独学や在野研究の道を究めてみたい。
仕事の調子は悪くない。今週の初め頃はサボりすぎだったので、なんとかせねばとブログで書いたけど、そのおかげで仕事をやる気力が戻ってきている。ポモドーロテクニックで30分仕事をやって10分休むというインターバルで作業をやってるけど、それでサボらないで仕事ができている。良いことだ。
仕事の傍ら、最近「在野研究ビギナーズ」という本を読んでいる。
この本は、大学などに所属せずに個人で研究をやる「在野研究」をやってる人たちにインタビューしてまとめている本である。まだまだ序盤だけど、すごく興味深いことが色々と書かれている。
これを読んでみて僕も、「在野研究やりてー!」と思った。ここの所のネットの観測範囲で独学ブームというのが来てますね。僕は読書猿さんの「独学大全」を読んでみて、実際に自分でも色々と独学をやってみたいと思って英語の勉強などをやり始めた。読書猿さんの「独学大全」は本当に凄いですよ。どれだけ恵まれない人生であっても独学はすることが出来る。世の中の解像度を高めることで考え方も変わる。僕はあの本で世の中の見え方がポジティブな方に変わりました。
インターネットが発達して、誰しもが情報発信ができる情報社会が到来したことで、独学者や在野研究をやってるものにとっては今までなかったチャンスが訪れている。今までの時代ならば、個人研究をしてもその研究成果を発表する方法といえば、なんとか高いハードルを飛び越えて学会誌の査読に応募して掲載してもらうか、自費出版でもやるしかなかった。学会誌に載せるのはものすごくハードルが高いし、自費出版ではほとんど誰にも相手にされなかった。
ところが、インターネットが出現したことで個人でもやりようによっては個人研究で社会に爪痕を残す方法が出てきている。インターネットではオープンアクセスの論文はたくさん出てきているし、個人でも気軽に論文の読み書きが出来るような環境が出現したのである。
個人であってもデータベースにアクセスして無料で論文を手に入れることができる。それを元にして研究や実験をして論文を書いて、それをブログなどでネットに発表することも出来る。こうやってネットに研究結果を発表してアカデミズムに影響を与える在野研究の研究者も現れてきている。面白い世の中になったものだ。
僕の人生の目標というのは「晴耕雨読で死ぬまで仕事を続けるかたわら、創作をやったり独学をやったりして楽しみながら人生を生きる」というものなので、こういう独学や在野研究みたいな知的生産の方法論についてはすごく興味がある。
創作をやったりとか独学をやったりとかは、わりかし体力のある若いうちから修行を積み重ねていたほうが良い。創作をやったりとか本を読んだりとか、やってる人だったら分かるかもしれないけど体力が必要。歳をとって定年退職した後なら時間が有り余っているので、そのときに色々と趣味をやりたいとか考えている人も居るかもしれないけど、絵を描いたり小説を書いたりとか難しい本を読んだりすることというのは技術が必要なのだ。そして勉強をするためには若い頃からコツコツと積み上げていないといけない。歳をとってから急になにか初めようと思ってもなにも出来ず、テレビに見られるだけの老後というのもあるので、今のうちから何か趣味は見つけておいた方が良いよ。
僕もゆくゆくは自分で小説を書いてkindle本にしてセルフパブリッシングしてみたりとか、OSSの開発に参加してみるのも面白そうだなと思っている。在野研究で論文を読み書きしてみるのも面白いかもしれないな。
なんってか、在野研究だけに関わらず、大学院とかもすごく興味はあるのよね。もしチャンスがあるのなら大学院に進学してみるのも良いんじゃないか?って思っているのよ。費用の問題だったり時間の問題はあったりするけど、アカデミズムの領域でいろいろと研究をしてみて知見を広げてみたいという気持ちも強くある。
いずれにせよ、どんどんと本を読んでいって知識を深めていって、自分の人間としての完成度を高めていきたいという欲求は昔からある。独学にせよ在野研究にせよ、そうやって色々と研究や勉強を積み重ねていった結果、見ることが出来る世界というのに至ってみたい。そうやって学んでいった情報についてはブログでも発表していこうと思うので、読者諸氏におきましても今後ともよろしくおねがいします。