超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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統合失調症を患ってみて見える境地というのもある。

統合失調症を患ってみて見える境地というのもある。


昨日の飲み会に嫌々参加しつつも、ひとまず2次会で離脱。色々と話を聞いて考えることもあった。


まー、僕は普通の人生で幸せになる路線からは完璧にドロップアウトしているのだけど、普通の人生を生きている人の話を聞いてみると、いろんな苦労もあるし幸せってのもいろんな種類があるもんだなと思う。なんか、僕は不運にもブラック企業で精神をぶっ壊されてしまった故に、普通に働くことも出来ないし、家庭を持って幸せに生きるという路線からも外れてしまった。


別にそれで卑屈になるってことは無いんだけどね。こういうハードラックと踊っちまった人生でもやるべきことというのは色々とあるもんだ。よく世間では勝ち組と負け組という風な区別をするもんであるけど、実際、そういう区別を他人にやってマウンティングしようだとかいうタイプは、さして大勝ちしてるタイプでもないし、自分よりも悪い境遇にいる人を見て自分の恵まれない境遇への溜飲を下げようだとかそういう意図が見え隠れするもんだ。


まぁ、なんというか、そういう風に僕の恵まれない負け犬人生をヲチして自分の自尊心を満たしたいだとかそういう人には「キャイーン」と腹出して鳴いてやりますがな。僕の価値観というのは、人と比べて自分が上だとか下だとか測るところには置いてないし、あまりそういう価値観の人たちとも付き合わないようにしてる。僕が人生でやりたいことというのは、じゃんじゃんバリバリ稼いだり昇進したりして他の人と比較するようなところにはない。


僕が人生においてやってみたいことというのは、創作だったりブログだったりみたいな自己表現の部分で、もっと自分の内面をしっかりと確認した上で、人間としての完成度を高めて、作品や文章で表現してみたい。世の中の情報を確認していると、一生を掛けても消化しきれない面白げなコンテンツであるとか、旅行をしてみて訪ねてみたい場所であるとか、人生で一度は見ておきたいものというのは尽きない。


人生において派手にずっこけてしまったけど、別にこれで失敗したから人生終わりとかそういう気もあんましないんだよね。確かに、統合失調症なんて病気を患ってしまうと、認知機能の働きも衰えてしまって普段の生活で面倒なこともあるし、この病気自体すっごい偏見の強い病気であるから社会活動がかなり制限されてしまうんだよね。障がい者雇用の面接なんかでも、病名聞いたら門前払いというのが何度もあった。あまりにも社会的なイメージが悪い病気であるから、僕は家族と会社でも人事部以外には病名は公表してないよ。


一応、僕は障がい者雇用で働いているけど、ブログやtwitterなどで自分とおんなじ病気を患っている人なんぞを観測していると、自分と同じ程度に働ける人というのも珍しいらしい。ネットで観測できる範囲では、僕みたいな統合失調症を患っていて障がい者雇用で働いていて、それでいてあんまりネガティブな事を書いてない人というのは出会ったことがない。なんだろ、同病の人の数というのはそこそこ多いのであるけど、差別されるのを恐れて公表してない人というのは案外多いのかもしれない。まぁ、客観的にみてみてもちょっと変わった人が多かったりするし、あんま馴れ合いたくないのかもしれないな。


僕自身はこの病気を患ったからといって、劣等感を抱いたりとか、ましてや選民意識を持ったりするようなことはない。病気は病気であるし、辛かった思い出などもあるけども、それはそれとしてこれからも僕は生きていかねばならんのである。病気を患ったおかげで、社会的に弱者とされてる人たちの気持ちとか見えてる光景がわかるようになった。そのことについては、僕みたいな病気を患っても予後が良くて行動できるタイプの当事者が情報発信していかねばならんかなと思ってる。


このブログを書き続けてる理由の裏テーマでもあるんだけど、統合失調症を患った人間であってもこんな感じで普通に生きることはできるのだと、同じ同病者であるとか健常者とかに少しは知ってもらいたいという気持ちもあるんだよね。この病気を患っていて困ってる人だとか絶望している人もいるけども、生きていれば病気を持っていてもできる人生の目的も見つかるものであるし、病気のせいで周りに離れる人もいれば、そんな自分でも助けてくれる本当に自分を思ってる人を知ることもできる。


病気をやったから人生終わりと絶望してる人もいるかもしれないけど、人生はそれでも続いていくし、案外それで見えてくる新しい境地もある。僕はたまに障がい者が作ったコーヒーを買ったりだとか、家計に余裕があるのならば障がい者を助けるための募金へお金を入れたりする。以前の僕であるならば困った人を助けるために募金をしたりするようなことはなかったかもしれない。ブログでも世の中のマイノリティを助けるために情報発信したりしてみて、それで少しでも社会を良くすることができたら良いのだけど。

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