超メモ帳(Web式)@復活

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2018年8月8日、翁長雄志沖縄県知事が膵臓がんで亡くなった。

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2018年、8月8日。翁長雄志沖縄県知事が膵臓がんで亡くなった。67歳だった。


www.okinawatimes.co.jp


やれやれ、どうして仕事をしている政治家ほど早く亡くなってしまうんだろうな。沖縄にとっては大きな痛手だ。反基地運動によらず強いリーダーシップを持ってた人なんだ。彼が居なくなってしまうと沖縄は求心力を失う。


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沖縄には、いまでも全国にある米軍基地のうち、70.6%(面積比)が集中している。県内人口の9割が集まる本島は、約15%が米軍基地で占められているほどだ。

基地の返還は少しずつ進んでいる。しかし、米軍をめぐる事件事故は相次いでいるままだ。翁長知事はこうも憤っていた。

「何百回も抗議している。繰り返しても、世の中が何も変わっていない。もう米軍を良き隣人とは呼べない。いまの状況は知事として、受け入れられるものではありません」

トラブルのたび、翁長知事は東京へ行き、日本政府や米国大使館に抗議してきた。そのあとには、政府側から必ずのように次の3点が伝えられたという。

・基地負担の軽減

・県民に誠心誠意に寄り添う

・米軍に原因究明と再発防止を訴える

そしてまた、事故が起こる。「負担軽減」「誠心誠意」「再発防止」。儀礼的な虚しい言葉が繰り返される。翁長知事は、嘆息交じりにこうつぶやいた。

「ただただ、虚しさを覚えている。この本土と沖縄の溝はいつまで深く、広いまま縮まらないのか、ということを考えているんです」


あんまり多くは語りたくないんだけど、沖縄に軍基地が残っているのは昔ながらの差別の構図だ。それに対して声を上げるだけでも「中国人がなんちゃら」みたいなめんどくさい連中が集まってくる。だったらぜひとも反対運動に反対の君ん所の地元で米軍基地を引き取って欲しい。年に1~2度、本当にヘリやらオスプレイが降ってくる現実を見たら気持ちも変わるだろう。


www.ituki-yu2.net


僕は沖国大でヘリが落ちてきたとき、目の前でヘリが墜落して炎上するのが見えるほど近くに居た。観光などで琉球の文化を見たり、青い海でリゾートしたりっていうのがあるかもしれないが、沖縄で住むってはそういうことだ。地元に住んでない人にはわからんかもしれんが米軍は異常なほど横暴だ。


翁長さんが亡くなって辺野古基地の反対運動も今まで知らなかったステージに入っていくだろう。全国の70%の基地が集中している沖縄に新たに基地を作ろうって訳だ。国は勝手に既定路線で推し進めようとしているみたいだけど、地元民としては反対という立場でいきたい。いや、なんってか、沖縄に新たな基地を作りたいってことだったら、戦争で親族殺された子孫や実際に戦争の被害にあったオジィやオバァを全部説得してみせよ。


なんってかな、翁長さんのあとの県知事選がどうなるかだよな。間違いなくオール沖縄も求心力を失う。やな流れだよ。一応、僕は最後まで翁長さんがやろうとしてたことがどういう結果になるのか見届けるつもりだけど。

一方、沖縄に生まれ育った若い人の間で、基地問題への意識が低下していることに対しては、「ある意味で、良いことだとも言えますよね」とも語っていた。

なぜか。これは、上の世代が抱えていた「基地問題」や「沖縄差別」に対するコンプレックスを、若者が抱えなくなったことの裏返しだと見ていたからだ。

若い人たちは、圧政的だった米軍統治下も知らない。また、経済的にもある程度生きていけるという状況に生まれている。『なぜ基地があるのか』と考える機会も、だんだんと薄れているのでしょう」

背景には、安室奈美恵さんなどの沖縄出身の若い世代の活躍や、観光産業を中心にした経済の伸びがある、と指摘していた。

負の遺産を背負わないで、沖縄がこれから発展をしていく、世代交代の時なのかもしれません。だからこそ、基地問題は僕らが解決しないといけない」

「沖縄は日本国民の一員であるだけではなく、台湾はお隣で、中国とは600年の付き合いがある。みんなと仲良くしていかないといけない。だからこそ、架け橋になることもできる」

「そうして、アジアの様々な国の人が行き来をできるような沖縄になれば良い。どこかの国が戦争をしようとしても、自国民がいるから戦争できない、というような。平和の緩衝地帯、そんな場所にできたら良いと考えているのです」


最近、チビチリガマ千羽鶴なんかを荒らしたりしたのが地元の高校生だったり、反戦運動がダサいみたいな流れも出てきている。こういう風な事態もあった。


battle-of-okinawa.hatenablog.com


戦争経験者が高齢化して居なくなっていくからこそ語り継がんといかんのだろうなぁ。今日はまとまりがないエントリーになってしまったけど、地元民にとっては翁長知事が亡くなるってのは相当大きな衝撃だ。全体の流れを見抜いてスマートに行動しないといけない。今度の8月11日に県民大会があるみたいだからどんな感じなのか見てこようと思う。僕らが活動せんと沖縄は住みよくならん。


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