超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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キャラクターがたくさん出る小説を書くのは難しいんだよね。

キャラクターがたくさん出る小説を書くのは難しいんだよね。


メンタルの調子としてはまぁまぁ。仕事がそこそこ忙しいので逆に救われている。目の前のことに集中しないといけないので、そこまで小難しいことを考える暇がない。明日は母親の病院受診で午後半休であるので、ついでにスタバのドライブスルーでコーヒーとスイーツを買って整えておこう。


読書の方は最近はまぁ微妙なところ。週末も時間がないので図書館に行けてないし、隙間時間でちまちまとkindleを読む読書もちゃんとやれてない。朝の通勤時間の時にAudibleでドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」を読了したけど、どうもオーディオブックに入ってるのは上巻までらしくて、中途半端に終わってしまう。後は文庫本の方で読んでみるか。



カラマーゾフの兄弟は、よくもまぁこんなに大量にキャラクターを出して同時並行的に事件が起きる物語で破綻が起きないなということに感心している。父親のクズ人間っぷりに周りの人が振り回されるのが少々笑えた。


僕もそれなりに小説書いたりするから、キャラクターを増やしすぎると物語が破綻するというのはわかるのよ。動かすキャラクターが多いと、それぞれのキャラクターの内面の掘り下げに文章のかなりの分量を取られてしまう。キャラクターの人間関係が書いてる途中でよく分からなくなり作者も混乱してしまうのよ。


僕が今書いている「オンミョウデザイア」もシリーズものの途中ではあるけど、登場人物が10人もいるために、泣く泣く登場するシーンを削って脇役になってしまってるキャラクターもいる。こういうキャラクターの魅力で駆動するタイプの物語の場合には、全キャラクターのキャラクターシートやら関係相関図まで作ってどんなふうにプロットを動かすのかよく考えなければならない。誰をメインに据えて、他の人はみんなサブという感じの力関係にしておかないと物語はあらぬ方向へ走り破綻してしまう。


どうも小説を書いていて嫌な予感がするのだが、以前も小説を書いたときはそうだったが、また全部書き終わるのに数年掛かるコースの路線に突入してるような気がしてならない。現在、全体の物語の流れを荒く書くラフなプロットを書き終わり、それぞれの章分けを行ってその中の詳細プロットを書く段階に入っている。ここまでくるのに二ヶ月掛かっており、作業の速度は一日数百文字を追記したり、文章を整理したりぐらいの速度でしかない。僕は遊びで書いてる東方二次創作の小説に、難産で散々苦しんで完成までに2年ほど掛けたことがあり、その時の嫌な思い出が蘇る。


こーいうのは趣味なので時間とか効率の部分で焦っても仕方ないのかもしれない。それに村上春樹さんも言ってることであるが、長編小説の執筆というのはミシンの弾み車を回すようなものである。最初にスピードが出るまでというのは時間がかかるものであるが、一旦勢いがついてしまうと後はちょっとのエネルギーで書くだけの作業になる。途中で投げ出してしまいそれからまた再開させるときに時間が掛かるので、毎日ちょっとずつでも小説の手入れをする時間を作ってやれば時間もあまりロスせず完成するだろう。


今回の「オンミョウデザイア」は登場人物もかなりいるし、ラフなプロットの段階でもかなりの分量があるので10万字を超えてしまうかもしれない。前作の「イヌガミギフテッド」は、玲のシャドウである石動夕夜という存在を描き出そうということに焦点をあてて書いてみたが、それなりに玲と真輝の世界に広がりが出てきたのではないかと思う。「オンミョウデザイア」では、さらにシリーズ全体の黒幕の思惑だとか、選ばれた子供達と高天原との関係であるとか天津神国津神の権力争い、みたいな書きたい世界観をちゃんぽんしてしまったので、分量は相当に増えると思われる。


スティーブン・キング文章読本で読んだことだったかと思うけど、第一稿については思いついた書きたいことを全部ぶちこむぐらいでいいのである。それから半年ばかし引き出しにでも放り込んでおいて、頭の熱が冷めた頃に自分の原稿を読み返して赤ペン片手に不要な部分を全部削ってみるような書き方の方が、物語がシャープになるのである。


やっぱり小説を執筆してる途中の作者には、その作品の全体像というのはしっかりと掴めない。プロの作家であれば編集者が校正して問題点を指摘してくれるかもしれないけど、アマチュアは全部そこんところの細々とした作業も自分でやるしかない。


僕の小説執筆というのは、別にプロ志望で新人賞に出してなんやかんやということを期待してのことではないので、その執筆してるときのプロセスを楽しむための書き方をしてみるのがいいだろう。僕がやりたいこととしては、玲と真輝たちの物語を大団円まで導ければ良いのである。それをネットに出してみて、刺さる人に刺されば良いのであり、まずは創作というプロセスを楽しむことが第一目的である。

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