超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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ちゃんと統合失調症の当事者活動をした方がいいのかと悩んだり。

ちゃんと統合失調症の当事者活動をした方がいいのかと悩んだり。


今日は母親の病院受診があるので、午後は会社を早退して母親の付き添いをやっていた。忙しくてめんどくさいではあるが、明日からは週末であるので、のんびりした気分でブログを仕上げて夜のタスクに入るとする。


ひとまずせっかくの午後休であるから、ストレス解消のために近所のケーキ屋さんでチーズケーキとスコーンを買ってきて、午後のコーヒータイムをやっていた。最近、精神科医中井久夫先生のやってきた仕事に興味があるのでこちらの本を読んでいる。




この中井久夫先生は統合失調症の研究で功績を残した精神科医なのだけど、その研究結果というのに興味が湧いた。僕も色々とネットの情報を齧ったりしてこの病気の知識を知ってはいるけど自己流だからね。どこかでちゃんとした精神医学での研究の流れとかも仕入れときたいんだよね。


そこまで病気の知識を増やしてどうするつもりなのか? と問われるかもしれないが、どうも僕は自分の人生で起きた、あの意味不明の恐怖現象がなんだったのかというのをちゃんと理解しておきたいという好奇心もあるんだよね。ネットのどこかで読んだ言葉だけど「興味本位は無関心よりはいい」という。


僕はこうやって無駄に長くブログの連続更新を続けてきたけど、その裏テーマとしては、自分と同じような統合失調症を患ってる当事者に「こういうケースもあるのだ」と一つの生きた症例を示してやりたいという思惑である。


僕もたまに自分のブログの古い記録なんかを読み返したりするけど、精神的にも未熟であるし、まだ被害妄想が残っており世間に妙な敵意を抱いていたりする。そこんところから今のように比較的安定した状態になったのは、きちんと生活リズムを安定させたのもあるけど、いろんな人たちと出会い、経験値を積んできたからだろう。


過去の記録を読んで思うことは、間違いなく自分はブログの毎日更新を始めた頃の自分よりは精神的に成長しているということである。僕が陽性症状バリバリの時は自殺未遂で冗談抜きで死にかけたからね。オーバードースや自殺未遂で、救急車やパトカーで病院に運ばれたのが2~3度ある。


そういう状況からかろうじて救われて、それで現在のように仕事もやりつつ平穏な生活を送れているというのは、家族だったり医療関係者や福祉の人たちのお陰であろう。それにはいくら感謝しても足りないぐらいには感謝してる。なんだかんだ日本の医療制度というのは、統合失調症という難病でも社会復帰できるある程度は優れたシステムであるということだろう。欠点も無数に目にもつくがね。


この病気ってなんだろうというのは、今でもよく分からない。僕的に言えることとしては、自分自身の感じてることや考えてることがバイアスまみれで全く信用ならないことがよくわかる病気である。被害妄想に囚われてる時は、恐ろしいリアリティで自分が探偵に追われてるとか宗教団体に追い込まれてるという妄想を拗らせる。周りで起きている出来事全てを自分の行動と結びつけたりしてるような感覚である。


後々、精神薬などがちゃんと効いてきて陽性症状を抜けると、あれが妄想であるということに気がつくのである。妄想というのはそれを信じてる時は間違いなく真実なのであるけど、冷静になると荒唐無稽で意味不明だ。夢みたいな感じが現実でも起きる。


そこんところの統合失調症の記録をどこかに残しておきたいという思惑もあるけど、僕は人前に立ったりとか目立つことが嫌いだ。文章を書いたりとかブログを書いたりとかで情報発信を行なっていくことは興味があるけど、これがもしどこかでバズったりなどして大事になり始めると途端に逃げ出したくなる。僕はそういう器ではないので、人前にたって啓蒙や社会活動をやるようなことは、リーダーシップがあってそういう事が好きな人がやればいい。僕はひっそりと暮らしたいのである。


たまに自分のそういう性質について考えることもある。というか、たまにTwitterあたりのそういう障がい者であるとかマイノリティの権利向上活動をしてるような活動家のような人が「障がい者の自分が普通に生活できていて偏見もあんまり感じないのは、ちゃんと権利拡大のために今まで活動してきた先人たちのおかげである」と言っていたりする。


そーいうのを読んじゃったりすると、僕のようにある程度動ける当事者が、めんどくさいからと言って世間に背を向けて日和見してるのは偽善じゃないかと気になったりする。ある程度はマイノリティの権利向上のために、それらしい活動運動した方がいいのか? などと思ったりもするのである。


なんじゃろ。世間の偏見に立ち向かって権力闘争をする人たちが必要というのはわかる。僕が日和見で生活できてるのもそういう人たちの功績があってのことだろう。しかしまぁ、社会というのはそういう権力闘争ばかりで成り立ってる訳ではないので、世間の中で周りの人たちと調和しながら対話して、「こういう病気もあるのか」と自然な感じで納得させられるような活動というのもあってもいいような気がする。


だからまぁ、ブログの毎日更新って、こういう統合失調症の当事者が何を考えて生きてるのかというのを日記としてちゃんと情報発信してみようということで書いてる。自分なりに読者を増やす努力とかはある程度やってるし、そろそろはてなブログの読者も1000人に届きそうである。淡々と日常を暮らして思ったことを書き続けて、それでまぁ同じような統合失調症の当事者を励ましたりとか、この病気でもある程度は社会復帰はできて生活できることなんかを情報発信したいなと思った。

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