超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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情報や道具を正しく使う方法を身につけるのは重要だ。

情報や道具を正しく使う方法を身につけるのは重要だ。


僕は毎日ScrapboxやAwarefyというアプリにその日の体調であるとか、やってきたことをログをつける習慣を持ってるのだけど、そちらのログを確認してみたところ先週ぐらいから体調を崩してるらしい。どうも、メンタルの調子がやや不調である。


どうも僕がメモをつける習慣というのはやや過剰であり、1日のほとんどをエディターの中でメモをとりながら過ごしている。こういうのは僕だけなのかな? と思ってると、最近、倉下忠憲さんの「ロギング仕事術」という本を買って読んでみると、倉下さんも僕とおんなじように毎日ログをとりながらの生活をしているとのことだ。



このロギング仕事術に関してはまだ読んでる途中なので感想は書かないけど、僕とおんなじようにメモを書きまくる生活をしている人がいるというのは、親近感がわくなーと思った。倉下さんはこの本の中で「ホームポジションで仕事をする」という風な表現をしているけど、言い得て妙であると思う。


朝に仕事をする前にはTodoリストをひととおり書き上げてからその日にやる仕事を決めておくし、タスクを1つ終わればScrapboxに戻ってきて次にやるべき仕事を確認して、全体の進捗などを確認しながら仕事の方向性などを確認するようにする。僕もこのような「ホームポジションで仕事をやる」という習慣で作業をするのが癖になっている。


僕は今までさまざまなライフハックであるとか仕事術の本を読んできたけど、それらの情報というのは読むだけではまったく意味がない。得られた知識を実際に自分の手で使ってみて、その道具が自分の血肉になるまでは使い込んでみないと情報の本当の価値というのは分からない。


ビジネスパーソンであればそれぞれ仕事のやり方で参考にしている本であるとか作者というのはいるかもしれないけど、これは数ばっかりを増やしても意味がないなと気がついたのは最近からかもしれない。昔の僕というのは、得られる情報を絞り込みもせずに大量に集めまくり、その結果、情報過多で手が動かない意識高い系が爆誕したのである。


優れた農夫というのは、仕事ばっかりをするのではなくて定期的に農具を手入れするものであるけど、世の中には道具を手入れすることばっかりに熱心な農夫というのも存在して、当然であるがそういう農夫の生産性は低い。手段と目的を混同してしまう問題というのは、はるか昔から例には事欠かない問題である。


「ハンマーを持つものにはすべてが釘に見える」という表現があるけども、これも真であろう。とある問題を解決する方法について、世の中にはもっと素晴らしい方法というのが存在するという思い込みというのは、ネットやSNSが広がることでものすごく強くなったように思う。草刈りのようなコツコツと単純作業をやれば解決できるような問題であっても、もっと一網打尽に凄まじく効率の良い情報というのがネットには溢れており、その情報を検索する方に力を注ぐ人たちがいる。実際のところ、余計な情報を入れずとも草が伸びる前の小さい時期に手でさっさと草を抜いてしまえば良いだけである。


以前、こういう記事を読んだ。


www.gohatori.com


ここ最近、ネット通販とリアル店舗での値段の逆転現象が起きてるらしく、amazonなどで高価で販売されてる商品がリアル店舗だとものすごく安価で販売されてるケースがしばしば存在してるのだという。


世の中のユーザの商品の購買経路が、リアル店舗に出向いて商品を買うよりまずはネットですぐに確認して通販で購入するという動きになってるので、ネット通販の方が商品が高額になるのである。以前のネットを知っている人だと、ネットも確認せずに家電などの商品を買うやつは情弱という風な風潮であった。しかし、現代においてはネットでの情報をきちんと精査する方のコストが高くなっており、ネット上にある無数の選択肢の中から最適解を選び出す認知コストというのが高くなっておりかえって何も考えずにリアル店舗へ足を向けたほうがもっとも効率的であることもありうる。


そこんところの世の中の状況を顧みるに、世の中に溢れる効率化の情報の中から、自分の手にあった方法を見つけるために手を動かす重要性というのは普遍的で変わりないのだと思う。色々と使う道具を工夫する必要というのもあるけども、まずは1つの道具を手に馴染むまで使い込んでみないと工夫のやり方も分からないものであるし、1つの技術に熟練しないと派生するアイディアも分からない。


今回僕が書いてるエントリーは自戒である。僕はとにかく情報ばっかりを集めて手を動かさないという悪癖が顕著だ。良い本を見つけたとしても、それを自分の生活ではどのようにアレンジして使うのかという具体策を考えて、自分の生活の中で情報を使いこなすテクニックを洗練させるのは重要であるね。

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