久々に沖縄を離れて岡山に居る。
転勤で沖縄に来たのが2年前なので内地に来ること自体が本当に久々だ。所用で、というか社員旅行で韓国に行くことになったので本社のある岡山を訪れているのだ。
社員旅行と言ってもクラッシックなサラリーマンの社員旅行である。勤め人の方なら想像頂けるだろう。そんなに華やかな物ではない、むしろ酒に爛れた死屍累々たる惨状の有様を想像したほうがよろしい。
明日、韓国に発つということで岡山で一泊することになったので、慎ましやかなビジネスホテルの一室にてネットブックより、このテキストを綴っている。
僕の場合は、こういう文章を書くこと自体がなかなかに珍しい行為である。インスピレーションから筆を走らせても割合に文章を書けるようだ。なかなかにおもしろい発見だ。
久々の日本本土だが、感覚としては淡泊な土地だなと感じる。沖縄は夜中でも空気が濃密でねっとりとして、ざわついている。小学生ぐらいの子供が夜中から走り回っていたりするのがスタンダードな光景だ。何もかもが雑然としている。道草も本土と比べると、沖縄の雑草は色素が濃い。それが良いとも悪いともいわないけどね。
なんかくうべいということで食べログから近隣の適当なラーメン屋を探して、入ったのだが、本土のラーメン屋の主人というのはなんでどこでもあんなに偉そうなのかなと。偉くはない、偉そうなのである。
椎名誠のエッセイ的な言葉使いをするならば、コノヤロ的な感覚が駆け巡るのです。俺は客だ!、と。
鬱屈しながら食べたつけ麺はとてもおいしかったです。魚介スープ系ですね。皮肉ではなく調理の技術的には高いよなと。でももう行きません。
なんだろうな、沖縄でも態度の悪い店はいくらでも有るんですよ。でも、ああいった冷ややかな感じで態度の悪い店ってのは経験上無い。喧しくて客を無視していたりはするけど、変に自意識をこじらせて客を見下している店主は居ない。
この辺りが沖縄にいて楽だなと思う一つの要因だったりする。
ともあれ韓国旅行である。有川浩の初期三部作を持ってきた。帰るまでに読めたらいいなと思う。
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/06/25
- メディア: 文庫
- 購入: 18人 クリック: 177回
- この商品を含むブログ (296件) を見る