母の日だね。一応、うちも祝っておいた。花束って高いんだね。1000円とられたよ。何して欲しいか聞いたら「ハンバーガーが食べたい」とかいうので、与勝のキングタコスでハンバーガー買いに行った。
アマミチューの墓である。沖縄の世界開闢の女神、アマミキヨの墓だと言われてる。
神道のアマテラスといろいろと共通点がある神様なんだけど、一説によると沖縄から黒潮などの流れに乗って日本に伝わっていった可能性もあるとのこと。でもこれがうさんくせーんだわ。民族学的な根拠があるんだったら僕も信じるのにやぶさかではないんだけど、ネット上ではスピリチュアルの連中がこの説を唱えているの。以前、僕が警鐘を鳴らしたラエリアン・ムーブメントが主にこれで騒いでいる。
なんかさ、スピ系の知り合いから聞いたんだけど、ラエリアン・ムーブメントという新興宗教の信者が知念半島に移住してきているらしいんだわ。沖縄の開闢神話系の遺跡がここに集中しているのね。で、連中はアマミキヨの事を宇宙人だといってるのね。僕の信仰は沖縄の伝統宗教の祖先崇拝(琉球神道)なんだけど、こういう新興宗教を許せると思う?いやはや、ガチで罰当たりだと思ってる。僕の父の祖母はカミンチュと呼ばれるいわゆる霊能力者でな、僕も結構、信心深い方なのよ。
僕は南城市の奥武島の生まれなんだけど、あそこは今でもイザイホーやってるのよ。ウチのオバーはイザイホーのための神様の歌を歌えるカミンチュだったらしいんですわ。イザイホーってのはノロと呼ばれる神職を選ぶ儀式なんだけど久高島だけでやっているといわれている。実はあの辺りの佐敷玉城近辺の島すべてでイザイホーと似た祭りを夏祭りにやるらしいんだね。そこでどうも、佐敷出身の尚巴志が沖縄統一したから、尚巴志が信じていた久高島の神様が多くの人から沖縄で信仰される事になったんだと思う。どうもこのあたりは沖縄の霊能力者であるユタとかに詳しい話を聞かないと分からない。しかも、これだけの琉球の裏歴史を詳しく知っているノロに近いユタというと結構、数が限られてくると思う。
只の拝み屋みたいなユタもいるのよ。しかも、こういうユタに騙されると金だけ巻き上げられて神様を怒らせてバチまで当たる。というか基本。沖縄県民以外の人たちがユタに関わることはないと思う。親族間での口伝えでしか本物の力がある人とは会えないからだ。広告を出していたり、ましてやネット上で喧伝しているユタは商売でやってるユタであって、本当に神様に認められている力があるか極めて怪しい。沖縄ではこういう商売でやってるユタの間でうろちょろしている人を「ユタ買い(コーヤー)」といって親族に居ると非常に激怒する。沖縄の御願は極めてヤバイからである。
なんつーかですね、沖縄の御願というのはガチで一族の行く末を決めるものであって、下手なユタがヘマしたら一族を滅亡させる祟りを当てられる可能性もあるからなんすよ。webで学術的に正しい取り上げ方をしてるなーと思ったのは下記の連載シリーズ。
まぁ、僕は興味本位でこういう御願の話を取り上げているけど、この手の話は極めて危険だからね?本来、webで話すのも結構危ないはずなのである。僕は自分がサーダカーと思って面白半分に拝みの道に入りかけたから、琉球の信仰の裏の話も沢山知ってるため、本職の人からは怒られる可能性が高いんです。本物のカミンチュはいきなり今までの間違った御願を全部言い当ててmaxで怒り始めるから怖いんですよね。たまにGoogleから沖縄の拝みの道を知っている人しかしらないキーワードでアクセスがあったりしてめっちゃ怖い。