マシュマロの募集
日曜日はマシュマロへの回答を行います。僕に何かしら聞きたい事がありましたらマシュマロまで質問を寄せてください。
今週はまだ一件も届いていないですね。もし、何も質問が届かない場合はみんなの質問から適当に2問ぐらい抜き出して回答しようと思います。でも、どっちかと言うと自分宛に来た質問の方が嬉しいですね！ 僕に何か聞きたい事があればお気軽にマシュマロまで質問をください！
今だからこそ夏目漱石の個人主義を見返す時期なのだと思う。
なんかtwitterを彷徨ってたら次の記事が流れてきたんですよ。
軽く要約すると、書籍などを読んでいると幸福論には類似した点があるんだけど、ネットやtwitterなどで流れてくる幸福論ではそれらの書籍から得られる幸福論とは真逆の主張をしている物が観測される。みたいな感じである。
書籍から得られる幸福論というのは下記の感じである。
・孤独は人間の身体的健康や精神的健康に悪影響を与えて、不幸をもたらす。独身者は既婚者よりも不幸であり、コミュニティに帰属していない者は帰属している者よりも不幸である。
・美味しいものを食べる、贅沢をする、ゲームやギャンブルなどの娯楽を楽しむ、というタイプの行動から得られる快楽は一時的なものに過ぎずすぐにマンネリ化して、全体としての幸福には繋がらない。目標を定めて努力をする、やりがいのある充実した仕事やミッションを行うなど、コミットメントを伴う長期的な活動を行うことが、幸福につながる。
・自分のためだけに生きている人よりも、家族なり愛する人なり友人なり地域なり社会なり宗教なり、自分以外の他者やコミュニティのために生きている人の方が、幸福になりやすい。
一方でネットから得られる幸福論というのは下記の感じである。
・結婚はコスパが悪いギャンブルなのでするべきではなく、家族やコミュニティは諸悪の根源である。孤独でいることのみが幸福につながる。
・労働は人間を疲弊させて時間を消費させるものであり、賃金を得るための必要悪に過ぎない。コンビニやチェーン店の安価な食事、アルコール度数の高い酒、アニメやゲームなどの趣味から得られる快楽のみが幸福である。
・家族のためや社会のために生きようと考えている人は愚かである。人間は自分のためだけに生きるべきである。
……まぁ、ここまでの物は極端化しすぎといえども、単純化しすぎたアドラー心理学みたいな人生訓を垂れ流している人は結構いるなーという印象である。なんというか、個人主義を尊重しすぎるあまり他人との調和はどうでもいい、みたいな幸福論を吐いている人間は結構いる気がする。
なんというか、個人主義としても深度が浅いのである。私というものの掘り下げが浅くて単純な快不快だけで物事を判断していて経験や歴史に裏付けされた主義主張が無い感じがするのだ。吐いている幸福論に関しても耳目を集めるために過激な言葉を使っていて実際その人の経験と結びついているのかさえ不明な意識高い系の説教みたいなもんを垂れ流しているアカウントは結構ある。
そもそも社会に対する個人を確立しきれていない人が多いんだろうなーと言う気がする。現代においては規則正しく会社勤めするのが正しいみたいな文化にカウンターカルチャーとしてネットで稼ぐフリーランスなどをしてレールを外れて自由に生きる的なライフスタイルが流行なんだけど、こういう生き方がすべての万人に適したやり方という訳では無くて、その人その人の状況において適時判断せよということなんだけど、固定観念にはめられてその考え方以外出来なくなっている人はたくさん見かける。
確立された個人主義があってこそ他人と考え方を相対化できて本当に自立できるみたいな考え方は夏目漱石の「私の個人主義」で語られている。
自己本位とは、「自分が好いと思った事、好きな事、自分と性の合う事、幸にそこにぶつかって自分の個性を発展させて行く」ことであると述べている。さらに、自己本位にとどまらず、他人の個性をも尊重すること。これが漱石が言う「個人主義」と考えることができる。
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人生において完全に普遍的な幸福論などはなくて、各人において状況を判断して適時判断しないといけないんだけど、思慮が浅い人は一つの物差しを手に入れるとそれですべてを測れるとおもっていて、それですべてを語ろうと喧伝してくるから質が悪いのである。
せめて、その幸福論が実際に自分の人生に適応して効果があったかぐらいは判断して情報発信してもらいたいのだけど、情報が氾濫している現代においては誰よりもアテンションを集めることこそが正義であって反って正しい情報が得られなくなっている。せめて、自分の人生を運用する情報に関してはエビデンスのある情報を選択した方が良いのでは無いかと老婆心ながら思うのであった。
今日の徒然
今日は休日出勤で午前中は会社に出ていた。9月頭が納期で、いま現場が炎上中って感じ。まぁ、僕はそれほど焦るような仕事を渡されている訳でも無いけど、それでも他の人が働いているのに僕だけ休むという訳にもいかないので午前中だけパパッと事務所に行ってきて半ドンで帰ってきた。
今日の昼飯は沖縄そばを食べてきた。
なんか流行の沖縄そば屋だから来てみました。そばにタピオカを入れたりと結構斬新な新スタイルの沖縄そばに挑戦している店でしたね。
ほんと、軟骨ソーキがとろとろになるまで煮込まれていて手が込んでいるなーと感じました。そば自体も普通に美味しかったので、もう一度行きたいですね。他にはぜんざいなども美味しいらしいので、次に行った時はそばとぜんざいを食べてみようと思います。
まぁー、本島南部のそば屋といえば与那原屋と玉屋がありますけど、ここの琉心そばのそばに対する工夫としてはなかなかレベルが高いと思います。だけど、いくらタピオカが流行ってるからって沖縄そばにタピオカ入れるのはミーハーかな？って気もするけどね。沖縄そばなんて伝統の味って感じの物だからあんまり流行り物には飛びつかない方がいい気がするけど、でもそばの味自体はとってもグーでした。
琉心そばおすすめです。
