超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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藤井聡太君が29連勝って事で将棋について思いつくこと。


藤井聡太君が29連勝したということで、将棋フィーバーが来ている。でも、ワイドショーなんかを見てると勝負飯がどうこうとか、ヒフミンアイがどうこうとかそんな事ばっかりで将棋の事を書いてねーじゃないか。


いやまぁ、僕も全然、将棋の事知らないから何も書きようが無いんですけどね。でもまぁ、14歳の中学2年生が、大人達を相手に歴代最多連勝記録を作るってのは超弩級に凄い事だと思う。まさしく天才なんだろう。


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コアな将棋ファンにとっては「藤井」って言ったら「藤井聡太」じゃなくて「藤井猛」だぞ!って怒られるっぽいです。現状の穴熊ブームに対して、藤井猛棋士は真正面から立ち向かい「藤井システム」を作り上げた。全盛期の羽生善治と戦って竜王戦3連覇したなどの記録を持ってるとの事。

藤井システム(ふじいシステム)は、将棋の振り飛車戦法の一つである四間飛車の一種。将棋棋士藤井猛が考案した[1]。これにより藤井は1998年の将棋大賞の升田幸三賞を受賞。

藤井システム - Wikipedia


藤井システムWikipediaはなんか凄い。みんな穴熊を選択していた時代に、穴熊を天敵としている振り飛車で勝つ為に、藤井猛棋士が奮闘した記録が綴られている。藤井猛氏は一種のイノベーターだったのでしょうな。


僕が将棋と言う時に思い出すのは羽生善治棋士なのだが、一時期、はてなで将棋ブームが起きていた事を覚えている人はいるだろうか?その時の旗の振り手は梅田望夫氏ですな。

梅田は、実際に将棋を指すことはない「指さない将棋ファン」と自認している[3]。2008年6月11日には棋聖戦佐藤康光棋聖羽生善治挑戦者)[4]の、2008年10月18、19日にはパリにて行われた竜王戦渡辺明竜王羽生善治挑戦者)[5]の、リアルタイム・ネット観戦記を担当した。2009年、第21回将棋ペンクラブ大賞で文芸部門・優秀賞を受賞(「機会の窓を活かした若き竜王」)。2010年、第22回将棋ペンクラブ大賞で文芸部門・大賞を受賞(『シリコンバレーから将棋を観る』)。

梅田望夫 - Wikipedia


梅田望夫氏はweb2.0時代の立役者だった。はてなの非常勤取締役を務めていたので、はてなの古参だったらみんな知ってると思う。非常にポジティブなweb観の持ち主だった。著書「web進化論」の中で「学習の高速道路論」を語っていた。当時はまだ新卒でペーペーだった僕は興奮したものだ。


ちょっと論理が飛躍するのだが、今の機械学習ブームは梅田望夫氏が結構大きな役割を果たしている。特に将棋と人工知能についての視点は梅田氏が居なかったら成り立たないのではないか?

もう一つ私の雑感を加えたい。さらにそれ以前の羽生の対談だったが、正確な言葉は忘れたが、彼は、人間とコンピューターが対戦してコンピューターが勝つ日は来るでしょう、と言ってのけた。また、高段者同士の対戦における勝敗の差はごくわずかなものにすぎません、とさらっと言った。印象深く覚えている。詰め将棋的な終盤になれば、人知はコンピューターには叶わない、とも言っていたと記憶する。であれば、序盤のなかに将棋の本質と可能性を見ていくことになる。

[書評]シリコンバレーから将棋を観る - 羽生善治と現代(梅田望夫): 極東ブログ


2017年の将棋界では人工知能はすでに人間を超えちゃった。00年代ではそんなことは想像もされてなかった。今の将棋解説では人工知能で分析してどちらが有利なのかかなりの精度でわかるとの事だ。僕は一応、プログラマだから将棋と人工知能の関係性は注視してきたのね。


www.shogi.or.jp


藤井聡太君が注目されて将棋界が盛り上がったと言う事で、電王戦ももっと観る人が増えたら良いなあ。電王戦は人工知能の進化を肌で感じる。梅田氏の想像した世界に近づきつつあるんじゃないかなあと僕は思った。


ちなみに今回、このエントリーを書くときに聞いてたのはこれだ。最後で台無し。



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