超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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統合失調症からの回復について知ってることを書く。

統合失調症からの回復について知ってることを書く。


※これは個人の経験談であり、ご自身の精神的な悩みについては医療機関にお問い合わせください。


どうも昨日の夜から調子があんまり良くない。質の良くない情報にハマってしまい、ドゥームスクローリングしてる状態が続いている。これはあんまり良くない。


僕も闘病歴は割と長いので、自分のどんな症状が発生してきたら調子を崩し始めるのかというのはそこそこ分かってきた。ネットでセンシティブな情報を深掘りし始める行動をとり始めると注意信号である。こういう時は、なるべくネットには近寄らないようにして、リアルの方でのコミュニケーションであるとか睡眠に力を入れるなどの対処が必要である。


こういう体調の変化を自分でセルフモニタリングするために、毎日の朝晩にメンタルとフィジカルの調子を5段階評価で評価して、短い日記を書くということもやっている。これはAwarefyという認知行動療法のアプリで勧められたからやってみたことであるけど、どういう状況で自分が調子を崩し始めるのか自分でも分かるようになった。


とにかく僕はひたすらにストレスに弱い。こりゃ、統合失調症なんて病気を患ってしまった人はみんなストレス脆弱性を抱えているものであるけど、僕の場合は会社で強く注意をされただけで会社を休んでしまうぐらいに落ち込む。


まぁ、この所の体調というのは非常に良好なのである。去年やその前の年というのは仕事での人間関係に悩んだりとかプライベートでも酷いことがあったので、本格的に調子を崩してしまい2年近くどん底の調子で生活をしていた。去年の10月ごろからようやく気分が浮かび上がってきたのだけど、やっぱりこれは「日にち薬」とでも呼ぶものだろう。


メンタルの調子が落ちてしまった時は、最終的には時間経過に頼らないとどうにもならないということは良くある。病気でもそうなのだけど、調子が悪い時に焦っていろんな民間療法みたいなやつに頼ったとしても、気休めでそこまでは回復しない。最終的には毎日のんびりとストレスが溜まらないようにしてのんびりと寝て過ごしたりすることが回復に寄与することがある。


特に統合失調症なんて病気の場合、脳が激しい興奮状態でエネルギーを消耗し切ってしまうことがある。統合失調症の回復の過程というのは、よく医療関係のサイトでもあるけどこのような経過を辿る。


参考:
統合失調症の経過 | 統合失調症を知る | 統合失調症ナビ


僕の経験でもそうだったのであるが、激しく妄想で暴れてしまうような急性期に陥ったのち、そこから薬物療法などで妄想を抑えたとしても脳のエネルギーを使い切ってしまい、全くやる気が起こらずに引きこもり状態になる休息期が訪れる。この時はひたすらに一人で引きこもってしまい、一日中寝たきりのようになる陰性症状がメインで現れる状態である。


この陰性症状がメインの休息期では、頭の中では前の健康だった時のように社会復帰して外で働きたいという気持ちはあるものの、気持ちばかりが空回りして全く何もかもやる気が起きないという状況に陥る。気分ばかりが何かしないとと焦るけど、実際の行動は全くできないような感じだ。


後になってきて分かるけど、こういう陰性症状がメインで出てる状態の時には、むやみに気持ちを焦らせずにひたすら睡眠をして休息を取ることに力を入れた方がいい。僕の場合でも一旦、急性期に陥ってからちゃんと状態が安定してくるまでに5年ぐらいの時間が掛かったけど、統合失調症を患うと元のように何かできるまでは年単位で相当掛かると理解しておいた方がいい。


僕が急性期で入院などをしてひとまず妄想が落ち着いて退院をしたのちは、ひたすら家で引きこもって一日14時間ぐらい寝てるような時期が1年は続いた。その時は何事も全くやる気が起こらないので、ひたすらスマホニコニコ動画水曜どうでしょうばかりをみていた。そのため、大泉洋やミスターには妙な親近感があるのだがそれはどうでもいい。


しっかしまぁ、この陰性症状での引きこもり状態であるけど、ある程度療養して時間が経つと主治医の方から精神科デイケアなどでリハビリしないか?と言われるはずである。医者は患者の状態を見て、これぐらいまで回復できたならリハビリに参加させた方が良いだろうと判断してるので、これはちゃんと参加した方がいい。


統合失調症に関しても、他の身体の方の障がいと同じで、使えなくなってる認知機能であるとかコミュニケーションスキルを頑張って使おうとすることで徐々に社会活動をするスキルが回復するようなものなのよ。なんか脳出血の麻痺とかでもそうなのだけど、患者自身がやる気を出してリハビリを頑張ろうという気持ちがないとあんまり回復しない。通所しても眠たいとかの陰性症状が抜けないはずであるが、ひとまずはちゃんとリハビリに参加して飯だけでも食べてくるという気持ちを持つのが重要である。


あとは統合失調症の治療では重要なことであるけど、ちょっと回復してきて普通に戻ったなと感じる時があるかもしれないけど、断薬だけは絶対にしたらダメである。統合失調症というのはいわば、脳のストレスに対する器が他の健常者と比べて小さいような状況なのだけど、向精神薬はこの器を少しだけ補強してくれる。中身のストレスがちょっと減ってきて気分が楽に感じることもあるかもしれないけど、この病気を患う人は元々のストレスの器が他の人と比べて小さいので、また人間関係などのストレスが掛かるようになると再発することがある。


統合失調症は再発を繰り返すと脳のダメージが蓄積して難治性になる。急性期を繰り返していると妄想が固定化されてしまい、元の状態に戻れなくなることがある。薬は一生飲まないといけないのかー?と問われると、僕が持ってる答えとしては「医者に相談もせずに断薬や減薬をするのは自殺行為」としか言いようがない。僕は、ネットの方でもリアルの方でも同病の人間で断薬をして再発して再入院する人は何人も見てきた。一応、加齢をするとそれに伴い妄想が落ち着いてきて医者が薬を飲まなくてもいいと判断することもあるらしいので、それまではちゃんと飲んだ方がいい。


なぜか今日は統合失調症に関する話をしてるけど、この辺りの情報もちゃんとどこかで整理して発表しておきたいなと思うことなのだ。この病気を患うと人生終わり、と思ってしまうかもしれないけど、ちゃんと薬を飲んでちゃんと休息をしてると日にち薬で社会復帰もできるようになるもんである。「待てば海路の日和あり」というようなもので、焦らずにじっくりと療養に努めることが必要であるよ。

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