Googleのウェビナーを受けてみて真剣に自分のキャリアを考えようと思った。
さて、何を書くかな。普通に仕事してるだけだもんな。とくにブログで書けるようなネタというのも存在しない感じであるよ。世の中のキラキラした生活をブログにして書いてる人たちを見ていて思うのだけど、どこにそこまで旅行をしたりとか外食をしたりするお金やエネルギーというのがあるのだろうか? ああいう生活を真似してるとあっという間に家計が火の車に陥るだろうし、そこまで頻繁に食べ歩きとかしても体重が増えて貯金が減るだけでそんなに楽しくなさそうである。
まー、でも最近はちょっと前と比べると全体的な生活のエネルギーも回復してきた。ちょっと前に仕事を辞める辞めないの騒ぎでえらく消耗していた時期があったのだが、ひとまず今はこの会社で様子を見ようというぐらいには気持ちが落ち着いてきた。
や、なんというか、健常者の人で自分とおんなじような状況に追い込まれてる人はさっさと辞めて転職した方がいいんすよ。僕は障がい者雇用で働いてる人間でさ、ハローワークの求人情報なんかを見ても今の会社以上の条件の場所ってまずまず見つからない。今の人間関係が嫌だからという理由ですぐに転職をしてしまうと、条件の悪い会社に転職してしまうことになってしまい人生全般がランクダウンしていく将来が想定される。
なーんか、今の職場で働き続けても昇進もしそうにないし給料も激安であるし、将来の希望的なものはそんなにないのだけど、ひとまず今の状況というのはプログラマとして技術の仕事で食えてはいるのである。今、無理に転職をしてしまうとタイプが合わないブルーカラーの仕事であったりとか、下手をするとA型事業所とかに勤めないとならなくなる。そういうのは流石に御免である。
ひとまず転職活動自体は色々とやっていて、Googleの障がい者雇用プログラムがウェビナーで説明会をしてたのでそちらに参加してみた。
障がい者雇用でもGoogleに入れたら夢がある。絵に描いたようなキャリアアップであるし、一度でもGAFAMの企業に入ることができたらハクがついて、Googleを退職することになったとしても他の一流企業が引くて数多じゃないかなと想定される。
現状でGoogleが障がい者雇用を募集してるというのは渡りに船であるので、そちらの説明会を見てみたのよ。そしたらまぁ心を折られたね。同じ障がい者でもGoogleに勤めてるような人たちというのは根本的にレベルが違う。なんか障がいを持ちながらも一流大学で修士論文を書いてる人だったりとか、海外で起業をして社長を務めてたという方達がGoogleでは勤めてるみたいだね。
僕は自分は障がいを持っていてもできる方の障がい者ではないかと慢心してたのよ。しっかしまぁ、Googleに勤めてるようなトップクラスの人たちというのは、パラリンピックの金メダリストみたいなもので、障がい者ではあるけど健常者以上に能力を持ってるような人たちばっかりなんだよね。そういう人たちの話を聞いて、かなり壮絶に凹んだ。
やー、まぁ他人と自分を比較するのは危険な道であるよ。そりゃ、Googleで働いてるような人たちというのはITエンジニアの中でもトップクラスの人たちばかりであるし、世界クラスで優秀な人ばかりが集まった企業であるもんな。でも、労働環境はものすごく良さそうだったよ。聾者であれば一人一人に手話ができるサポートの人をつけるとか、最高級のサポートで仕事ができる環境で流石にGoogleであるなという感じだった。
それは兎も角、僕は地方の中小企業でなんとかかろうじて障がい者雇用で働いてる程度のエンジニアであるし、僕程度のレベルであればGoogleとかはどだい無理であるという自覚はできた。僕は僕のレベルでなんとか重宝されるような現場を探して、そちらで長く勤められたらいいなと思った。
ここ最近、転職がしたいということで自分が働く理由なんかを考えてみてるのだけど、とりあえずまぁ生活で食っていくためというのは大前提であるけど、それプラス自分の能力でちゃんと社会貢献できることなんぞできたらいいよねなどと思ってるのである。
また綺麗事言ってるやんけお前と思うかもしれないけど、これはわりかしマジである。閉鎖病棟に閉じ込められてたりとか福祉施設で飼い殺しになりかかってる時に、まったくなにもせずにただ暇を潰す人生の恐ろしさを感じた。僕は虚栄心が強いのかなんなのか、誰にも必要とされずに朽ちていくのはものすごく嫌だった。
だからまぁ、自分が健常者と比べると能力が低いのは分かってるけど、自分のできる範囲で死ぬまで働いていようと思ったのである。幸いにして多少はプログラミングのスキルとかは持っているであるし、このスキルを使って少しは人の役に立つ仕事をしながら死ぬまで働いて生涯を終えたいなと考えている。
「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」また山月記だねぇ。今読んでる本が終わったら読み返してみるか。