が新しい情報が入ってきやすいとか、そういう自身の経験に基づく考え方も書かれている。


この本に関しては片付け方のハウツー本みたいにして読んだら駄目だと思う。コンマリさんという人の思想や生き様などに共感できるかどうかで価値があるかどうか決まる本だ。僕は中途半端に理系でこざかしいので、物を触ってときめくかどうかでその人にとって必要か判断するというのはOリングテストみたいな事だろうか?みたいな事が頭をよぎり、疑似科学批判な読み方しかできないのである。人間というのは本当にダイバーシティのある生き物で、片付けを人格のアイデンティティにしたり人生の目標にできるのだなと人間の価値観の幅を再認識した。ある方から矢沢永吉の「なりあがり」みたいに人生で成功するノウハウは書かれてないけど矢沢永吉の生き方に共感する本なのだ、と教わったけどその通りだと思う。ある意味、僕はこの価値観みたいな事こそを受け入れないといけないんだと思う。



今日の徒然


沖縄地方は梅雨に入ったらしい。



現時点でしつこく雨が降っている。さて、どうしたものか。庭の片付けもできないし、ランニングにも行けない。あと一ヶ月はしつこく雨が降り続くんだろうな。朝とかも車が渋滞するだろうしさ。現時点でも朝の58号線とかえらく混み合って通勤時間が幾分延び取るしさ。


いちおー、朝の雨対策で24時間ジムとかを契約したんだけどさ、使えるのが6月からなのですよ。それまでランニングのときになにするかなーというのは絶賛悩み中だ。体幹レーニングは最近、辞めちまった。やってみてもそれほど効果を実感できる訳でもないし、睡眠時間を削りすぎで彼女さんとか色んな人に怒られたりしているので、最近は0時までには確実に寝るようにしている。


僕にとってランニングしたリだとかのトレーニングは十全に生活を送るための方法だったりするので、必ずしも最重要というわけでは無い。なんとなく、体を動かして運動不足を改善したりだとか、ストレス解消をするためだったりするのです。


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休むと言えば、家でゆっくり寝るとかゴロゴロ本を読むとかだと思っていたのだ。

けど、実はこの手のインドアタイプの休息は、肉体的な癒やしにはなっても精神的な癒やしには時として全く結びつかない。
何故か?それは思考に余裕があるが故に、日常生活の事を考える余裕があるからだ。
積み上がったタスクの山を考えながらのゴロ寝とか読書は、はっきりいって休息ではなくただの自傷行為である。やってみればわかるけど、マジで苦痛以外のなにものでもない。

一方で、いわゆるレジャースポーツといわれるタイプの遊びをやってみてわかったのだが、これらは割と熱心にやらないと駄目なこともあって、頭の中から強制的に仕事や私生活の事が排除される。というか何も考える余裕などなくなる。

本気の遊びは、魂を日常から飛び立たせるのだ。


ストレスの解消方法は何かと問われると、「カロリーの高い物を食べる」「ランニングをする」「眠い時はひたすら眠る」が一番有効なのである。ランニングに関しては別にランニングである必要もなくて、何か体を動かして没頭できるアクティビティであればなんでも良いのである。上記の記事でも書かれている事なんだけど、インドアの趣味でストレス解消するのは難易度が高くて、体を動かして没頭できるスポーツなんかがストレス解消には効果が高いよ。


まぁ、僕もこれに気がついたのは最近のことですけどね。悩んでいる時は頭の中が真っ白になるぐらいまで身体を追い込んでやると、何を悩んでいたか忘れてしまう。ウエイトトレーニングで追い込んでもこういう効果が期待できるんじゃ無いか?と思って今から期待しているところだ。

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