さて、政治が面白くなってきた。最初で言っとくが僕は反自民のリベラル寄りだ。政治主張が合わない人は今日は読むのをやめときな。
NHKによると、都民ファーストの会が49議席、自民党が23議席、公明党が23議席、共産党が19議席、民進党が5議席、日本維新の会が1議席、東京・生活者ネットワークが1議席、無所属(都民ファースト推薦)が6議席。
都民ファーストの会は、50人が立候補し、49人が当選し、第1党に躍り出た。
自民党は選挙前の57議席から23議席へと半数以下の大惨敗。都議会議長や都議会幹事長、同政調会長ら幹部が軒並み落選した。
公明党は立候補した23人が全員当選。共産党は現有17議席を上回る19議席を獲得した。
小池都知事は、圧勝となった結果を受け「望外の結果に驚いている。責任の重さを痛感する」と感想を表明、新たに選ばれた都民ファーストの議員が「議会そのものを大きく質的に変えていくと期待する」と述べた。
一方、自民党幹事長代行(都連会長)の下村博文氏は「予想以上に厳しい結果。謙虚に受け止めたい。責任は十分に感じている」と語った。都民が厳しい審判を下したことはしっかり反省し、今後の国政運営にどのように努力していくのかが問われるとの見解を示した。
まー、共謀罪の強行採決からなるべくしてなったという感じ。もりかけ問題。稲田防衛大臣の失言。豊田真由子のスキャンダル。消極的に自民党支持だった人たちが大移動したからこんな結果になったんだろうな。野党が引っ掛けるためにトラップを仕掛けた感じもしないし、安倍政権のタガの弛みが全部出てきて勝手に自滅した感じ。特に稲田防衛大臣に関してはなんでこの人を続投させるのかは安倍首相の政治手腕を疑うレベル。いや、この人、失言大魔王過ぎて一人で政権傾けるぐらいの数え役満やってるぞ? 安倍首相のお友達人事がどこまで通用するのか今後を観察しておこう。
僕的には都民ファーストの勝ちすぎもあんまり良いとは思えないんだわ。小池百合子都知事が良いかというと豊洲市場の問題で大迷走してるからな。特に、「安全ではあるが安心ではない」とかいって自分で問題を拗らせて引っ張ってるのは覚えてる。最近、豊洲と築地の両方を使えるようにしていくと発表したけど、なんか小池さんの人気取りだけでやってる感じがしてあんまり印象良くない。
そんなに自民党と都民ファーストでやろうとしていることが変わる気もしないしな。小池知事がどれだけ自民党を批判するかというと、ちょっとチクッとさして笑い合ってる感じ。今日、ようやく小池さんの自民党の離党届が受理されたと聞いた。それぐらいはズブズブの関係。
都民ファーストは典型的なポピュリズム政党だっていってるけどさ、自民党が実のある都政運営してたならポピュリズム政党が第一党になることもなかったはずなのよ。わけわからん印象操作で始終してたもんだから、更にインパクトある小池さんが出てきてきて全部持ってかれた。舛添要一さんは未だに問題になった別荘は売却してないらしいよ。それどころか最近、「都知事失格」なる暴露本を出して小銭稼ぎをしている。
- 作者: 舛添要一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/06/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
舛添氏が都知事を辞めたのが2016年だろ?たった一年程度で政治家がやったことすべてを忘れる民度で民主政治やってるなら、そりゃポピュリズム政党が第一党になるだろうなぁと。自民党を支持してたのだって別段理由がある訳じゃなかったということよ。政治ウォッチャーはそこんところも織り込み済みで見ておかんといかんだろう。
前述したけど、都民ファーストと自民党はそれほど主義主張に変わりがない。小池劇場で頭が変わっただけだ。だけど、今回の都議選のインパクトは後々の国政への影響がでかいだろうな。今日のラジオで荒川強啓のデイ・キャッチを聞いていると、今日、内閣支持率で支持率と不支持率が逆転したということだ。また、ちょっと面白かったのは読売新聞が安倍政権を批判しているらしいんだわ。
小池都政の改革に期待したい。それ以上に、自民党の安倍政権の驕おごりと緩みに反省を求める。それが、首都の有権者が示した意思と言えよう。
これ、読売の社説だよ?ちょっと見ただけでは朝日新聞の社説と勘違いしちゃうけど読売新聞だよ? 安倍首相が野党に熟読するように命令した読売が、こういう社説を出さないとまずくなるぐらいには安倍政権は追い詰められている。
あとは受け皿になる野党がなー。僕は2大政党ぐらいになったら良いなーと思うんだけど、今の民進党にそれは無理かなーと。いや、まじで頼りになる野党が居ない。だから消極的支持派がみんな自民党支持なんだなってのは反対派の僕でも思う。