超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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探偵社のグループが統合失調症患者から金を巻き上げてたんだって。

探偵社のグループが統合失調症患者から金を巻き上げてたんだって。


調子は悪くない。今日から天気も良くなってるし、変な頭痛もしない。朝もすっきりと目覚めることができた。やっぱ、僕のメンタルの不調は天気と連動してやがるな。Awarefyというアプリで、朝晩にその時の体調やメンタルの調子を記録してるのだけど、ここんところずっと調子が悪かった。こういう時は無理をしないように気をつけるしかない。


さて、何かこ? 日常生活で特に事件らしき事件なし。今朝は北朝鮮がミサイルをずんどこ撃ってきたらしいけど、世界情勢が乱れている今現在だからこそ北の将軍様も何か裏事情があって張り切ってるのかもしれない。日本の安全保障は色々と考えるところがあるけど、それはまた別の機会に書くことにしよう。


朝のニュースを確認しているとこのニュースが気になった。


newsdig.tbs.co.jp


「電磁波攻撃」とか「思考盗聴」と主張している人から探偵社のグループが金を巻き上げていたとのニュースであるが、こういう主張をする人というのは大体統合失調症を患ってるのであるよね。


僕も統合失調症の当事者なのであるが、まぁ、恥ずかしながら自分も昔、似たような妄想を抱いてたことがあった。創価学会から集団ストーカーを受けていて車で付け回されてるみたいな被害妄想にやられていたことがある。家の中にも盗聴器や隠しカメラが仕込まれていて、自分の行動が筒抜けになっているという風な妄想をしてたことがあった。


なんというか、統合失調症を患ってる人がこんな風に周りから監視されていると妄想してしまうのは良くあることで、ちょっとネットを深掘りしてそういう精神を患ってる人のブログなどを探してみると、電磁波とかサトラレみたいな妄想を書き連ねている人はたくさん見受けられる。


不思議なのはなんでみんな「電磁波攻撃」とか「創価学会からの集団ストーカー」みたいな共通した妄想をしているのか?と疑問に思うかもしれないけど、これは時代や社会情勢によって統合失調症による被害妄想も移り変わっていくようであり、昔は「悪魔憑き」とか「狐憑き」みたいなのが主流であった。メディアなどで電磁波が危険だとかそういう情報が流れてくるから「電磁波攻撃」みたいな妄想に結びついてしまうのである。現代の世の中ではネットやスマホが主流になってるので、ハッキングで自分の情報がスマホから全部筒抜けになってるとか、SNSで自分の個人情報が晒されてるみたいな妄想が出てきてるみたいだね。また、現代社会ではネットによる情報共有によりこの手の妄想も多くの人に共有されるようになってしまっており、陰謀論のようなものを信じてるのはかなりの数の被害妄想の患者が含まれているんじゃないかと思われる。


統合失調症の妄想には共通点があって、外部に秘密が漏れたりとか周りから不思議な力で攻撃されてるみたいな感じの気持ちになる。これは病気によって自我の壁が薄くなってしまい、周りの環境からの刺激に自分の精神に影響を及ぼされてるとか、自分の考えが周りに筒抜けになってしまうと考えてしまうからである。そのため、精神病院では環境からの刺激をなるべく少なくするために隔離病棟を用意している。なぜ隔離病棟のようなものが必要なのかというと、患者が暴れて危険だから隔離しているんじゃなくて、社会や家族などの周りの刺激から患者を守るために隔離する必要があるからなのよ。


昔っから、こんな風に盗聴器が仕掛けられているとか探偵社に調査依頼をする人にはかなりの割合で統合失調症の患者が含まれているらしく、善良な探偵社の場合は依頼主を説得して医療に結びつけてくれる場合もあるようなのである。


www.bengo4.com


しかし、こういう良心的な探偵というのは限定的であり、普通の場合は探偵は依頼だけ受けて調査してなんの結果も得られないという感じであろう。中には悪徳業者もいて、盗聴器が見つかりましたーとか嘘の報告をして盗聴器の除去費用などを追加料金で奪っていく探偵社もあるかもしれない。今回、最初の方で紹介した記事では組織的な探偵社のグループで組織ぐるみでそういうことをやってることが明らかになったということであろう。


まぁ、僕も被害妄想を持ってたからこういう被害者がどういう状況なのかというのも分かるのだけど、途轍もないリアリティでもって自分が攻撃されてると確信しちゃってるから、自力で妄想を抜けるのはほとんど不可能なんだよね。周りの人がそんなことないと説得しようとしても、その人のことを疑ってしまって攻撃者と認識しちゃうんです。こういう人を説得するときにどのように対応するかというと、「否定もせず、肯定もせず」という対応であるけど難しいであろう。


なんというか、統合失調症の患者というのは病識はないけど病感はあるんです。自分は病気ではないと周りに反発したりするけど、なんか普通の感じではないな?という違和感は感じていて、自分から精神病院を受診したりするんです。周りの人が統合失調症の陽性期の人を説得して病院に連れて行きたい時は、大抵、陽性症状が出ている時というのは脳が興奮状態で不眠に陥ってることが多いので、不眠とか本人が不安に思ってる症状を治してもらうために病院で診てもらおうと説得すると案外すんなりと受け入れることが多いです。相談する窓口としては、保健所でどこの精神病院が緊急外来を受け付けるとか教えてくれるので、そこから精神病院に相談してみるとどのように対応するか教えてもらえると思います。


統合失調症って100人に一人が罹る病気であるから、割とよく発生する病気であるよ。学校の同窓会とかに参加してみると一人ぐらいは統合失調症を患ってドロップアウトしちゃった人と出会うと思う。僕自身、この病気を患うとは思ってなかったですもん。そういう罹患率が高い病気であるから社会からの理解度は高めておきたいところであるな。

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