2017年6月4日、南城市シュガーホールで行われた「第23回おきでんシュガーホール新人演奏会」に行ってきたから写真をまとめてアップしておく。
中庭からの風景。シュガーホールという名前の由来はこのホールの周囲がキビ畑だからという理由なのね。でも、音響設備が整っているホールで東京とかからも演奏会するために楽団が来たりする。沖縄電力が、年に一度新人発掘オーディションやって、そのお披露目のコンサートが今日だったのね。レベルは凄く高かった。この賞を取ると沖縄県内では引っ張りだこになるのね。沖縄のクラッシックの登竜門的な賞である。
休憩時間中に撮った。シュガーホールはそれほど大きいホールではない200人規模ぐらいかな?
パンフレット。まぁ写真だと読めないだろうから文字起こししておく。
発表者 | 曲目 |
---|---|
藤村瑛亮(ピアノ) | A.シマノフスキ/幻想曲 作品14 |
岸川りほ(ヴァイオリン) | J.ブラームス/ヴァイオリンソナタ第1番 作品78より |
鶴田陸(トロンボーン) | J.パウエル/トロンボーンとピアノのためのトロンボネッタ |
比嘉洸太(ピアノ) | F.リスト/コンソレーション 第3番・A.ベルク/ピアノソナタ 作品1 |
上床直人(マリンバ) | M.ブリット/カリタス |
照屋恵悟(ピアノ) | F.ショパン/幻想ポロネーズ 作品61 |
宮城朝日(テノール) | R.シューマン/「詩人の恋」 作品48より・G.プッチーニ/オペラ「ラ=ボエーム」よりロドルフォのアリア「冷たい手を」 |
赤間さゆら(ヴァイオリン) | D.ショスタコーヴィチ/ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品77より |
うーん、聞く側としては難しい曲ばかりだった、というのが感想。ショパンの曲はわかったけど、それ以外の曲は分からなくて眠くなっちゃったよ。
照屋恵吾さんの演奏が良かったです。ショパンの幻想ポロネーズをやっているんだけど、演奏が丁寧だったと思う。
演奏の前にそれぞれの発表者の楽曲解釈の紹介があるんだけど、照屋さんのショパンへの解釈は「身体的にも精神的にも極限の状態で書かれ、生涯独身であり続けた彼の苦悩や痛み、安らぎや祈りなど爆発的な感情の起伏がその奥深い精神によって強く打ち出されています。ショパンの美しさとは「痛み」だと思います」とのこと。
割と直球で投げ込んできた感じだったけど、ショパンというのは叙情的だというのが自分の解釈なんで、それと一致したかなーって感じ。
というか、他の曲目は聴き込んでないから良いか悪いかも判断つかねーや。ショパンぐらいは割とよく聞くから判断できるけど、藤村瑛亮さんには悪いけど、シマノフスキは退屈な曲という認識しかできなかったもん。シュガーホールにはホームページで曲目の紹介ぐらいはして欲しかったな。クラッシックの演奏会は聞く方だって事前に勉強しないと全然意味不明なんだよ。
いま、恩田陸の「蜂蜜と遠雷」を読んでいるけどこれも新人演奏会の話。前もって読了してたらもっとコンサートを楽しめたかもしれない。まぁ、僕も「のだめカンタービレ」からクラッシックに興味を持った半端モンなんだけどコンサートは楽しい。今度はオーケストラに行きたいな。
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