超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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人生で遠くまで行くためにはスロージョギングの速度が一番良い。

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人生で遠くまで行くためにはスロージョギングの速度が一番良い。


最近は生活全般で調子は上向きだなと感じる。嫁さんと一緒に住み始めてから規則正しい生活をやり始めたし、いろいろと習慣の仕組みづくりが上手く回ってる感じ。しかし、不安なところもあって最近、仕事が終わった後は疲れ切っていて夜のルーチンがしんどい感じ。まさかこれが加齢の力なのかと慄いている。


どーなんざんしょ。歳っちゃ歳ではあるんですよ。ブログでは「永遠の18歳」であると強弁し続けているけど、普通におっさんだしなぁ。白髪がでるから黒毛染めしてたり、加齢臭が怖いからデオウを使ってたりとかおっさんなりの身だしなみをするように注意している。加齢で仕事の生産性とかのパフォーマンスが落ちるのが嫌だからという理由で毎朝筋トレとかの運動もしているんですよ。


別に歳を取るのは怖くはないんですよ。メンタル的には歳を取るほど安定してきているんですね。20代の大学生ぐらいの時とか自意識過剰で大変でしたから。分かりやすく中二病で人間不信だったもんだから人付き合いとか全然できませんでしたよ。今でも偏屈ですけど、最低限の人付き合いはできてますから。社会でいろいろと人間関係で揉まれて経験を積んだから交渉事とかもできるようにはなってます。


歳をとるほど間違いなく人生が楽になってるみたいな感覚はあります。良い意味で自分に期待を持たなくなりましたね。若い頃って、自分は成功して何者かになれるかのような妙な期待とか万能感とかありましたけど、仕事でその勘違いを叩きなおされて、自分の実力がどの程度なのか?とか自分の人生ではどの程度の仕事までならできるのか?みたいな身の程は分かりましたね。


まぁ、その身の程を知るまでに、ブラック企業で毎日深夜まで働き続けた挙句うつ病で死にかけるとか統失発症して動けなくなったりとか手ひどいダメージを食らい過ぎてるんですけど、老子の言ってる「足るを知る者は富む」みたいな境地は30半ばぐらいで気が付いた。

人を知る者は智、自ら知る者は明なり。

人に勝つ者は力あり、自ら勝つ者は強し。

足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り。

其の所を失わざる者は久し。死して而(しか)も亡びざる者は寿(いのちなが)し。

他人を理解しようとする事は普通の智慧、自分の事を知ろうとするのは、並外れた智慧

力がある人が勝つ、しかし真の強き者は自分にも勝つ。

満足する事を知っているだけで、精神的に豊かになり、さらに努力を重ねる人は志が宿る。

自分自身を知り、あり方を見失わなければ、長生きする。死んでも志を失わない人は、長寿を得る。


future-anxiolytic.com


僕の弱点としては、頑張りすぎて潰れて駄目になるまで全力疾走しちゃうことが多すぎるって事なんですよ。


自分の限界が分かってなかったもんだからキャリーオーバーになるまで仕事を引き受けて、その上、プライベートでも資格勉強とか趣味とかのタスクを積み上げて睡眠時間を削って全部やろうとしたりとか強欲すぎたんです。最近ではその傾向に気が付いて、休憩しながら仕事もするようにしたりとか、やりたいことを選択と集中したりとか抑制ができるようになりましたね。


嫁さんもまったく僕とおんなじような弱点持ってて、真面目で頑張りすぎる性格なもんだから、こりゃ早くコツに気が付かないと荷厄介な事になるけどなーと思いながら見ている。嫁さんはああ見えてすさまじく生真面目で努力家なので、僕とおんなじ課題を抱えている。


僕が参考になったのはこのteruyastarさんのエントリーですね。2009年のエントリーだけどすごく良い内容だから今でもたまに読み返す。


teruyastar.hatenablog.com

スロージョギングに学ぶ


もし社会人が本当に成果を求めるなら、疲れるほど走るんじゃなくて
疲れない速度で楽しんで走るべきです。


もし学生が本当に賢さと学力を手に入れたいなら、
期末テストや入試に焦るほど追い立てられるんじゃなくて
自分の速度でどんなに回り道でもゆっくり基礎を学ぶべきです。


テストのために決まったことを詰め込むのでなく、
無限の時間で回り道でもゆっくり興味あることを解き明かしていく勉強は
本来とても楽しいものです。
学生時代にあれだけ勉強嫌いだった人間が、
大人になって余暇を持ったときに
再び勉強に興味を持つ人が多いのもそういうことです。


上司が部下にかける精神的なプレッシャーは
終業時に解いておかなくてはなりません。
プレッシャーを必要とするなら、また明日与えたらいい。
そうでないと部下は精神的な疲れを回復せずに出社することになります。


毎日でなくても、あるいはプロジェクトが終了したら結果がどうあれ
必ず上司も部下も協力して前を向く必要があります。
結果がさんざんで、怒鳴り散らして終わるのではメンヘルまっしぐら。
使えない奴ばかりとなげくんじゃなくて、なげく奴が使えなくしてるのです。


もちろん親が子に期待しすぎるのも同じ。
部下にとって上司が絶対のように、
生活の全てを依存しきってる子供にとって親は絶対。
子供の成長スピードを超えた期待は過度なプレッシャーとなり心を壊します。



12カ国語を操る世界的な数学者であり、
大道芸人ピーターフランクルもこういってます。

時間制限のない数学は誰にとっても楽しいものだ。

ピーターフランクル


結局のところ、自分が疲れない速度でちゃんと走り続けた人が最も遠くまで走ることが出来るんです。その速度が自分にとって負担ならない、でもちゃんと走ってる、こういう速度で走り続ける事が物事を成し遂げるコツなんです。自分にとってどの速さが適切なのかは自分しか知らないし、誰かに振り回されてペースを乱してしまうと息が切れる。自分が続けることができる、でもちょっと背伸びしている、成長して成果を出すための努力というのはそれぐらいの負荷がいいのです。

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