超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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統合失調症を良くするために知ってることを書く。

統合失調症を良くするために知ってることを書く。


今日は軽くメンタルヘルス系の記事でも書こうかな。ちょっとネットでそれ関係の気になる記事をいくつか見かけて、統合失調症とか精神障がい者の社会的地位の向上をさせるにはどのような取り組みをするのが一番良いのだろうか? と考えてみたくなった。


ネットを彷徨ってるとこのようなweb漫画を見かけた。


togetter.com


このようにして当事者が体験談などを漫画や小説などの作品にしてネットで発表できるようになったのは良い流れだろう。僕もいずれ統合失調症をテーマにした小説なんかを書いてみたいなと思ったりもするのだ。


ちなみに、僕はあまり大っぴらに周りには公表しようとはしてないけど、統合失調症の当事者なのだ。仕事のストレスが原因で、いろんな組織に追いかけられたりみたいな被害妄想を持つようになり、一時期は保護室に入れられるぐらいに非常に荒れてる時期があった。今現在では、しっかりと標準医療の服薬習慣を身につけるように気をつけてたりとか、生活の中でもストレスを溜めないようにと気をつけてる事もあって一度も再発せずに暮らすことができている。


まぁ、僕の統合失調症の症状としては予後が非常に良かったのだと思う。ネットで見かける世の中の同病者をみた感じだと、ちゃんと服薬できずに再発を繰り返してる人とか、どうにも幻聴などが治りづらい人なども見かける。この病気というのは100人に1人ぐらいが発症すると言われているのだけど、いろんな症状が集まった症候群なのでそれぞれの病気の症状なども千差万別なのだ。


ひとまず、病気の重い時期から障がい者雇用で働けるようになった僕の経験や周りの同病者の様子を色々とみたことからわかることがある。この病気の治療というのは、いかにして標準医療の薬をきちんと服薬習慣を身につけておくかということで予後が変わる。僕が観測範囲で見る限りでは、予後が悪くて再発入院を繰り返してる人というのは、医者に黙って断薬や減薬をしている人だ。

統合失調症では、治療を中断すると1年後に70%の人が再発してしまうことがわかっています。

一方で、薬を継続した場合は再発する人の割合が30%に減少します。さらに薬とリハビリテーションなどの治療を組み合わせること、8%まで減らすことができます。

統合失調症の再発率と治療法、薬とリハビリを組み合わせた方法とは | NHK健康チャンネル


向精神薬には副作用があるけども、もし当事者の方で副作用が辛いという方は主治医に相談して薬の量を変えたりとか、種類を変えてみてちょうど良い処方というのを見つけるのが良いだろう。統合失調症の当事者の生きやすさというのは、自分とあった主治医に出会えるかとかちょうど良い処方を見つけられるかで随分と変わる。


ただまぁ、気をつけねばならぬ事もいくつかあって、世の中には統合失調症の当事者や家族を食い物にして商売をしている連中もいるので気をつけたほうがいい。僕がネットを観測していると、怪しげな食事療法や民間療法に引っかかって病気を拗らせてる人を多く見かける。とくに、薬の代わりにこのサプリを飲んどけば大丈夫だとか、この治療をしてれば薬を飲まなくても良いみたいなことを謳い文句にしてる人や団体には絶対、近寄らないほうがいい。薬の副作用で悩んでる時とかなんかはすぐさま主治医に相談して対応してもらおう。


精神科医が冷たくて信用できないなー? みたいな悩みを持っているという方は、益田先生の本とかYouTubeなんかを参考にしてもらうと良いかもしれない。


www.youtube.com



益田先生は精神科医というのがどんな風に考えて治療をしているかという考え方を情報発信している。精神病院に行っても医者は5分ぐらいの診察で何もみてくれないと思ってる方もいるかもしれないけど、精神科医というのはその診察の5分間以外にもいろんな情報を加味した上で治療方針を決めている。日本の医療の仕組み上、あまり一人の患者に長くの時間を掛けられないという事情もあるけども、その環境の中でも精神科医はベストを尽くして治療をしようとしているのかというのは上記の本を読むとわかるかもしれない。


あとは、統合失調症の家族の方でどのように当事者と向き合えば分からないという風な悩みには、精神保健福祉会連合会などがやっている家族会に参加されるのが良いだろう。


seishinhoken.jp


統合失調症の家族や医療や福祉の関係者が集まって、どのようにしたら病気を再発させない習慣づくりができるとか、家族と本人との付き合い方などの相談に乗ってくれます。こちらは全国規模の組織であるので、住んでる都道府県にある所属してる福祉施設へ問い合わせると直近の家族会の予定などがわかるかもしれません。


と、まぁ、僕が知ってる統合失調症関係の情報をまとめるとこんな感じになるかな。僕自身当事者であるけど、動ける方であるので同じ困ってる同病者を勇気づけたりとか、悩みを解決することができないかな? と思ってる。まぁ、この病気の回復というのは一進一退ですよ。すぐ、劇的に良くなったりとかはないです。服薬習慣をきちんと身につけたりとか、自分なりにストレスを溜めずに社会活動のリハビリをしながら数年単位で良くなっていくような病気です。一生かけて付き合うような病気であるから、日常の細かなことであんま感情の乱高下をさせるもんでもないですよ。結果的に人生を満足に生きることができたのならば、健常者よりも深みのある人生を送れるかもしれませんぜ。

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