超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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京アニ事件について僕が考えることなど。

京アニ事件について僕が考えることなど。


今日は午後から半休をとって、内科に行って高血圧の薬をもらってきた。やっぱうちは家系的に高血圧の一族であり、気をつけなければ血管を切ってしまいやばいことになるので、予防的にでも弱い降圧剤は飲んどいた方がいいのである。


さて、今日のブログは何をかくか。最近、自分の病んでるところにフォーカスを当てがちであり、こりゃいろんな人に心配を掛けるのであんまやりすぎるのも考えもんだなと思ってるところである。


なんかさ、僕はまぁ病気持ってはいるけど、これはまぁ仕方ないことだと割り切ることはできてる。いちいち過去のことを振り返って嘆いてばっかりいても先に進めない訳で、こうやって障がいを持ってたとしてもそれはそれとして自分の行動の制約に含めた上で実行していくしかないと思ってる。


まぁ、自分はそんな感じで障がいに関しては「そういう条件がある」ぐらいの認識で行動してるのだけど、世間一般ではやっぱ統合失調症なんて病気はいまだに相当に偏見がある病気である。そこんところは誰かが周知活動をして、きちんと薬さえ飲み続けていれば寛解して社会復帰もできるということを教えてやらないとならない。


別にさ、僕がその役目をしなきゃならんのか? ということはそこまで深く考えてもいない。僕自身は普通に一般企業で働ける程度には回復をしているし、それなりに社会経験も積んでると思うからあまり一般世間から見て的外れすぎることは書いてないと思う。この病気をやっていてもこの程度まで普通の生活をできるということを伝えることは必要かなと思ってる。


しかしま、ほんとこの病気に関しては世間の印象では誤解があるというか、悪質な偏見というのが多い病気であると思うよ。どうも、ニュースなどを見てると京アニ放火殺人事件の青葉容疑者はやっぱ統合失調症じゃないかなという言及も多く、これでまたこの病気に対する世間の風当たりが強くなるのはため息が出る。


一応、念のために統合失調症患者の犯罪率について書いておきますけどね、平成21年における一般刑法の全検挙人員の中で精神障害を持ってる人の割合は0.9%。この値は人口全体における精神障害者の割合を考えれば高くない。この数値に関しては毎年概ね0.7%~0.9%で推移している。しかしまぁ、重大な犯罪に精神障害者が関わってる比率は高いが、それは薬物乱用であるとかアルコール乱用が強く因子として絡んでるという。


med.m-review.co.jp


僕は、センシティブな話題については触れると疲れるし、ネットで誰かと議論をしたいとは思わない。それはそれとして、社会で生きていれば不具合を感じるところは健常者でも発生するし、周りからの合理的配慮が必要となってくる障がい者というのはもっと困り事というのは発生する。そういう社会の中で改善してもらいたいことについては声を上げて主張をせねばならぬし、泣き寝入りをしているとおんなじ悩み事を持ってる同病の人たちまで困ったままかもしれない。


そういう意見の通し方というのは課題であり、僕は内向的な性格で自分の主張をするのが苦手である。こうやって毎日ブログを書きながらあることないこと色々と書いてはいるけど、明確に政治的な意図をもって主張をするのは避けてるフシがある。


そうやって世間から背を向け続けて日和見で生活をしていると、いつか茹でガエルのように自分の生活もにっちもさっちも行かないぐらいまで世間の偏見が強くなってしまう出来事も発生するかもしれない。とくに今回の京アニ放火殺人事件についてはマスコミもセンセーショナルな取り扱い方をしているし、世の中のステレオタイプ統合失調症と同じような言動を青葉容疑者は繰り返している。


僕自身の個人的な視点からの話ではあるけど、統合失調症を患ってる人の大半というのは病みがちで気弱でストレスに弱い人たちというのが大半である。陽性症状で派手に暴れてるタイプというのはちゃんと治療を受けてないパターンが多い。妄想で興奮状態になってるのも、ほとんどの場合は周りから攻撃されてると感じていて防衛機制で反応してるだけであるし、そこから実際に他人に危害を加えようとしているというよりは身を守るために暴れているケースが多い。


京アニ放火殺人事件の青葉容疑者については、実際に犯罪を犯して自身も死にかけたけど命を取り留めて裁判を受けている。裁判の中で、この事件では何があったのかという真実をはっきりとさせて、その上で社会の中で同じような重大犯罪がまた再発しないように社会全体で考えねばならぬのである。


僕自身は統合失調症の当事者であるから、この病気は抗精神病薬で妄想などの陽性反応を抑えることができるし、適切に医療や福祉を使ってリハビリをしたら社会復帰をして働くこともできることを知っている。近年では第三世代の治療薬も開発されたことで、早期に医療が介入して治療を開始をしたのなら比較的予後が良いのも知っている。


僕自身がブログを使って何かこの病気についての偏見を減らすために活動するとするならば、自分の立場を明らかにした上できちんと毎日普通の生活を記録していくことであるなと思っている。それはそれとして病んだ記事ばかりを書いていると疲れるけど、当事者の立場をよくするためにはやらんといけんこともあるのであろう。

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