超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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「秋本治の仕事術 ~『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由~」(秋本治著)を読んだ。

両津勘吉

秋本治の仕事術 ~『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由~」(秋本治著)を読んだ。


この本は見かけたときからどんな内容なのかずっと気になってたんですよ。「こち亀」というと40年以上週刊少年ジャンプ誌上で掲載を続けてきたオバケみたいな漫画だけど、そういう偉業を達成した秋本治氏が仕事術を書いているということでどのようなことを書いているかは気になっていた。


最近僕は、「習慣」とか「継続」みたいなものに特に興味がある。僕自身、ブログを3年以上毎日更新を続けているが、日常の生活の中でそういう情報発信のような事を続けて数十年以上も継続するという事が出来ている人は無条件に素晴らしいと感じてしまうのだ。僕もちょっとだけ情報発信を継続し続けているけど、それがときに身を削る行動だということが分かっているからだ。そういう事でこの「秋本治の仕事術」にも興味を持った。


ひとまず読んでみての感想だけど、この秋本治氏の仕事術というのは、普通の事を確実に丁寧にこなしつづけるという事に尽きるのである。何も特別なことはしていなくて、秋元氏が週刊連載を続けられたのはスケジュールをきちんと把握して、その中で削れる無駄な時間を削って時間を作り、なるべく連載のストックを貯め続けて遊んだり旅行にいく時間的余裕を生み出したというやり方である。


仕事術のやり方も漫画家という自由業のような形態を取る仕事だけど、秋元氏はそのなかで規則正しく朝7時半に起きて9時始業、19時には仕事を終わるというサラリーマンのような生活をしている。秋元氏にとってはこのような規則正しい生活で仕事をすることが高い生産性を生み出す方法と考えているようだ。


無論、漫画家らしくアイディアの発想法や批判との向き合い方なども紹介されている。


創作者とファンとの関係はこう書かれていた。創作するものがいちいちネットの支離滅裂な批判を目にするのは全くの無意味。そういう意見は無視して自分に手紙など送ってくれる良い人の意見だけ参照するのが創作者にとっては有効。まぁ、そうなのだが創作者というのは兎角、心が折れやすい繊細なものである。ネットのアンチというのは言葉尻を捕まえて粘着質に罵詈雑言を浴びせてくるものなので、ネットの反応はあえて無視するというのも手段であろう。

「自発的な興味と遊び心こそが 、出発点であり原動力」


自分が何を好み、どういう風な行動が楽しいと思うのか。漫画家以外の仕事でもそういうところから新しい発想が生まれる。アンテナは常に張り巡らせておいて、自分の「好き」を極めてしまうのが斬新なアイディアの原動力である。


最後に、成長についてはこの様に書かれていた。

「苦手だ 、自分には合わないと思って避けているものが 、実は食わず嫌いに過ぎなかったということも往往にしてあります 。苦手なことでも勉強だと思って取り組めば 、自分にとって必ず良い結果が待っていると思うのです 。」


最近の人は嫌なことをとことん回避する傾向がありますけど、ちょっと嫌なことぐらいだったらトレーニングの負荷だと思って耐えることで心の耐久力がどんどん増えていきます。こういうところで身につけた忍耐力が、修羅場を生き残る力だったりします。それにどんなものでも嫌がらずに体験してみると、意外と楽しかったりして新しい見地が生まれます。人間力の成長というのはこういう様々な経験を食わず嫌いせず増やしていくことから生まれます。


この本はプレイヤーとしての仕事術としての話だけじゃなくて、経営者視点でのマネジメント法まで網羅されたビジネスパーソンすべてが一読はしといた方が良い本でした。何かを真面目に継続できる人の仕事術というのはどんな人であれ傾聴する価値はあるもんですよ。


今日の徒然


今日は即位礼正殿の儀の日で公休日だったんだけど、会社は普通に仕事だった。朝なんかは休みだから車は少なかったね。普通に出勤して、普通に昼飯を食べて、普通に仕事をした。今は帰ってきてブログを書いている。


即位礼正殿の儀はねー、なんか神話に出てくるような凄いことが起きた式典だったとは聞いている。直接映像とかをみた訳ではないけど、天叢雲剣を持ってきたら雨が降って、天皇陛下が儀式を始めたら雨がやんで虹が出たらしいです。あるんですねー、そういうこと。


僕は主義主張はリベラルですけど、別に象徴天皇制に難癖付けようみたいな感じは持ってないです。そりゃ太平洋戦争の時は大日本帝国の責任者として天皇家にも戦争の責任はあるかもしれないですけど、上皇明仁さまなんかは戦争や災害で傷ついた人たちを慰めるために世界各国を飛び回ったりとかでちゃんと仕事してるじゃないですか? 日本国の象徴として平和の祈りを捧げるという役目をしっかりと果たしているのに、あんま文句は言えないです。


それにぼかー、東方Projectのファンですし、日本の神道古事記とか日本書紀とかもちゃんと読むわりかし本格的な神道ファンなんです。書いてる東方Projectの二次創作でも下敷きにしている設定の中に神道のエピソードなどを組み込んでたりして日本の神様は身近に感じますね。まぁ、宗教的な信仰は沖縄の先祖崇拝なんで神棚おいたりだとかそういう事はしないんですけど、初詣は神社に詣でてお守り買う程度はしますよ。


いずれ、古事記を誦習した稗田阿礼を主人公にして歴史小説でも書いてみようか?みたいなアイディアもあるんですよ。この人は実は女性だったとかそういう噂もあってミステリアスな存在なんですね。おそらくなんですけど、稗田阿礼はその当時の淡路島周辺の民話や神話などをフィールドワークで採集する民俗学者みたいな事をしてた人だと思うんです。そこを時の権力者の元明天皇の命を受け、民話や神話と天皇家を称賛するような話も組み合わせて創作してお話を作り上げて誦習して太安万侶古事記を書き記しのではないかと考えている。この辺りは「口語訳 古事記」辺りの説ですけど。


口語訳『古事記』 完全版

口語訳『古事記』 完全版


令和に入って5ヶ月ですけど、天皇陛下も即位なされて体裁が整った感じじゃないですかね? 瑞兆らしきもんまで出てるし、めでたいっちゃめでたいでしょ。21世紀にも入って、帝が即位する時に瑞兆出て民草大騒ぎってのも中々時代錯誤な気もしますけど、こういうのは多分、ITや科学がいくら進歩しても変わんないもんなんですよ。


昨日までは彼女さんとの旅行だったので今日は何もせずに朝も6時まで寝て休んだのだが、ぼちぼち日々のルーチンを通常進行に戻さないといけないだろう。明日からは筋トレするために朝4時からジムに行って、それ以外の日も早く寝て朝は創作しようと企んでるんです。ブログ書いたらすぐ寝ますよ。

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